フランソワ・デュボワのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんな本を手に取るなんて…というか,こんな本がブルーバックスの一冊になるなんて…というか…。
まったく場違いというわけではない。振動数と音の関係というのは科学だし,わたし自身,いろんな楽器を弾いてきたし,興味もあった。
しかし,こと,作曲なんてことは考えたこともなかったのだが,本書を読むと,わりと簡単に作曲できそうな気になる。
本書の凄いところは,まるで日本人が書いたような文章になっているところだ。著者のフランソワ・デュポアという人は,もちろん日本人じゃないのだが,この文章を読んでいると,ついつい「あれ,これって日本人が書いたんだったっけ」という錯覚に陥ってしまう。それくらい,読みやすい訳文なのだ。訳者は木村彩さんという,日仏英のトリリンガルとして活躍している人らしい。この人,たいしたものですね。
さて,内容だが,音楽をたし算とかけ算にたとえながら,説明していくあたりは,さすがだ。そして,本当に,本書の最後には,作曲もできそうな気がしてしまうから不思議。
ただ,最後の方は,ちょっとかけ足で説明されていて,もう少し順を追って説明してほしいなと言う部分はある。さすがに,まったく和音など知らない人はちょっととっつきにくいかも知れない。ただ,そんな人は,こういう本を手に取らないだろうから大丈夫だけど。
本書に紹介されている音階や和音は,スマホなどで簡単に聴くことができる。これもいいサービスだと思う。そばにピアノなどの楽器がなくてもいいからね。 -
Posted by ブクログ
大事なこととは?
→夢のために、今実際に何をするのか
安易な成功は、安易な結果しかもたらさない
組織の中でどうポジショニングするかではなく、組織の中で自分をどう役立てるか
嫌いや苦手と思わず、まずはやってみようと受け入れてみる
勝ちにも価値があるが、負けにも価値があり、最終的に幸せになれるかどうか
周りに評価されないではなく、自分がやるべきと思うことを徹底的に実行する
本当の自分に気づくことが、メンタルを強くすること
常に必死の努力を続けて、さまざまな問題から逃げずに真正面から立ち向かいトラブルを修復していく以外に、成功や幸福に至る方法はない -
Posted by ブクログ
著者はマリンバ・ソリスト。著者が日本で活躍する外国人(フランス人)に仕事について、キャリアについて、その考え方を聞く。
まず、著者はキャリアデザインを如何に日本の若者に教えていくのか考える立場から述べる。
キャリアとは、仕事での実績という狭い観点ではなく、如何に人生を生きるか、人生を生きる上でいかなる実績を積むのか、という感電が大事と説く。
成功者は、若いうちから目標に向かって突き進んでいくのかと思っていたが、意外と偶然が大きく影響している。ただ、その偶然をうまく掴み、後は他人よりも努力を積み重ねていくのだ。
・挫折は人生につきもの。失敗から学ぶ。
・リーダーは孤独なもの。自分の信念に従えばそうした場面もでてくる。ただ、それをいかに早期に抜け出すのかが大事。そして、自分は本当に正しいのかを自問自答することが大事。周りが間違っているというおごった考えは止めた方がよい。
・子どもに学ぶ機会を多く与えること。
・仕事の他に熱中できるものをもて。
・どんな仕事でも楽しみ見つけよ。
・仕事で家族を不幸にするな。
・キャリアデザインとは仕事だけでなく人生の計画だ。
・犠牲者精神をもつな。
・常に学び続けよ。
・今後の日本は本当に国際化し、あらゆる事が変わっていく。 -
Posted by ブクログ
古い価値観に影響されず、自分なりの価値観、実力を創ろう、育むことの大切さを学んだ。変化を受け入れ、楽しむこと、そして変化は当たり前に来るものだ、と自分に言い続けること。他人からの評価ではなく、自分自身で評価できたのか、という問いに「イエス」と答えられる生き方が人生の「本質」であり、それに沿っていなければ決して豊かにはなれない。日本には特有の固定観念があり、それらは学校をどうするか、どんな仕事に就くか、今の仕事をどうするか、といった課題があることで、目の前のことしか考えられなくなり、「社会ではこうした方がいい」というセオリーのようなものが厳然として存在していることは確かだ。しかし、成功には「答え」や「セオリー」がない。だからこそ自ら成長し、自らに課し、自分で納得しながら生きていかなければキャリアをデザインすることができないのだ。
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Posted by ブクログ
フランス生まれのマリンバ奏者で、慶應で音楽専攻ではない学生に作曲法を教える著者が、音楽の初心者に向けて作曲に必要な初歩的な知識と技法を解説したもの。QRコードを読み取って、本書に載っている楽譜や実際に著者が作曲した音楽の音源にアクセスすることができる。
楽典の基本の基本、みたいなところが分かりやすく解説されていて、読みやすい。個人的には音程の長短・増減・完全○度みたいなやつが、やっと分かった気がする。というか分かってみると結構簡単で、なんでこんなの分からなかったんだろう、という気さえするくらい。たぶん、厳密な部分が省略されていてポイントだけ、初心者向けに解説されているからだろうと思う。例えば音律だったら平均律以外に純正律とかピタゴラス音律とかピタゴラスコンマがどうのこうの、という話は必ず出てきていっぱいいっぱいになってしまうけど、平均律の話しかないので、そういう負担がなくていい。でも和音のところはやっぱりちょっと難しいかも(と言ってもこれ以上の基本はないのだろうけど)。あと作曲は「旋法」を利用しよう、というユニークなアプローチで、誰でも気軽にできます、となっているけど、実践するには直接教えてもらいたい、というのが本音だった。
この本の特徴的なところは著者がマリンバ奏者だということで、打楽器奏者の苦労とかも含めて、マリンバ奏者の立場から他の楽器(ピアノ、バイオリン、クラシックギター、フルート)の「個性」、つまり音色について解説されているところ。同じ音楽家でも見方は様々、ということが改めて分かった。
作曲はしなくても楽典の基本を理解するのにちょうどよい本だった。(24/06/16) -
Posted by ブクログ
「カセットテープミュージック」でスージー鈴木さんが紹介していたので、興味を持ちました。著者は慶應義塾大学で音楽(作曲)を教えているフランス人の世界的なマリンバ奏者であり作曲家。
「音楽は科学だ・数学だ」というコンセプトなので科学新書のブルーバックスなんですが、中身はと言えばやはり「譜面の読み方をある程度分かっている人」向きなのは否めません。加えて、著者自身の「自分語り」の部分も一定量を占めていて、肝心なところへなかなか行きつけないもどかしさがあります。大学教授の著書というだけあって、講義を聴いているような雰囲気でしょうか。それが「単刀直入に、シンプルに『音楽と科学の関係』について理論的に語られる」のを期待して読み始めた、譜面の読めない理系の夫にとっては期待外れだったらしく、冒頭で投げ出してしまいました。
私は子供のころピアノを習っていたし、今も趣味で続けているので、音楽の基本的なことはわかっているつもりです。ですが、作曲というはやってみたいと思いながらやったことはなく(ピアノ伴奏譜くらいは作ったことありますが)、特にコード、和声についてわかりやすい説明の本を何冊か買って読んではみたものの、どれも帯に短し襷に長しで、一長一短。本書は、これまで読んできた本に足りなかった部分を補ってくれる部分があったので、私にとっては価値がありました。
基本的には、ピアノ(キーボード)くらいは手元にあった方がよいかと思います。参考楽曲は特設サイトで登場順に聴くことができるので、その点はありがたいといえるでしょう。
敷居が高いと思いがちな「作曲」という創作活動の、ハードルをグッと下げてくれる良い導きの書、というのが最終的な印象です。五線譜に書くのがめんどくさければ、今はパソコンでDTMソフトを使って作曲ができる時代なので、工夫次第で新しい音楽が作れるかも、と思うと楽しみが広がりますね。