スティーブ・ハミルトンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アメリカの作家「スティーヴ・ハミルトン」の長篇ミステリ作品『氷の闇を超えて〔新版〕(原題:A Cold Day in Paradise)』を読みました。
「スティーヴ・ハミルトン」作品は、2年半前に読んだ『解錠師』以来ですね、、、
『解錠師』が、切なくてほろ苦い青春期の複雑な感情や疎外感を描いた作品で、とても感動的な物語だったので、本作品も期待して読みました。
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【感動の傑作『解錠師』の原点。 エドガー賞、シェイマス賞受賞の名作】
わたしの心臓のすぐそばには、一発の銃弾が眠っている。
わたしが警官だった時代に「ローズ」という男に撃たれたもの -
Posted by ブクログ
ネタバレ叩きつぶすのではなく、ほかの人間に譲りわたすことによって恐怖から解放されたアレックス・マクナイト。
メイヴン所長その他の登場人物との掛け合いも抜群。
P. 143の意味がわからない。
「ローズ」
「ファースト・ネームのほうはわからずじまいか」
「マクシミリアンです。公判のときにわかりました」
「マクシミリアン? そりゃ、教えたくなかったろうな」
・・・何で?
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わたしの心臓の直ぐ側には、一発の銃弾が眠っている。わたしが景観だった時代にローズという男に撃たれたものだ。あれから14年が過ぎた今、私立探偵となったわたしのもとにローズの署名のある手紙が届く。手紙は、最近わたしの身辺で起きた連続 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ謎が解明されたと思ったら、実はその謎はフェイクだった・・・ということが数回あり、一筋縄ではいかないところが面白かったです。
ただ、この本はシリーズ一作目ということもあるのか、親友がどうして親友になったのか、その親友の妻との情事はどのように始まって、そのことで親友との間はどう変化したのか、もしくは変化しなかったのか、など、不明な事柄が多いまま終わってしまった。
次回作以降にそういう不明点が解明されるのか否か、よく分かりませんが、次回作に続く、のような雰囲気もなく終わり、この本だけではシリーズ物だということもよくわからず、なんだか気持ち悪いです。
謎解きのストーリーが面白かっただけに、主人公