渡辺一枝のレビュー一覧

  • 消されゆくチベット

    Posted by ブクログ

    チベットに何度も赴いている女性による紀行文というかルポルタージュ。
    全七章構成。
    第一章 ドンを探しに
    第二章 変容する食文化
    第三章 ダワのお葬式
    第四章 子供の情景
    第五章 伝統工芸の行く末
    第六章 「言葉を入れておく瓶はない」
    第七章 近代化の波

    チベットの自然、食や葬式等の文化、教育、伝統工芸、言語など多岐に亙る視点でチベットの現状を紹介している。
    非常に読みやすく、理解しやすい。ただ、写真があまりないのが惜しい。
    文章も大切だが、比較できる写真を用意することができれば、より視覚的に訴えることができるのではないかと思われる。
    特に第一章のドンについて。結局ドンの写真はないままなのは残

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    2013年08月21日
  • 消されゆくチベット

    Posted by ブクログ

    この人は本当に純粋に、チベットで起きていることを憂いているのだなと思う。何度も足を運び、現地の人たちとの交流に基づいて書かれていることはわかるけど、チベット文化は善きもの、中国の文化はそれを破壊する悪しきものと言われているようで、複雑な気持ちになる。

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    2017年02月27日
  • 消されゆくチベット

    Posted by ブクログ

    ちとイメージが違ったかな。もう少し歴史的な背景や中国との距離感やその変遷などを知りたかったかな。
    近代化に伴い昔のアナログ感は失われ、便利なデジタル感が残る。寂しい感じがするのは先進国側のエゴなのです。

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    2015年11月15日