フランソワ・デュボワのレビュー一覧

  • 楽器の科学 美しい音色を生み出す「構造」と「しくみ」

    Posted by ブクログ

    著者の語りがとても好みで一気に読んでしまいました。

    吹奏楽部に入ってコントラバスが好きになって10年ほど、レコーディングを仕事にして4年が過ぎました。
    周りの同世代よりは色んな楽器や音楽に触れていると思っていましたが、知らないことばかりですね。
    知らない楽器の話しも、今まで知っていた以上の楽器の歴史も、分かりやすく、そしてそれぞれの楽器や音楽への愛のある語り口、読んでいて勉強になったし、楽しい本でした。

    ホールの音響についての章もとても興味深かったですね。
    高校ぐらいから、色んな視点からホールに関わってきましたが、さらに少し詳しくなれた気がします。
    当たり前ですけど、様々な職人技が詰まって

    0
    2024年05月14日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    フランソワ・デュボワ(Francois Du Bois)
    1962年、フランス生まれ。94年にレジオン・ヴィオレット金章音楽部門を史上最年少で受章するなど、世界的なマリンバソリスト、作曲家として活躍中。楽器史上初の完全教本『4本マレットのマリンバ』(全3巻/IMD出版)を刊行するなど、卓越した表現力で、作曲、執筆などを通じてマリンバソリストの地位を向上することに大きく貢献。慶應義塾大学で作曲法を指導しはじめたことをきっかけに在日21年目。本書読者のために新譜『Gunung Kawi』を特別公開(ハイレゾ対応)。


     じつは、単に音符を書き込んだだけでは、その人の頭の中にある音楽を正確に再現し

    0
    2023年09月11日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    縦軸と横軸で音楽をわかりやすく解説
    面白い
    あなた自身であり続けてください。
    音楽は難しく考えなくてもいいんじゃないかと思わせてくれる。

    0
    2020年05月19日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    入門者向けなので音楽や数学に素人でも楽しんで読める。
    作曲の横軸と縦軸についての解説と、語彙としての音色、そして実際の作曲。音楽や記譜法の歴史、著者と各楽器との付き合いなど、読み物として純粋に面白い話もある。マリンバといえばグアテマラシティの国立劇場で聴いた演奏を思い出す。

    0
    2019年12月12日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    「蜜蜂と遠雷」の小説を読んで、もっと音楽の知識があれば更に楽しめるんだろうなという思いを持っていたので、本書を手に取りました。
    作曲は数学だと著者は繰り返し述べていましたが、確かに方程式を解くのに近い印象を持ちました。クイーンのギタリストのブライアン・メイのように数学などの理系学問を修めた人が音楽家になるケースも実際多いそうです。
    様々な知識やテクニックを使って方程式を解くように、様々な音の規則性や楽器ごとの出せる音域・得意な音域などの知識やテクニックを駆使して複雑な曲を作り上げていくプロセスは、非常に興味深かったです。
    著者は音楽専攻でない大学生向けに作曲の講義もしているそうですが、本書はト

    0
    2019年11月30日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    フランソワ・デュボワの『作曲の科学』読み終わったー。著者の作曲に至るまでの背景を見せつつ記譜法や音楽の理論の基礎を最小限導入してておもしろかった。最後の方は作曲実践入門的な感じで、電車だったので帰ってもっかい読みながら試そうと思う。いい本だなー。

    DAW音作りはできはするが理論ぜんぜん知らないしめっちゃ怖いと思ってたけど、なんだか気軽にやってよさそうという気分にさせてくれる、よい本だったな。

    0
    2019年10月15日
  • 太極拳が教えてくれた人生の宝物 中国・武当山90日間修行の記

    Posted by ブクログ

     オイゲン・ヘリゲル「弓と禅」の現代版かつ中国拳法版といったところ。タイトルが「太極拳」となっているが、実際に修行しているのは八卦掌。太極拳のほうが一般性があると思ってつけたタイトルなのかもしれないが、健康法を期待していた人としては裏切られただろう。しかし本場の中国拳法に少しでも興味がある人には大当たり。

     それほど詳しくはないものの、専門的な記述や聖地武当山での稽古体験記はとてもおもしろい。また中華人民共和国の政治的社会的実情についてのフランス人著者による視点も参考になる。さらに日本マスコミにおいて報道されている中国人像とは隔たりがある誇りと伝統を重んじる人達の言動にも注目したい。どの国や

    0
    2014年11月29日
  • 人生を豊かに歩むために大切なこと どうでもいいこと

    Posted by ブクログ

    今までの人生で最も影響を受けた一冊。
    一人でも多くの今の時代を生きる日本人に読んで欲しいと思う(^ ^)
    定期的に読んで、自分の感覚が鈍っていないか確認しています。

    0
    2012年08月12日
  • 太極拳が教えてくれた人生の宝物 中国・武当山90日間修行の記

    Posted by ブクログ

    木村彩さんからいただきました。
    彩さん、ありがとう。
    (2011年11月17日)

    読んでいます。
    これまでのデュボワさんの本の中で、
    これが最も好きかもしれません。
    (2012年03月29日)

    「終章」が、とても素晴らしいのですが、
    だからといって、そこまでを読み飛ばして、
    「終章」だけじっくり読んでもダメです。

    最初の行から、きっちり読めば、この
    「終章」が、いかに素晴らしいか、分かります。

    すこん、と分かる。

    読んでる人にも、そこまでが、「修行」なのですね。
    (2012年04月12日)

    0
    2012年04月12日
  • デュボワ思考法

    Posted by ブクログ

    著名な音楽家でもある著者が、慶応大学で「キャリアマネージメント」の講座を開いているっていうのが、凄い驚きでした。どうしてそんなことをしているのか?できるのか?に凄く興味をもったので、購入してみました。丁度、「自分が納得した人生ってなんだろう?」なんて考えていてよくわかんなくなっていたときだったので、いろいろ「グサリ」とささる指摘が多かったと思います。著者の主張の骨子は、「人の価値基準ではなく、自分がどう感じ考えるか?が重要だ」というものです。特に日本では、子供のころからいろんな価値観、価値基準をその是非を考えもしないでインプットされがちです(下手をすれば洗脳か?と思えるものもあるくらい)。自分

    0
    2010年08月22日
  • デュボワ思考法

    Posted by ブクログ

    僕の知り合いの本です。

    この本もじっくりと読み込みました。トランプの「でっかく〜」と
    一緒に買ったのですが、珍しく読み込むのに1週間かかりました。

    普段は2時間ほどで一冊を読むのですが。。

    やはり自分い必要な言葉がゴロゴロとあふれていたからこそ、
    そしゃくして消化するのに時間がかかったのだろう。

    自分の感覚、直感を研ぎすますための思考法やエクササイズがためになった。

    やはり海外の方の文章が自分に合うようです。

    0
    2009年10月04日
  • 日本人には教えなかった外国人トップの「すごい仕事術」

    Posted by ブクログ

    マリンバ奏者のフランソワ・デュ・ボワが、キャリア・デザインについて5人のエグゼクティブ達との対談をまとめた本。「キャリア」という言葉自体の定義から、人生の転機のエピソードについてなど。対談相手達の話も興味深いものが多いが、インタビュアであるデュ・ボワ氏の質問が、非常によい点を突いている。

    また、フランスやフィリピンの出身者であることから、日本人に対する評価がこれまで見かけたものと異なっていた。日本人は自虐的な評を下すし、アメリカ人は自国の後進と捉えがちだが、第三者的な視点で、よいところ、悪いところを挙げられている。日本人という国民性に、もっと自信を持っていいのだという気がした。


    キャリア

    0
    2009年10月04日
  • 日本人には教えなかった外国人トップの「すごい仕事術」

    Posted by ブクログ

    我々がよく口にする『キャリア』という言葉は、会社歴であったり、仕事歴であったりを一般的に指しがちだが、もともとの語源はラテン語の『カラリア』から来ていて、それが意味するものは『道』。つまりはどういう人生を歩んできたのかをいうらしい。そういった観点から外国人でありながら、日本で活躍する経営者へのインタビュー集。日産のカルロス・ゴーン氏、シャネルのリシャール・コラス、新生銀行のティエリー・ポルテ氏ほかの含蓄ある言葉を聞ける(読める)。かなり勇気付けられたり、いろいろ考えさせられたり、なかなか内容の濃いと思います。

    0
    2009年10月04日
  • 日本人には教えなかった外国人トップの「すごい仕事術」

    Posted by ブクログ

    インタビュー集。私が好きなカルロス・ゴーン氏が出ていたのがきっかけで購入したが、インタビュアーをしているフランソワ・デュボワ氏のアプローチも面白く、一気に読めた。

    0
    2009年10月04日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    いやー勉強になった!
    モノフォニーカラーポリフォニーへそして和声楽へ 音楽の進化を知れた

    音楽の足し算は時間軸=メロディ
    音楽の掛け算は和音や楽器の重なり
    この考え方も面白い

    そして豆知識も手に入った
    タイ=結ぶ〈伊〉
    テンポ=時間〈伊

    ブルーバックスは理系向けとのことで自分に読めるか不安だったけど興味ある分野はいける!

    0
    2025年11月21日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    音楽理論のとっても初心者向けの解説になっている。作曲でもしてみたい、という人はもとより、クラシック等のスコアを読みたいという人や、バンドやっててコードの構成とか進行について興味ある、というような人にもすすめられる。手に取りやすいし、サイズも値段も手ごろなので、プレイヤーになってみたい人、音楽を理解してみたい人はぜひ!

    0
    2023年10月10日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    作曲に対するハードルは、今やかなり低いらしい。
    コンピュータの様々なアプリのおかげで。
    そういう時代の作曲指南本なのだが、音楽史の話も、個人史もよりあわせつつ、やはりがっつり楽典、和声法。
    とはいえ、読み物としては読みやすい。

    特に作曲をしたいとは思わないけれど、自分が好きな音のつながり、和声を探ってみるのは楽しそうだ。

    0
    2020年11月29日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    フランス人で日本在住の作曲家による、音楽の基礎と作曲に関する話。小学生の頃習った音楽の基礎をもう一度おさらいし、かなりの疑問点が解決できた。経歴や自分自らについてのよもやま話の部分が長すぎる。
    「(演奏家)グループで演奏中、必ずどこかでソロとして弾くタイミングが回ってくる。そのソロパートを聴いて「彼には独りよがりな傾向があるな」とか「あの人は注意深く正確に、他人の音に耳を傾けているな」とか「この人は権力志向が強いな」「度胸があるな」といった、個々の奏者の才能や深層心理、性質や演奏傾向を読み取ります」p14
    「作曲とは数学である」p39
    「ピアノの場合は右手の担当領域がト音記号、左手のそれがヘ音

    0
    2020年02月23日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    臆せずに規則から自由になり、新しい地平を探求市に行く冒険心を胸に抱き続け、ときには誰にも評価されないリスクをも恐れない勇気が必要です。

    0
    2020年02月13日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

    Posted by ブクログ

    「作曲」をテーマにしているが、楽典の基本的部分、特に和声の基礎が分かりやすく書かれていて面白かった。後半では、実際の作曲を目指してコード進行の例がクラシックだけでなくロックや歌謡曲も引き合いに出して説明されている。残念ながら、知らない曲が多くてよく分からなかったが、フランス人でありながら日本滞在歴も長い著者が日本人に向けて書いた本書の意気込みを感じた。
    音や音楽は、書物では表しきれない部分があるが、特設ウェブサイトで音のデータにアクセスして実際の音や響きを聴くことができ、本では伝わらない部分を補っているのがよい。

    0
    2020年02月11日