佐渡川準のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まずは合掌、佐渡川先生の冥福を心よりお祈り申し上げる
喪失感が大いに強い
私は、『ハンザスカイ』で佐渡川先生の、良い意味で熱苦しい作品に参ってしまった口なので、ファン暦は他の方より浅いが、それでも、この『あまねあたためる』が道半ばで終わってしまったのか、と思うと喉が詰まる
主人公・あまねや、周囲の人間は個性が光るにしろ、ファンタジー色の強い異能も持ってなくて、血生臭い重い過去も背負ってない、極端な話、その辺にいる『普通』の人間。けど、そんな彼女らが送る学園生活や日常風景はリアルで、面白おかしく、読んでいる側を自然に笑顔にしてくれた。私自身、この作品で笑い転げて、陰気を吹っ飛ばして貰った一人だ
ホントに、温かくて眩しくて元気イッパイの漫画だった
だからこそ、本当に心の底から、この言葉を言えますね
ありがとうございました、おつかれさまです
そして、今一度、佐渡川先生に追悼の意を捧げます -
Posted by ブクログ
私が前作の、全力空手漫画『ハンザスカイ』から、佐渡川先生のファンになった身だから、余計に、そう感じるのかも知れないんだが・・・・・・先生、こんな日常コメディもフルパワーで描けたんですね
ジャンルが違いすぎるので、どちらが好き、とかは決められないが、こんな眩しくて溌剌としまくった可愛い女の子が主役となると、こちらに挙手したくなるかなぁ
ほとんどの話が日常感が満載なので、逆に「ありえねー」ファンタジー色が全開の第10話の『たもつあたためる』はつい、声を出して笑ってしまった
線の太さをかなり変えているからか、この鬼はインパクトが、かぁなりある
先生が描いているのか、アシスタントさんが任されたのか、そこは素人には判らないが、この鬼はイイ味が出てる。同じ話に出てくる、福の神も人間臭さ(胡散臭いともいえる)が滲み出てて、他の日常ストーリーの面白さを倍にしている
日常系で、私的に推しなのは、最も好きな男子キャラである生徒会長・神崎拓人が、周に性格を軟らかくされる第三話『あまね猫を飼う』。次点が、薹が大いに立っちゃってる横井琴乃がちょっとだけ優しくなって、最終的には、やっぱり、やさぐれちゃう第五話の『あまね着飾る』
先述した『ハンザスカイ』だけでなく、他の作品と比べても、優劣を付ける事は出来ないだろう
ただ、この漫画の主人公・温周の名前に負けてない、この「ほんわか」と漂う緩い雰囲気も、佐渡川先生だから出せるものなのは間違いない
次巻も癒してもらえそうだ -
Posted by ブクログ
佐渡川準先生の初連載作であるギャグ漫画。
そしてこの後の作品を読んでから、あらためて読み返すと”基礎がしっかりしているマンガ家はどんなものを描かせても上手い”ということを改めて認識させられる初連載作。
まずこの「無敵看板娘」という作品のどこが優れているのか、特徴的なのかというのは”全17巻のギャグ漫画において主要キャラは10人””きちんと起承転結がある”という二点。
17巻続いたギャグ漫画において10人は少ないです。
しかもそのひとりは犬(実際は9人と1匹)です。
どうしてもギャグ漫画はマンネリ回避で新キャラを投入していきがちなのですが、この「無敵看板娘」は”どのキャラクターを組み合わせてもきちんとエピソードが作れる”というところまでキャラクター同士の関係性をはっきりと積み上げていく方法で新キャラ投入を回避するという腕を見せています。
”作中の人間関係をきちんと描く”というのは漫画の基礎ですが、そこをしっかりと出来るかどうかはマンガ家の腕の見せ所。
1話完結形式のギャグを週間連載で全17巻。
それを10人でやってのけたっていうのは、なかなかに凄いです。
そして。
きちんと起承転結があるというところ。
ギャグ漫画においてきちんと起承転結がある。
これですね。
もう少し突き詰めた言い方をすると「ネタがしっかりしてる」ということなんですよ。
ストーリーできちんと笑わせて、オチまでしっかりつけているという。
そういうことですね。
これもホントに基礎の基礎ですけれど、こういうところをきちんとしてるマンガ家は当然ながらその作品も面白いし、上手いんですよね。やっぱり。
このギャグ漫画である初連載作「無敵看板娘」に続いて、ボーイミーツガールのファンタジー作「PUNISHER」
そして元不良少年が恋したことをきっかけに空手に打ち込んでいく姿を描いた「ハンザスカイ」と、連載ごとに全く毛色の違うジャンルを発表しているのですが、本当に上手いマンガ家さんです。
大好きですね。