古海鐘一のレビュー一覧
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人間に「制約を守って用いれば願いを叶える手助けになるもの」を売る悪魔・ユージンを狂言回しとした、『笑ゥせぇるすまん』(藤子不二雄A)などの系譜に連なるであろう「謎の商人」マンガ。日常の中に忍び込む不思議、人外キャラの造形や心理描写の強烈なビジュアル、ちょっとブラックな笑い…と個人的に好きな要素が満載だった本作は、先日発売された5巻をもって完結。もう少し読みたかった気持ちもありつつ、このあっさり具合が良いのかもしれないとも思います。ルールに翻弄されたり、時にはルールを上手く使いこなす人間たちのドラマの妙と、ゴシックでユーモラスでファンタジックな世界観を同時に味わえる作品。(鈴木史恵)
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Posted by ブクログ
この、ゾッとするほど面白くて、人間の救いようのない愚かさ、弱さ、脆さ、悪魔すら舌を巻く強かさ、小狡さ、機転の利かせ方を浮き彫りにしているストーリーは気が病みそうになる一方で、中毒にもなりそう
キャラがつくづく、強烈ってのも、この漫画がコアなファンを得る理由だろう
私の好きなキャラは、この巻にも登場し、なおかつ、存在感を際立たせている伊丹くんなのだが、理屈なく嫌いと言えるのに、彼以上に強い印象があるのはメフィストフェレス
彼は善でもなけりゃ、悪でもない。とことん、根本的に、本質からして最低だ
人間や悪魔が持っている『悪性』でなく、腐った膿み、捩れた歪み、こびりついた穢れを濃縮還元したような、存在そのものが異質で異常、そして、異物
”幸せになっちゃう”前の球磨川禊より性質が悪い
外道、下種、狂人、そう喉が潰れるまで罵倒しても、彼の腐れっぷりは言い尽せないだろう
ある意味、この『バベルヘイムの商人』の中で、人気はないが、記憶にいやでも残るキャラと言える
この手の漫画には、コイツのようなクソ野郎が、絶対的に必要と知っている古海先生は、凄い漫画家だな、そう、しみじみと思う
人は人でいるべきであり、悪魔も悪魔であるべきだ。その境界線を越える事はどちらにも簡単に出来るが、やっちゃならないんだろう。きっと、世の中のそこらかしこに、そんな多くのラインが引かれているに違いない。越えるならば、死より辛い苦しみを負う覚悟と、領域を侵した者としての行動を全うする責任を担わねばならないのか? -
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ネタバレ表紙の絵がきれいでどきどきしますね。
メフィストフェレスという新しいキャラクターが出てきました。
表紙の彼ですが、漫画ではこの金髪の髪が雑な感じで(すみません)、ブロンドヘアーのさら艶感が出ていないのが惜しい。
1巻ではそこまで気になりませんでしたが、コマとコマのつながりが分かりにくかったり、何を言おうとしてるのか理解できないコマがあったりします。
読むうえで大きな問題はないです(今のところ)
1巻より好きな話が多いです。
オークションや、黒田メインの話など、物を売買する以外の話があって楽しめました。
3巻では60年前の話や、メフィストフェレスとの馴れ初め(笑)、5話のおじいさんの発言「元・人間としての~」の謎が明かされるのでしょうか。
1巻の伊丹君も出てくると良いですね。
楽しみです。 -
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ネタバレ10年ぶりくらいに漫画を買いました!!
ある程度のお金が好きに使えるようになって、本棚を増やして、そうだ久しぶりに漫画を読もうと思い本屋で探しました。
表紙を見て好きな絵柄や気になるタイトルを探したのですが(本と違い、中が見られないので本当に好みなのか?買っていいのか?!などいろいろ気になってしまう性格です)、帰ってからパソコンで調べたら、今はほとんどの作品が試し読みできるのですね~すごい!
表紙のカラー絵はすごく好みなのに、中身の絵は何か違う・・ということがなくて良いですね。
雰囲気やコマ割りなんかもわかりますし。
本屋さんに試し読みを置いている作品もあるのですね~。
この漫画はそんな感じで本屋さんで一目ぼれして試し読みしたら、お話も面白そうだったので買ってみました。
正直絵がどストライク!というわけではないのですが、精密に丹念に描きこまれているところや、彩色がとてもきれいなところ、キャラクターがそれぞれ個性豊かなところが気に入っています。
ユージンも好きだけれど黒田も好きだよ!
ろうそくのお話が好きです。
あと、巻末のプチ漫画で最後ユージンが口から飲み物(宝石の話に出てきた血のホットショコラかな?)をこぼしていますが、あれは「こんなもの売るなよ・・」なのか「これ欲しい・・・」なのか気になっています。