関西弁をきちんと学術的に解きほぐしている良書。
関西弁の文法構造もイントネーションもこれでこれ1冊でばっちり(笑)。
標準語の動詞「ある」の否定形は形容詞の「ない」だが、関西弁では「あらへん」というのは笑った(p.84)。まったくもってその通り!
ただ、所有を表す助詞「の」が省略される(p.108)
...続きを読むというのはどうだろうか。筆者は「わたしとこ」「ほかとこ」などの例をあげているが、実際には「わたしンとこ」「ほかンとこ」と発音していると思うのだが…。そういった意味では「の」(no)の”o”だけが省略されているのではないだろうか。
いずれにせよ、関西弁ネイティブも非ネイティブも楽しんで学べることがと思う。