熊谷俊人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今後
町おこしは本当に利益を得られているか
小さくてもいいからプラスになっているか
→どこの誰を相手にどうやって稼ぐのか
動かないのが得、を食い止めるための休眠事業資産への課税
路地裏からはじめる
行政の外注主義を見直す
日本は巨大な内需国家
住民ができることは自分たちで行う
5年間で行政コストを10%削減する
3
スパイキーグローバリゼーション
少子化を食い止めることよりかは、まずは人口流出をへらすこと
シリコンバレーに行くのではなく来てもらう
モノを東京に売りに行くのではなく、東京でモノを売ってくれるひとを呼ぶ
外部の人は価値判断に介入してはいけない(視野が狭くなる)
青写 -
購入済み
納得の内容です
本文より
こんなに狭い国土に1億人以上住んでいるという国は世界的にも稀有です。自然と調和した暮らしに移行するには人口が多すぎます。それを考えると、秩序ある人口減少は、悪い話ではありません。
小さな市で働く者として実感をもって納得できました。 -
Posted by ブクログ
定期的に地域活性化ネタは仕入れる必要があるかと半ば義務感もありながら手にとった本でしたが、これが非常にためになるものでした。
特に興味深かったのは、東京大学の林助教が低減する「自主再建型移転」の話で、中山間の限界集落の集団移転についてです。限界集落をどう維持するかについてはどこでも課題になっているわけですが、「活性化」するか「最後の一人までサービスを維持する」のどちらかという雰囲気ですが、なんで移転の話ができないのか不思議でならなかったんです。そこはなんとなく「人権」的な話で言い出せないのかと思っていましたが、実際に80年台までは事例が多く、満足度も高いという話を読み、目からウロコでした。普通 -
Posted by ブクログ
気鋭の経済学者、飯田泰之が主編者となり、5人の地方再生に取り組むスペシャリストによる講義と、飯田氏自身との対談をそれぞれ1人、1章という形でまとめたものです。
感想として…
人口減少という現状を前提とすれば、どこかの人口を増やせば、どこかの人口が奪われる事になる。
その中で集積できるところはいかに集積し、減少するところはいかに、戦略的に止まるか、あるいは撤退戦を進めるか…
とはいえ、けっして後ろ向きではなく、未来の地域のあり方…その選択、そのために今出来る選択肢を示した本だと思います。
あと、本書で強調しているのは、民間が主体でなければ駄目だという事、補助金行政の批判ですね。
補助金がいかに、 -
ネタバレ 購入済み
冷静かつ現実的
公務員本というと、あれがダメこれがダメと批判だらけか、歴史や法、他国の政策を引いてきた理想論や小難しい話が多いが、この本は違う。
冷静に公務員とはどのようなものか、その仕事の性質、民間との違い、具体的な施策まで現実的に書かれている。
しかし、公務員を取り巻く厳しい環境は変わらない。いかにこれから変わっていかなければいけないのかがよくわかる。そのために住民も文句を言うだけではなく、しっかりと政治に参加していかなければならない。住民自治然り選挙然り。
地方自治体では、議員が名誉職のように年寄りばかりのところがあるが、そういったところに若い力が入っていかなければいけないだろう。
市長は住民に選ばれた -
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当時史上最年少で市長となった千葉市の熊谷俊人市長の、3年以上に及ぶ市政改革の軌跡と、公務員や市議会議員、市民がどうあるべきかを綴った書。
ここ最近で読んだ本の中でも特に影響を受け、自らが住む街のために自分はどうしたいのか、どうするべきなのかをとても考えさせられました。確かに、我々市民は徴収された税金が如何に使われているかということに無関心である傾向があります。しかし、税金は、結果的に行政サービスとして我々に還元されます。ならば、何も知らないままメディアの論調に同調して思慮なく公務員を批判するのではなく、住民各人が市の「株主」としての意識を持ち、当事者である自覚を認識した上で市政に参画していく -
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元々千葉市の熊谷市長には興味があったし、公務員を目指している身でもあるので、読んでみた。
公務員を目指している身として、なかなか興味深い内容だった。例えば、「公務員の仕事は遅い」とマスコミなどでは言われて格好の批判の的になっているが、どうしてそうなってしまったのかや、民間と公務員が、どのような点がどういう理由で異なっているのかを、市長が実際に見たり聞いたりしたことを交えながら分析している。
また、同時に、同じ革新的な市長でも、市役所の職員といかに協調しつつも、自分の思い描く理想を実現するかの難しさを赤裸々に語っており、面白い内容だった。
この本は、公務員とは何かを考えるのと同時に、市の政 -
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千葉市長当選時、最年少政令市長として話題になった熊谷俊人市長の著書第一弾。第二弾の「選挙ってなんだ?」を先に読んでいたので、こちらも読まないととは思っていたのだが、中々読めずに積んでしまっていた。時間が取れて読み始めたのだが、読むのに没頭してしまった。
「公務員」「役所」というとどこかマイナスなイメージがついてまわるこのご時世。公務員のイメージが変わるだけでなく、自分の生活態度から選挙参加の意志まで変わるような思いだった。
詳しい内容については是非本を読んでもらいたい。我が市の市長ということを除いても「公務員ってなんだ?」、「選挙ってなんだ?」の2冊は是非読むべき。 -
Posted by ブクログ
「身近なことって実はあまり知らないんだな」
この本を読んでいて何回か思いました。
普通の生活の中で、自分と役所の関係性を考えることはあまりありません。
考える機会もありませんし、でも実はそこに大きな課題が内包されていることをこの本を通して思いました。
千葉市長の熊谷俊人市長が財政的にも、市民の信用的にも最悪という状況のなかで就任してから行った施策、そしてその施策にはどういう意図があるのか、また課題や想いといったものが書かれています。
とても、興味深いと思ったのは熊谷市長が就任した際に前体制の色を全部消すということをしなかったという部分。具体的には前体制の副市長を慰留した部分。 本書でも -
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当時最年少市長として当選した千葉市長による著書。
前市長は汚職で失脚、財政的にも信用的にもどん底だった千葉市。
そこからの再建は並大抵のものではないと想像できます。
着実に一歩一歩前に進み、市民や市職員と対話を重ねる市長の書いたこの本は、読んでいてとても泣きたくなりました。
人はきっと、人の強い想いに触れると心を動かされるんでしょうね。
本当に何度も泣きそうになって本を閉じました。
行政は市民を選べない。市民も大抵の場合、行政を選べない。
必然的に持ちつ持たれつ、ともに歩んでいかなければならない。
それなのに市民にはどこかお客様意識が、行政はいわゆるお役所と言われる融通のきかなさがあるよう -
Posted by ブクログ
熊谷俊人「千葉と守る」(ワニブックス)
千葉県知事の熊谷氏が選挙前に出版した本。それだけで偏見を抱きそうだが、内容は千葉県で活躍する企業や団体と会談しつつ千葉県の特徴や課題を紹介するというまっとうなもの。
1. 石井食品(石井社長):石井のミートボールで有名な石井食品の本社が船橋にあるとは知らなかった。子供のお弁当に使われるミートボールならではのこだわりを社長が語る。
2. キッコーマン(堀切社長):野田に本社のある醤油メーカー。グローバルに醤油を展開しつつ、野田の地も大切に考える。
3. 成田空港会社(田村社長):空港の保安や災害時の安全確保について。千葉県にとっての空港の意義と今後の機能強