高山貴久子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ複数いる神様が一つに集約されていく様は読んでいて驚きつつ壮観でもありました。
櫛名田姫や丹生都姫を通じて、八岐大蛇、天岩戸、出雲の国譲りや天孫降臨などを想像もしない方向から解釈していたのも斬新で面白い。
ある種暴論とも取られかねないくらい本当に斬新な話ではありましたが、引き込まれました。
考古学的資料で裏付けられた話という訳ではあまりないけれど、神社や風土記に残る話から、これだけの物語を導き出した情熱にただただ感服。
素盞嗚尊は実は、天照大神は、卑弥呼は、猿田彦とは誰か。
今まで少しは読んで触れてきた有名どころの(この本における)正体にも度肝を抜かれると思います。
正直見たことなかった、こんな