勝川俊雄のレビュー一覧

  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    日本の漁業がこんなに危機的状況とは知らなかったし、もっと報道してほしいと思った。
    他の人にもぜひ知ってほしいと思った。

    0
    2023年06月15日
  • 図解入門業界研究 最新漁業の動向とカラクリがよ~くわかる本

    Posted by ブクログ

    非常にわかりやすい。各項目について、端的な説明でイメージしやすいです。
    水産関係事業者の入門として、とてもいいと思います。

    それにしても漁業については、
    課題の多さと、対策の進捗の鈍さは感じます。
    そして、今もなお悪循環を招いているような気もします。

    日本はおいしいサカナがいっぱいいるんですよね。

    0
    2022年08月08日
  • 図解入門業界研究 最新漁業の動向とカラクリがよ~くわかる本

    Posted by ブクログ

    漁業の歴史、業界の仕組み、水産資源の現状、2018年に改正された漁業法がまとめられた内容の濃い書籍です。

    0
    2020年10月24日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    日本近海での漁獲量が少なくなっているのは、温暖化などではなく、国が無策だからだと。世界的に漁業は伸びてきていると。ノルウェーでは、日本のニシン漁を引き合いに出して、継続して漁業を続けるために、量から質の漁業に変換したと。日本政府などに対する著者の怒りが良くわかった。行政、漁協が協力的でないのなら、国民の声を大きくすることだと。もっともだと思う。

    0
    2016年12月09日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    かつて世界一の生産量を誇った日本漁業は、資源管理を適切に行わなかったこともあり、水産資源が枯渇する状況になってしまった。対策方法は既に諸外国で確立しているが、改革が進まない。筆者なりの処方箋も提案されている。

    0
    2020年08月08日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    提示されるデータも、そのデータをもとに展開される持論も、実に分かりやすく説得的。で、それだけに日本の漁業というか、漁業に限らない日本の「体質」に暗澹たる気持ちになる。スーパーではまだウナギセールしてるしねえ。

    0
    2018年07月14日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    どう見ても長期的に良いことを、目先の利益に目が眩んでやろうとしない。自分も出羽守も含め、日本てバカ(グランドデザインとリーダーシップが無い)なんじゃないかと思う。外国は日本の失敗に学び、持続可能な漁業を始めている。日本だけがいつまでも早い者勝ちで獲りつくす知能指数の低い原始的な狩りをしている。僕はたぶんその前に死ぬけど、文明崩壊のいろんな条件揃ってるなぁ。
    メディアが全く現状を知らせず、水産庁の大本営発表や、わずかな成功例や豊漁シーンばかり流していることも問題視。
    そう思うと、イッテQで、ウッチャンがマグロを全然獲れなかったのをそのまま放送したのは英断だった。
    MSCラベル、覚えよう。

    0
    2017年09月13日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    危機的状況にある日本の漁業の実態、他国との関係、各国の漁業の成功例などが詳細に書かれている。

    「何故衰退している漁業で魚が減るのか?」
    「衰退したら何がいけないのか?」
    「中国は乱獲しているのか?」
    「何故国は動かないのか?」
    「結局国民にできることは?」
    などなど、もやもやしていた事もよく読むと書かれている。

    「結局国民にできることは?」の答えは、
    ・皆が漁業の現状についての正しい知識を持つこと
    ・エコラベルの付いた(乱獲ではない)魚を買うこと
    だそうだ。
    なんだか気が遠くなる話なような・・・。
    でもこれが一番重要な事のよう。

    正しい知識を広めるのは大事ですね、確かに。
    この本を読んだ

    0
    2021年12月19日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    各種メディアで漁業問題について積極的な発信を行っている勝川俊雄の著書。僕もそうなのだが、彼の活動のおかげで近年この問題に関心を持つ人が増えているように思う。問題があるとすれば彼ばかりが頑張っているということであろうか。同業者ないし漁業関係者には勝川に賛同しない者も多いはずだが(賛同者ばかりなら状況もいくらかは動いているだろう)、彼らがどういう主張をもっているのかがよくわからない。つまり、勝川と同じ土俵で戦っている者がいない。その結果が、ネットを中心とした言論空間での勝川一人勝ちの状況であるが、これは読者にとって望ましいものではない。勝川の言っていることの妥当性を検証しづらいからだ。とはいえ、以

    0
    2017年04月22日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    マグロ、ウナギだけではなく、ホッケやニシンも、日本人が無計画に獲りすぎて、水産資源を損なってしまっている実態が書かれている。水産政策の無策がこの状態をつくった。クジラなども含め、水産政策でお役所の言うことは信じることが出来ない。思い切った禁漁など、抜本的な対策をしないと、ほんとうに「魚が食べられなくなる日」が来てしまう……いや、もうその日がそこまで来ていると思った。

    0
    2016年11月13日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    魚は好きだが、このところ本当に高くて、肉の方が安いのでそっち食ってるのが実感ではあった。
    漁獲量が劇的に落ちているのは勿論知っていて、その原因もなんとなく感じてはいたが、実のところ、日本の無計画な早獲りがその大きなものの一つだとは知らず、正直結構ショックを受けた。

    そこだけ強調してもいけないのかもしれな。データとその解釈なんか恣意的にどうにでもなるようなもんなんで。
    だが、実際に他国が資源を回復させた政策があったとして、この先どう対応していくのかが大切なんだなとは思う。

    安くて美味い魚が食いてえ。

    0
    2017年01月14日
  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    2013年に世界銀行が、世界の2030年までの漁業生産の予測をしている。世界全体で24%の増加で、どこの国も増加しているのに日本のみが10%のマイナスとなっている。日本漁業の衰退は世界の中でも特異的となっている。他方、ノルウェーで最も成長している産業は水産業。この10年間でのGDPの増加分の42%が水産業によるものとなっている。彼我の差を鋭く分析し、今後の日本の進むべき道を示す。
    漁業問題に限らず、今、日本は至る所で同じ課題に直面している。昭和の時代は、人口増加と経済成長によって、社会のほぼすべてのセクションが成長し続けた。問題を先送りしていれば、いつの間にか時間が解決してくれた。しかし、今後

    0
    2016年11月06日