阿部亮のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本作の著者をご存じの方はいるだろうか。阿部亮。日本の司法書士であり、ラジオ番組メインパーソナリティという二足のわらじをもつ。
世の中には様々な世界一周本が存在する。その中でも一線を画すのが本書。それは、タイトルにあるとおり”NGO”が関係している点にある。ただし、世界一周にNGOと関わっていたということでなく、世界一周を終えて日本に帰ってきた時、世界一周した国や場所へ恩返しするときに、NGOやNPO、その他団体と協力するという意味。
彼の帰国後の活動は、主に支援金を送ること。そして、カタチに残すことを考えて学校を毎年1校立てているとのこと。今までわたしも海外にいろいろ行ってきて、この想いま -
Posted by ブクログ
司法書士の阿部亮?あっ〜ラジオで流れている19歳で世界一周したが売りの司法書士新宿事務所の人かと思いこの本を手に取ってみた。思い込んだら突っ走っしてしまう性格のようで、その勢いで世界を旅行し、色んなことを感じたみたい。自分の学生時代の貧乏旅行を思いだし懐かしさを覚えてしまった。中盤から本のタイトルにあるようにNGO・NPOのリーダー達の紹介があり、後半は震災の現状と思い、そして活動について書かれていた。とにかく熱い思いが綴られていて、その行動力が凄い!まずは自分が出来るボランティアや活動を少しずつ初めて継続することが必要。そのためには自己満足が大事だと。まず何から始めようかな〜。
-
Posted by ブクログ
前半は著者の学生時代の旅行体験記、そして著者のNGOへ対する取り組み、後半は他のNGO・NPOで活躍している方へのインタビュー、東日本大震災の被災地のレポートという構成。
そのため、話がとぎれとぎれになっている感は否めない。
とくに、旅行体験記は読み応えがあるものの、この本のテーマや趣旨を考えるとボリュームが多すぎるかも。
そうはいっても著者の実体験や行動から語られる社会貢献・ボランティアの実例には感服。日本では「ボランティア」を「偽善」と見られがちな側面をしっかりととらえ「それで構わない、キレイごとでもいいから実現すべし」との姿勢には唸らされた。
無理せず、できるところから、ちょっとした意識 -
Posted by ブクログ
二度の世界一周旅行を経て司法書士となった著者が、自身の経験を踏まえ、ボランティアや寄付行為、NGO等の参加を呼び掛ける…ざっと言えばこのような内容。
惜しむらくは、構成が途切れてしまっていることか。
特に世界一周の下りは「きっかけ」の紹介としては良いと思うが、ややくどく感じた。
しかし、後半の東日本大震災でのボランティア活動の章は非常に良かった。
「被災地のニーズを知った上で行動すること」「自らのできる範囲で無理をせず行動すること」、そして「被災地は未だに助けを求めていること」。
ボランティアや寄付行為を難しく考えるべきではないという筆者の主張には強く共感した。
大震災をきっかけにボラン -
Posted by ブクログ
本のタイトルって非常に重要ですよね。 この本を購入したのもタイトルのおかげです。
さて、19歳で世界一周した筆者。現在は司法書士等で活躍しています。
思うところはたくさんある本でした。
個人的な意見も交えてコメントします!
まず、筆者は旅を終えて『世界を旅した時、毎日毎日、現地の人々に助けられ、その度に「ありがとう」という感謝の気持ちで胸がいっぱいでした。』
というコメントをしています。
とても素晴らしいし、素敵なことだと思います。
しかし、私は旅を終えてもこのような気持ちにはあまりなっていない。
それは、感受性の差かもしれないし、体験の差かもしれないし、自分の方向性の違いかもし