深田萌絵のレビュー一覧
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深田萌絵氏の見識・戦略思考は日本人離れのレベル 2冊目
世界戦略を分かり易く解説 こういう見方・考え方があると勉強になる
不思議なキャリア 女子大・早稲田大学政経・投資銀行・企業再生
コンピュータ設計・半導体・AI
1.最もショック 米国は総合戦略=金融・技術・産業・経済・政治が一体
1985 プラザ合意
1986 日米半導体協定
失われた40年は米国の世界戦略によってもたらされた!
自助努力では解決できない。
戦後の冷戦下、朝鮮戦争特需で日本経済の復興がなされたように、
半導体の世界情勢・戦略が転換し、日本経済は転機を迎える。
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リユーザブルチップの開発、及びその設計思想を広めることが日本の産業全体の再活性化に繋がると。
巷でよく言われている「日本がやばい」という言説を、半導体産業の衰退した経緯を軸に語ったもの。
何ヶ所も線を引いたし、ページの端を折った。
ただ書内で示されていたニュース記事をネットで調べても出てこなかったり、筆者の個人的なやりとりの中から得られた知見や洞察をベースに語る箇所が多かったりと、ファクトチェックをしづらい内容でもあった。
内容を検証するためには、日台関係を外から眺める米国側の関連書籍を読めばいいのかなと。
トランプがこの件に関して語る記事等があれば、ある意味で証左になりそう。
かなり筆者 -
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AIの仕組みや技術は補足レベルで紙面を省エネし、AIが及ぼし得る政治や国際情勢、果ては生活への影響が(背筋が凍るほど?)丁寧に記載されている。政治的な背景やニュースで取り上げられていない世界の裏側で起きていると思われることについて、著者の説明の真偽を見極めるレベルにないのが正直なところだが、著者が記載することにはしっかりと危機感を抱く程には十分な指摘の鋭さや理路整然さを感じた。技術的、学術的な部分は例え話を取り入れて分かりやすく、政治やビジネス的な影響については、それぞれの利害を明らかにしながら合理的なストーリーを構成する。著者自身が被害を受けたFに係る事件は、冒頭「本当にこんなことってあるの
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2020/07/23深田萌絵 「米中AI戦争」
深田氏はAI分野の造形が深い
現代の社会は自由を選ぶか、
強権の社会を選択するか
深田氏は後者
AI戦争の実態は監視と言論統制
デジタル全体主義の時代へと
アルファ囲碁ゼロに衝撃
中国はAIの軍事利用に気がついた
人工知能と人間知能
後者には想像力や情熱が存在する
ただしAIは24時間休まずに計算を続けられる
人間知能は自ら仮説を立ててデータを解析する
ビックデータを必要としない
だから人間知能は省エネとも言える
ムーアの法則の終焉
半導体の微細化で差をつけられなくなった
中国製造2025計画
AI .ロボット、半導体、ナノテクノロジー -
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メタバース自体があまりよくわかってなくて、本書を手に取った。
本書を読んで、メタバースの概要がわかった。またこの著者のような斬新な見方もあることも新たな視点の発見となった
学びとしては
・メタバースとは、仮想空間内で生活すること
・クラウドサービスにもけっこうのコストがかかっている
・バイデン政権と中国がつながっている(主張)
・現状のIT産業はGAFAに入口から出口まで牛耳られている
著者はGAFAに少し否定的な立場で話を進めている。またかなり偏った意見のようにも思えたが、この著書の作品を何点か読みながら自分自身で意見を持っていきたいと思える本だった -
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人民解放軍のグレートファイヤーウォール、米国のPRISM計画等々、超監視社会が誕生する背景を的確にえぐっていると思います。
思えば10数年前までは日本だって監視カメラがあるのが気持ち悪かったのに、いまや監視カメラやドライブレコーダーが無い方が不安を覚える社会になりましたね…
ただ著者自身が対人民解放軍の強烈な体験をされていて、それが随所に出てきて主観的に語り始めるので、果たして語られている内容が真実なのかどうか疑わしく感じてしまう場面が多々ありました(心情的には信じたいのですが…)。
従って、もう少し他の著書や、別の著者の同テーマの本にも目を通さないと正確な評価が難しいという印象を持ちました。 -
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筆者の愛国心、日本の産業界への想いが伝わる一冊。時折強い表現があるので、思想を異にする人からすると勘違いされそうな気もする。
半導体不足が新聞を賑わしていたために、その背景や原因を知りたく関連書籍を探していたらこれがhitしたので読んでみた。思いのほか根深い半導体事情。満州アヘンスクワッドに出てきた青幇がまさか絡んでいるとは。。
米中台の政治的・軍事的戦略のもとに利用されている半導体産業。日本の当該産業での繁栄を取り戻すのは難しいかもしれないが、少なくとも血税を使って他国を繁栄させることは避けてもらいたい。
利害関係やプライバシー保護のために情報源を明かせないと思うが、やはりソースが分からない -
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著者の本はこれで三冊目だが、これまでに変わらず、報道では語られない背景情報の膨大さとそこから読み解かれる鋭い指摘に圧倒される。表面から見て取れる国家間の争いの裏で、宗族主義に基づく様々な利害により人が動く台湾と中国の関係。対中制裁の結果、台湾経由で中国製が国内に流入する米国とその攻防。世界規模の経済戦争の渦中で、政府による保護も望み薄く、貴重な人材と技術が流出し、すり減っていく日本。将来の日本と子供たちのために、このまま漫然と日々を過ごしていくわけにはいかないという想いが強くなった。
また、テレビやヤフーニュースで流れる情報を鵜呑みにすることは思考停止にも繋がる。積極的に多くの観点から情報を -
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量子の性質、量子コンピュータの特徴をイメージで捉える、量子コンピュータが社会的・政治的にどういった影響を与えるかを考える上で参考になった。著者の主張する、中国やグローバル企業が企図するデジタル監視社会をイメージし危機感を持ち、NTT等の日本企業が持つ技術的ポテンシャルで前向きな気持ちになり、改めてあらゆる状況が加速度的に変化する世の中で、次の世代がより良い社会で生きていけるよう自己研鑽とアウトプットのサイクルをこれからもしっかり回していきたいと思った。
・量子コンピュータに対する各国の投資状況
アメリカ:2018年から5年で1200億円
EU:2018年にクォンタム・テクノロジー・フラグシ -
Posted by ブクログ
量子コンピュータの到来が意味、それがAIや5Gによる監視社会に向けた中国(&台湾)の野望に使われていること、日本の技術はデュアルユースが台湾経由で吸い上げられていること、それをストップさせ、シリコンフォトニクス分野で突出して6Gで対抗すべきと言った内容。
冒頭、筆者が古典コンピュータという今のコンピュータは、ムーアの法則で処理の限界に来ており、消費電力もバカにならないが、量子コンピュータが実現すれば、低運用コストで総当たり計算・素因数分解という暗号解析に強いコンピュータができることを説明。ここは分かりやすい。
第二章は、量子コンピュータの原理を説明。文系にも分かりやすくとあるが、定 -
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台湾は中国の手駒であるから、警戒せよ!
このアイデアは面白い。しかし、それに至る情報源と告発の動機は何か。
失礼な話だが、彼女はとても違和感のある存在だった。国を守るための国士か、自己防衛のためか。泣き叫ぶ動画は保身のため。だが国士を装った自己防衛や売名でも、その利害が一致するならどちらでも構わない。それに、中国が、台湾と本土を使い分けた日本への侵略操作ができているなら凄い事だ。
だから一旦動機は置く。そうすると、気になるのは情報源。普通の企業人であれば知り得ない情報が多く、著者自身も書いているが「中国も含む、とある人脈」が入手ルートだ。ならば更に一次情報の動機を探っていく必要がある。真偽