富田一彦のレビュー一覧
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ネタバレ≪目次≫
なぜ私が今語ろうとしていることを語るのかー序にかえて
第1章 学習者への言葉
第2章 指導者・出題者への言葉
第3章 親御への言葉
第4章 一般の人々への言葉
第5章 再びすべての人々へ
少し長いあとがき
≪内容≫
代々木ゼミナール英語科講師による「試験勉強という名の知的冒険」の第2弾。
ちょっと回りくどく説教臭いが、教育について論理的でいたく当たり前のことを語っている。
大学入試を受けることの正しい意味とそれを取り巻く教育や社会のことを高校生、大学生、教員、社会人と個別に語るとともに、すべての日本人に語っている。
特に教育界の人々への部分(自分もその端くれなので)は、な -
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ネタバレ前作が「問題とは何か、その問題を解くのに必要な力とは・・・」
ということがテーマだとするならば、今作は
「受験生やその親、指導者や出題者、一般人に向けてのアドバイス」。
筆者自身予備校教師であり、一人息子の父親というだけあって
アドバイスが具体的でわかりやすい。
参考になった点は以下3点。
・中学は公立校がオススメ
・指導において重要なことは生徒に問題を抽象的にとらえることをできるようにすること
・会話よりも文法重視
特に自分自身、公立校で中学時代を過ごしたので
その経験が無駄ではなかったことが確認できてうれしかったし、
筆者に感謝したいこと。
もしこれから前作と今作を読むな -
Posted by ブクログ
ネタバレ≪目次≫
はしがき 問題を解くということ
第1部 問題はどのようにできているのか
第1章 問題は野原に咲いている花ではない
第2章 雑音の正体
第2部 有効かつ有意義な勉強法
第1章 試験準備に向けた勉強のあり方
第2章 どのような知識を手に入れるべきか
第3章 観察力とは何か、いかに手に入れるか
第4章 得点力の鍵「判断力」
≪内容≫
代々木ゼミナール英語講師の入試擁護論(?)というべきものか。そういう意味で和田秀樹の諸著書と同類かもしれない。
ただ、和田氏と違い、観念論ではなく実践論で埋め尽くされているのがミソ。
英語の例が多いが、実際の入試問題を挙げて、出題者 -
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代ゼミで30年以上英語を教える富田先生執筆の「単語帳」。いわゆる普通の単語帳ではなく、「何を、どういう理由で覚えるのか、なぜ覚えていない単語の意味が分かるのか、そういうことを語り尽くして、単語に関する諸問題を解決する手がかりになるような本」(p.6)となっている。具体的には一つ一つの単語について覚えておくべき語法、意味を解説した部分と、「〇〇シリーズ」として、ユニークな基準で(例えば「複数形が変わっている名詞シリーズ」formulae, radiiとか、「バカシリーズ」fool, idiot, donkeyとか)のような、数ある単語を体系化してまとめた部分とに分かれる。
富田先生と言えば同 -
Posted by ブクログ
『英語の富田』と異名をとる人気予備校講師である富田一彦氏が、『問題を解く』とはどういうことであるかを詳細に語る一冊です。氏の講義や参考書同様、粘っこい展開で賛否両論が分かれるところだと思います。
僕は浪人時代を送っている頃、富田氏の講義に出席しては板のですが、その内容についていくことが出来ずに、前期で打っちゃってしまったと言う過去がございます。ですので、富田氏の言葉に触れるのはかれこれもう10年以上を隔てていることになります。ここでは、氏の真骨頂である英語を中心に『問題を解く』ということについて、あらゆる角度から施行・分析し、解説を加えた物になっております。
本書は二部構成となっており、第