渡辺龍策のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日中関係の書物読んでいると、時々「馬賊」という言葉が出てきて、いったい彼らは何だろうと思っていた。
清朝が崩壊すると北部の農民たちは、さらに北の他民族などからの侵略を受けるようになる。これに対抗するために自衛組織が遊撃隊として立ち上がる。(逆に盗賊の仲間入りする者もあった。匪賊、土匪、山賊などというのもあった。)
農民としては政府の役人や官兵などの「官匪」よりも遊撃隊による保護のほうがまだしも信頼が置けた。そしてこの「遊撃隊」こそが「馬賊」の本来の姿だという。
日本軍は満州攻略のためにこの「馬賊」を大いに利用した。そして最終的に用済みになるとあっさり使い捨てにしたのである。その中