会津信吾のレビュー一覧

  • 怪樹の腕 〈ウィアード・テールズ〉戦前邦訳傑作選
    大変に希有な戦前訳アンソロジー。それ自体には価値のあるものなのだが、とはいえいかんせん三文パルプ小説である事には違いないので、名だたる怪奇小説のそれらを想起して読んでしまうと、個々の作品のグダグダ感に失望してしまう事は否めない。

    80年も昔の作家を非難するのも大人げないが、メインの執筆陣が片手間に...続きを読む