富田一彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ厳しい、とても厳しい、これらを甘んじて受け入れるとなるとかなりの負担を感じることだろう。
しかし、それらも確かに必要なことであって物事を学ぶための最低限の礼儀として考えなければいけないのだろう。
著者は英語の教師であり英語に関しては特別な存在であるわけだが、彼にこの世のすべての子供の英語の成績を上げなければいけないという課題を与えられたらそれは可能なのだろうか。
おそらく不可能だろう。自分にできないことはやはり相手のせいとなってしまう。それだけ勉強、学びというものは相手が大切なものなのだと思う。
多くの生徒は現役世代、将来において教えを乞える師というものを与えられたならばそれは可能であるかもしれない、しかしそれを得ることだけで時は過ぎてしまう。
ここで失敗するか、しないかが将来の能力向上の礎となる気がする。だからこそ家でも学校でも塾でもその点をよく考えてもらいたい、それができれば子供は放っておいても成長すると信じたい。
引用
民主主義の理念。
決定権を持つ国民が決定されようとしている事項を正しく把握し、それに対して単なる感情や利害関係を超えて、冷静な判断力に基づいて意見を決定できる、ということである。これが成りたたない限り、民主主義は仏作って魂入れずの状態になる。そして、この時に必要な物事を正しく把握する能力、そして冷静で客観的な判断を下す能力を住民に得てもらうべく行われているのが学校教育なのだ。
引用 終わり -
Posted by ブクログ
ネタバレ問題を解くために、大学受験を中心としながら、受験や資格試験で伸び悩む人が対象。
この本で書かれていることは大きく2つ、
・問題には「手がかり」と「雑音」があり
「雑音」をうまく排除しつつ「手がかり」を得ながら
問題を解く。
・そのためには問題を解くための知識と観察力(判断力)が必要。
そんなことが書かれています。
学生時代、問題を何とか読めても問題を解けなかった当時の自分に
「お前らそんなこともわからないのか~、
うふふ、じゃあちゃんと教えるからよく聞いてね」
とスパイスもありつつやさしい先生の授業を思い出しました。
私個人的には先生方に特に読んでもらいたい。
なぜならこの本にも少し触れられているが、
先生の悪い影響を受けてしまって勉強が嫌いになってしまった
子供が現実問題いるからです。
是非この本を多くの人々に読んでもらって
問題を解くとはどういうことか一人ひとりが考えるいいきっかけに
なってもらいたいです。 -
Posted by ブクログ
著者の本を詠むのは初。
(当然,授業を受けたことはない。)
まず,タイトルからしてワクワクするとゆー。笑
そして,著者の教育観が語られる。
内容は,期待していた通り。
試験勉強・受験勉強は,知識の詰め込みではない。
それは答えのある世界ではあるものの,
これから先,社会に出て未知を読み解くことを続ける前の訓練だと考えれば,
大学受験が大人になるための通過儀礼だということにも納得がいく。
私自身,大学受験までの勉強では
知識の詰め込みをしてきた部分もある。
だからこそ,これから世の中に出ていく中高生たちには,
勉強を通じて努力をすることを,未知を読み解くことを,知ってほしい。
私は塾講師のはしくれとして,そのことを追求していく。
※もちろん,世の中のみんなが大学受験をしなくては,て,ことではない。
大学に行かなければ,一般的に社会に出るのが早くなり,
年齢が低い分,より苦しみながらも,
大学時代を子どものままで過ごすよりも若い内に大人になるから。
ちなみに,メインの内容(問題とは/勉強法とは)は
著者の専門である英語の話題を例に上げて進むことが多い。 -
Posted by ブクログ
人気予備校講師である筆者が著した『試験勉強という名の知的冒険』の続編です。個人的には前作よりも読み物としては圧倒的にこっちのほうが面白かったです。富田氏の教育観や試験観、勉強観が面白かったです。
前作である『試験勉強という名の知的冒険』の続編です。正直な話、読み物としてはこっちのほうが圧倒的に面白かったです。正直、10代のときに読んでいれば、自分が『何のために勉強するのか?』という疑問に何らかの答えが出せたのではあるまいか?そんなことさえ感じております。
試験というものの『平等さ』やその意義。学習者。親御。さらには同業者である指導者や大学などの試験問題の出題者。さらには一般の人々にいたるまで、心の中ではなんとなく思っていることを『挑発』と表現するのがふさわしいくらいにズバリと本質を突いたことをおっしゃってくれております。以前も書いたとおり、僕は浪人時代に富田氏の受験指導についていけなかったので、そのことが以下に浅はかなことであったかを痛感しております。
富田氏のご子息が時々引きあいに出されますが、『彼』が選択した『数学の宿題を出さない』ということと内申点。その教師から富田氏に相談がされたとき、富田氏がご子息に『メリットとデメリット』を説明し、ご子息が『選択』し、教師に『ルールどおりやってください』というくだりはとても印象に残っております。
さらに、問題を出題する側への提言として、いくら表側で美辞麗句を言っていても、試験問題を見れば『本音』もしくは『裏口』というものが見えるんだよ、という話は読んでいて『なるほどなぁ』とさえ感じ入ってしまいました。ここに記されている『大学』というのは日本の最高学府であり、また富田氏の出身校である東大をベースにして語られることが多いのですが、『東大』がどういった志向を持った学生に入学して欲しいか、ということや、その他もろもろのことが分かって日頃知ることがないことだけにそれは興味深く読めました。
英語講師、塾講師としてある『頂点』を極めた氏であるからこそ言える提言の数々は鋭い考察が満ち満ちており、現役から遠く離れてしまった自分は久しぶりに教育、受験というものに思いをはせて、すこし苦いものが自分の口の中にこみ上げてくるのでございました。