平野貞夫のレビュー一覧

  • 野党協力の深層

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    副題は「戦後共産党は、いかに大転換に至ったのか」。小沢一郎議員の側近の平野貞夫元議員が、数十年の事務方・議員生活にわたっての経験・共産党議員とのエピソードから、共産党がどのように変化してきているかを紹介している。各エピソードは新聞報道等にはならないようなものであるが、考え方は違ってもお互いを評価しあうような個人レベルの尊敬・信頼関係があることがうかがえて興味深い。共産党が現実路線への転換を進めてきていることについては詳しく知らなかったところ参考になった。

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    2018年03月07日
  • 昭和天皇の「極秘指令」

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    この本を読み終わって果たしてどのくらい日本のことを本当に考えて行動している政治家がどのくらいいるのか、とさみしくなった。
    「日本国民」の存続というところに焦点をあてて考えていた昭和天皇の想いが強く伝わり最終章ではなぜか涙が止まりませんでした。

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    2012年02月21日
  • 国会崩壊

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    平野氏は小沢一郎とのつながりが強いので、その辺を差し引いたとしても、とてもわかりやすく政治の話が書かれていて、戦前から戦後にかけての簡潔な日本の議会制民主主義(でない)史となっています。更に、現状の国会運営や自民党政権の腐敗ぶりへの危機感も書き連ねられており、2009年8月末の衆議院選挙に向けていい資料となると思います。

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    2010年03月24日
  • 国会崩壊

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    福田サミット前6月あたりの状況と、戦後日本議会政治史。たぶん議会政治史の部分が先にあって、それに当時のトレンディな(?)状況を付け足したものではないかと思われる。しかし政治本は本当に水物というか、あっという間に陳腐化してしまうんだなあ。

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    2011年07月15日
  • 虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実

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    最側近が語る小沢一郎。世間はメディアなどの影響で、その人物像をかなり誤解させられているようだ。今こそ政権交代だ!頑張れ小沢!

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    2011年07月15日
  • 自民党という病

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    平野貞夫という人を初めて認識したが、衆議院事務局に入局して裏方を知り尽くしたのちに議員になり、小沢一郎の知恵袋になった人だということだ。その彼に佐高信が岸信介、ロッキード事件、自民党の利権、公明党との関係といった裏側の話を聞いていくということで、読み物として興味深い。ただし、自分としては政治家の個人名にそこまで詳しくないので、そこらへん知識がある人はもっと楽しんで読めるのだろうなと思う。

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    2021年08月21日
  • 国会崩壊

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    この本は永年、衆議院事務局職員として勤務した著者による戦後憲政のあらましと現国会の問題点を現した本である。著者はマスコミや学者の劣化にも言及しているが、本書の内容を信じるとすればこの国に明るい未来はあるまい

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    2011年12月17日
  • 昭和天皇の「極秘指令」

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    調印後6年間も放置されてきた核防条約が1976年のロッキード国会で承認されたのか?そこには天皇陛下のあるご意志が働いた。というノンフィクションである。少し前、我が国の指導者は核武装が必要とか、戦後レジームからの脱却と言ったが、本当に必要なのか?なぜ必要なのか?を国民に説明していただろうか。また有権者も歴史に学び、選択する責任があるのだ。

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    2011年09月18日