こうやまのりおのレビュー一覧
-
言わずと知れた辻井さんの半生だが、前半子供時代についてはお母さんのいつ子さんとのエピソードが色々書かれてあり、感動が深まる。目が見えないということは母親の顔も知らずに暮らすのかという絶望、赤ちゃんとのコミュニケーションが取れない寂しさ、音に敏感すぎる赤ちゃんに気を遣いながらこなす家事…
そんな中、...続きを読むPosted by ブクログ -
こうやまのりおさんというノンフィクション作家の方が日本人なら誰もが知る、盲目の(。。。という言葉も既に要らない)ピアニスト辻井伸行さんについて書かれた作品。
「僕の演奏を聴いてほしい。お客さんに喜んでもらいたい。」
この本の中で一番印象的だったのは、この言葉でした。
私も十数年ピアノを習い、コン...続きを読むPosted by ブクログ -
辻井さんの持つ雰囲気は、川原泉さんの漫画に出てくる登場人物をイメージさせる。ユーモアがあってほんわかした中に、どこまでも純粋な心と困難な状況に向き合う強さがある。人との競争心はなく、人を楽しませること、喜ばせることを大事に考えている。
辻井さんの曲、演奏が癒しを与えるのは、彼のそういう人柄と気持ちが...続きを読むPosted by ブクログ -
一読して分かることは、「良く取材されている」ということ。例えば、生後1か月の頃の母親の日記が紹介されている。p.40「私や主人の顔を一生見ないで終わるのかと思うと、泣いても泣ききれない。」母親らしい素直な告白が、その後の彼の活躍を知っているとは言え、読む人の心を打つ。
また、ショパンコンクール...続きを読むPosted by ブクログ -
今年度読書感想文の課題図書に選ばれています。
冒頭からもうあやしくてやっぱり何度も泣いてしまった。
辻井君の魅力がすごい。
辻井くんは(くんづけで呼んでしまう・・・)
2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝しました。
それまで彼の存在さえも知らなかったのですが、
テレビで彼のドキ...続きを読むPosted by ブクログ -
平成24年読書感想文課題図書(高学年)。
全盲のピアニスト辻井伸行くんのおはなし。ハワイのショッピングセンターに置いていたピアノを弾く場面を読みました。それまで自分と家族にしかピアノを聴かせることがなかった伸行くんが、はじめて家族以外の人にピアノを聴いてもらって賞賛の声をもらう場面。ピアノで人とつな...続きを読むPosted by ブクログ -
もはや誰もが知るピアニストの辻井さんがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝するまでの伝記。ご家族から丹念に取材をおこなったことがうかがわれ、ご家族撮影の写真なども掲載されている。
才能があってもまわりがそれに気付き、育てないと生かされることはないし、辻井さんが本当にピアノに対して純粋な気持...続きを読むPosted by ブクログ -
ピアニスト辻井伸行さんの、ピアノとの出会い、そして現在の活躍までの物語を、ノンフィクション作家のこうやまのりおさんがまとめた一冊。
辻井さん、本当に素敵な音色を奏でますよね!
私も、辻井さんの演奏動画、普段から自分の練習の参考としても沢山拝見しています。
辻井さんは、生まれつき両目が見えない。だ...続きを読むPosted by ブクログ -
サブタイトル~「ガリガリ君」「瞬足」「青い鳥文庫」はこうして作られる~の通り、この3商品の誕生秘話が書かれている。小学校高学年くらいに向けた読みやすい文章。
青い鳥文庫(講談社)の黒魔女さんシリーズは、大人の知らないベストセラーだそう。知らなかった。Posted by ブクログ -
読み終わってすぐに辻井さんの演奏をYouTubeで聴きました。もちろん辻井さんのことは存じておりましたが、読み終わって、すごすぎる、、、と圧倒されました。世界で活躍され、とってもかっこいいです。Posted by ブクログ
-
本からピアノの音色が流れ出てくる感じだ。心が洗われる思いがする。そうか、こんなふうに育ったのか。読んで良かった。Posted by ブクログ
-
従妹の読書感想文の課題本を拝借。音楽を愛する心、観客を喜ばせたいという気持ち、そして観客の拍手によって元気をもらえるという「喜びの輪」。それらが大切なのは勿論だけど、それだけでは太刀打ちできないのが厳しいプロの世界。そんな世界をのびのびと泳ぐ辻井さんの演奏を是非聞いてみたいと思った。Posted by ブクログ
-
お母様の著作を読んだことがあるので、著者の立ち位置に違和感があったけれど第三者の視点が入って逆に良かった。Posted by ブクログ
-
表題それぞれの商品がヒットした理由を子ども向けに易しく書いた本。
どれも今の子どもたちにはなじみが深いものなので、取り上げた材料はいいけれど、読みたがるかどうかは薦め方次第だと思った。Posted by ブクログ -
一度この人のピアノを聴いてみたいと思った。母親と伸行さんが、障害を理由にした生き方をするのでなく、何事も前向きにとらえて挑戦し、努力する姿が子どもたちによいメッセージになると思った。
このお母さんは、最初はずいぶん子どもにべったりのような気もしたが、今となってはそれが必要なサポートの仕方だったの...続きを読むPosted by ブクログ -
全盲の若きピアニストの成長物語。数々のコンクールやコンサートにチャレンジする。目標は、自分の技術や凄さの披露ではなく、如何に観客に喜んでもらうかに一貫していることに健常者ピアニストとは異なる感覚を持っていることが強みになっている。とても応援したくなるアーティストである.Posted by ブクログ
-
全盲のピアニスト、辻井信行さんの軌跡。
生まれた時から視力はなかったけれど、聴力は並外れて優れていた辻井さん。0歳児の時に有名ピアニスト、ブーニンの演奏するショパンを聞き分け、1歳2ヶ月の時には調律師の音に反応して ピアノの音と同じ音程の声を出すなどをしていた。1歳半にはピアノの先生に来てもらって...続きを読むPosted by ブクログ -
つきなみな言い方だが今の子供達は幸せだなと思う。小学生の頃給食の時間が一番つらかった。偏食が激しくクラスで一番やせていた私は給食を全部食べるまで休み時間の間まで使って食べさせられた(今では考えられないことだけれども)。まずい牛乳、膜がはったカレー、先割れスプーン、ねちゃねちゃの焼きそばのようなもの、...続きを読むPosted by ブクログ