アニタ・フリースのレビュー一覧

  • スーツケースの中の少年

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    デンマークとリトアニアを舞台に展開するスリリングな物語である…「知られざる不幸な境涯」が実は密かに多々存在していて、それに気付いて「何とかしてみたい…」という正義感を持っている女性が、期せずして恐るべき事態に巻き込まれてしまう…勿論、本作はフィクションだが…「全くの絵空事」ではない、「迫るモノ」が在る…

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    2013年10月28日
  • スーツケースの中の少年

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    ネタバレ

    スティーグ・ラーソンの「ミレニアム」と賞レースを争ったというデンマーク作家二人による共作ミステリ。
    友人から頼まれてコインロッカーから取り出したスーツケースに収められていたのは、全裸の少年だった。誰が、何のために?
    物語は複数の主要な登場人物の視点に切り替わりながら進んで行く群像劇となっており、読者はある意味神の視点で物語を読むことができる。その意味で、少年が誰なのか、黒幕が誰なのかは比較的早い段階で想像でき、また明かされて行く。一方でなぜ?という命題は物語終盤まで明かされず、群像劇にもかかわらず、良質なホワイダニットのミステリとしてまとめられており、ミレニアムと賞レースを争ったというのも頷け

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    2013年10月11日
  • スーツケースの中の少年

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    デンマークの作家「レナ・コバブール」と「アニタ・フリース」の共著の長篇ミステリ作品『スーツケースの中の少年(原題:DRENGEN I KUFFERTEN、英題:The Boy in the Suitcase)』を読みました。

    『キリング』に続きデンマーク発の北欧ミステリです。

    -----story-------------
    昔からの友人の「カリーナ」から「あなたにしかできない」と頼まれて、コインロッカーに預けられたスーツケースを取りに行った「ニーナ」。
    「ニーナ」はクリニックに勤め、DVなどから逃げる人々や依存症に苦しむ人々を助ける仕事をしている。
    やけに重いそのスーツケースに入っていたの

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    2022年11月22日
  • スーツケースの中の少年

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    ネタバレ

    なんでかまた、北欧ものを読んでるかな。
    なんでかまた、こぶ平のお勧めを読んでるかな。

    でも意外と良かった。
    闘う女性たちって感じだったし、
    あんまりうだうだしないで、話が進んだし。

    謎解きはちょっとありきたいな気もしたけど、
    看護師ニーナの過去はちょっと切なかった。

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    2013年12月19日
  • スーツケースの中の少年

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    北欧の小説のため登場人物の感覚が少し新鮮で面白かった。ストーリーはそれほど特異なものではなく、オーソドックスだが味付けが変わるとこんなに感じが変わるのかと面白くよめた。ただし登場人物に似たような名前がいくつか出てくるので少し混乱しそうになった。

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    2014年03月21日
  • スーツケースの中の少年

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    タイトルに惹かれて購入。
    ドキドキした。
    次々話が展開していき楽しかった。
    終わりも良し。
    他の本も読んでみたい。

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    2014年02月27日
  • スーツケースの中の少年

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    デンマーク、看護婦のニーナ、コインロッカーのスーツケースに裸の男の子。謎の大男。息子を誘拐されたシングルマザー。

    人身売買、不法移民の少女売春、DV、子供の誘拐、小児性愛、腎臓売買。日本の小説にはあまり見ない状況です。

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    2014年04月27日
  • スーツケースの中の少年

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    迸る緊張感と迸る臨場感はハリウッド映画ならでは。
    スマートかつテンポのよい展開は見ものです。
    読者は全ての登場人物の内面に触れてしまうため、一切推理、思考の余地がないのが残念ではあるけれど、主人公とその旦那の距離感にほっこりとします。

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    2013年10月27日