太田伸之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[2015.11] 「クールジャパン」よく耳にするようになった言葉だが、正直どんな意味なのか知らなかったので、読んでみた。
物だけではなく、日本の文化であったり、考え方もクールの要素に含まれるようだ。
さらにクールジャパンとは、将来の日本の目指すべき方向を提案している。
日本の製品・技術をどのように販売していくのか、「束になる」ことや「安売りしない」ということの必要性を感じた。
中でも、製品の「魅せ方」という点は、自分の仕事でもクールジャパンを意識すべきところなのだと思う。
テレビのニュースの構成は、小売店では「商品の陳列」のようなもの。並べ方一つで、見え方は全く異なるということは、共感できた -
Posted by ブクログ
バイト先で貸してもらい。
この本を読むまでは、”クールジャパン”って言葉自体が”クール”じゃないし正直ださいっていう印象さえあった。
でも、本書に書かれている”クールジャパン”機構なるものを設立して何をしたいのか、そこに書かれていることは至極全うなことばかりで、”うんうん、そうだよなぁ”って素直に頷きっぱなし。
逆に何故今までこんな当たり前のことが出来る人がいなかったのか、してこなかったのか。疑問さえ感じずにはいられない。これ以上手遅れになる前に”クール”な日本の商品たちを日本人ふくめ世界のひとたちに広く深く認知してもらいたいなと思った。 -
Posted by ブクログ
Fashion is the Game named Business.
この言葉に限る。右脳と左脳をフルに活動させて、仕事をゲームのようにエンジョイする、それがファッションビジネスである。そして常にお客様の立場にたって考え、お客様の気持ちをファッションで豊かにする。これがファッションビジネス。いやぁ・・・ずっと忘れずにいよう。
<以下気になった部分>
・ファッションビジネスはギャンブル性があるからリスクが大きく、同時にスリリングで面白いから楽しめ、と。そして、気候変化、トレンドの潮流、消費マインドの変化を的確に読み取り、日々の売れ方、収益、、在庫状況に細心の注意を払いながら、値上げや追加発 -
Posted by ブクログ
イッセイ・ミヤケ社長の、30余年に渡るファッションビジネス界での歴史。アメリカ仕込みのビジネス手法で、旧態依然とした日本の業界に飛び込み、百貨店やベンダーの古い商習慣や人々のマインドという壁を壊していく話。日本/アメリカのファッションビジネス業界の歴史や相違点を俯瞰的に理解できる良書。自分がこの業界に転職する直前なので、非常に参考になった。
*ファッションビジネスは、生活者のちょっとした心理や情緒の変化に大きく左右される、ゲームだ。(だから楽しめ、挑戦しろ)
*仕事の起点はいつも現場、ビジネスの物差しはお客様目線
*MDはセレクターではない。クリエーションをビジネスにするマネジメントを行う人
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Posted by ブクログ
クールジャパン機構の代表取締役社長による著書。取組内容の全体像を理解することができた。インドネシアにいた際、日本のマンガ・アニメが非常に人気だったことを思い出す。現地の人々のほとんどがナルトやワンピース、るろうに剣心、セーラームーン、そしてもちろんドラえもんを知っていたし、グッズもたくさんもっていた。今思えばそれらの中には海賊版もたくさん混じっていたのだろうと思う。いや、むしろ海賊版が横行しているからこそ、多くの人々が知っていたのだと思う。
クールジャパン機構の支援も踏まえながら、日本のアニメやマンガがきちんとビジネスとして稼げる仕組みが構築されることを願っている。