長崎ライチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレカオスとシュールを掛け算すると、こうなるんだろうなァ。
相も変わらず、長崎先生の漫画はエッジが効いているっつーか、攻めに妥協がないな。
長崎先生の作品を網羅できているか、自信はないけど、少なくとも、このぶっ飛び方は断トツじゃなかろうか。
『紙一重りんちゃん』ってタイトルには、一切の詐欺感がない。
良い子なんだけど、ちょっと、「何を言っているか、分からない」とツッコミたくなる言動が多い、それが、りんちゃんだ。
だがしかし、何かを持っている、と感じさせる子供なのも事実。
突っ切っている感が容赦ないので、会話するのに、やや苦労しそうではあるけど、彼女の言動には、時に不思議なまでの説得力が宿っており、 -
購入済み
連続する断片
非常に面白い。どこか不安になる気付きからいともたやすく日常に戻ってくる。我々の思考の中の、「ま、いっかそんなこと」でどこからでも帰ってこられるバネの強さと利便性に改めて気付くきっかけになりました。
それはそうと作者さんのあれこれ気付く発想力はほんとすごいです。 -
購入済み
巻を重ねるごとに
巻を重ねるごとに笑いを抑えきれなくなるのは何故なのだろう。こういう漫画は1巻が一番面白いと思っていたのに裏切られました。次も絶対に買います。
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Posted by ブクログ
単純に、読み手を笑わせる、起承転結とか画の巧さを抜きにした、一発の破壊力が異様に高い四コマ漫画は、そう多くない
とことん、シンプルに読んで笑える。ハッキリ言って、電車の中では読めないレベル、確実に周囲の目から白い目で見られる。また、仮に温かい目で見てくれている人がいたら、間違いなく、この『ふうらい姉妹』の魅力を解っていらっしゃる同志だろう
どこがどう面白いのか、読むから教えてくれ、と言われたら、そりゃもう、逆に困ってしまうのだが、どうにか捻り出した、姉・れい子の一人の人間として、とことん吹っ切っている行動だ、と私は思う
また、キャラの目がやけに印象的ってのも、推薦のポイントになるだろうか?
残 -
顔で決まる
その昔、「勝敗は常に顔で決まる」という名台詞を残したキャラがいましたが、本にとっての顔とはやはり表紙だと思います。とはいえ、表紙を見たら本の中身が分かるという法則が必ずしも当てはまるわけではないというのが世の常でもあります。しかしながら「ふうらい姉妹」に関しては、表紙を見て感じるものがあったら素直に買うべきでしょう。表紙がこの作品を体現しているといっても過言ではありません。思わずクスっと笑ってしまったら、あなたはもう負けているのです。圧倒されているのです。きっとページをめくったら笑いすぎて死ぬかもしれません。でも、それはきっと幸せなる敗北です。本って本当にいいものですね。