木村英樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろい。「はじめの一歩」という題名がつけられているが、いくらか中国語を学んだことがある人にとっておもしろさを実感できる一冊である。興味が尽きない。
その表現に至る背景や立ち位置が簡潔に書かれているところが随所にあり、納得することが多々あり。はじめは新書で出版されて、新たに書き加わったところとあわせて新版となったものである。
中国語はとても合理的な完成の域に達している言語だと思う。簡潔である。だから、かえってその真意が、特に中国語を母語としない者にとって、はかりかねるところも多くなってしまう。そういうところをあらためて考えさせられる。