Naffyのレビュー一覧

  • 夜明けをつれてくる犬

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    犬との出会いを通して、少しずつ前を向いていく姿がとても印象に残る一冊。寂しさや苦しさの中にも、そっと寄り添ってくれる存在がいることの温かさを感じる作品。

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    2026年10月01日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    ネタバレ

    おもしろかった〜
    主人公のこども時代から晩年まで、特別恵まれた環境ではない中で音楽と出会って、いろんな人たちとの出会いがあって、支えられて、高め合って、めぐってきた機会を活かして、苦難もあったけど、音楽とともに幸せな人生を送った、といういいお話だった。

    貴子さんのこと、現実離れはしているけど、でもそういうこともあるかもねと思える素敵なファンタジーで、私は好きだった。

    ほかにも魅力的な登場人物が多くて、読んでいて幸せな気持ちになる本だった。私がクラシック好きだということもあるけど。

    また演奏会聴きに行きたくなったなあ。

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    2026年09月06日
  • 夜明けをつれてくる犬

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    愛犬を看取ったことがある人はみんな気持ち宝箱が開いてしまってしばらく涙が止まらないんじゃないだろうか。今は亡き歴代キャバリアたちの優しい温もりを思い出して恋しくてたまらない。

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    2024年07月04日
  • 夜明けをつれてくる犬

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    犬と暮らすってそんなにいいことなのだなあ。アレルギーで動物が飼えないので絶対にできない経験。お花屋さんのお姉さんが優しすぎる。傷ついた分だけ、人の心の傷に気づくことができ、優しくできる、そんな人になりたいものです。美咲の家族もあたたかい。

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    2024年01月25日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    なんという 幸せな読後感でしょう。

    1950年、主人公佳和5歳、音楽との出会いから始まり2025年まで。一人の音楽家の音楽と共に歩んだ軌跡が描かれています。
    劇的な何かが起こるでなし。主人公もどちらかというと地味めなんだけど真摯に音楽に向き合い着々と歩みを進める様…読んでいて とても清々しかった。

    冒頭から とても情景が浮かびやすいなと思っていたけれど(文章が優しいのでしょうか?)
    もうその場に居たら幸せすぎて泣いてしまう。と思うようなラストシーンでした。

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    2026年10月04日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    ネタバレ

    いやぁーぐっときました、素晴らしかったです。激動の指揮者の一生。若かりしときの才能が開花するか否かの時代のドキドキ、不滅の恋人、(言葉が素敵)様々な楽団で指揮を振る巨匠としての姿、からの病…病を克服しようとリハビリ士ステージに立てたのが一番グッときたかも。そして不滅の恋人、貴子の秘密。秘密の内容は意外だった。良い終わりだった。

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    2026年09月21日
  • 夜明けをつれてくる犬

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    実家で飼っていたキャバリアにそっくりの表紙、しかも主人公が人前で話すことがとても苦手な女の子…。
    我が家の息子も場面緘黙症なので、通じ合う事が多すぎて、児童書ですが気になって読んでみました。
    結果、あちこちで込み上げてくる涙を子供達に悟られないようにしつつ、あっという間に最後まで読んでしまいました。とても良かったです。是非、今色々な事で悩んでいるお子さんがいれば、読んでほしいなと思います。

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    2026年04月06日
  • 夜明けをつれてくる犬

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     Naffyさんの、ちょっとクールでバランス感覚が独特な、美しい絵を見たくて借りた本書であったが、読んでいく内に、犬のかけがえのない素晴らしさを知ることができた、吉田桃子さんの物語も、少女の成長とともに印象深いものがありました。


     物語の主人公「斎藤美咲」は、その両親と兄も含め、家族みんなに愛されていた、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの、「レオン」が亡くなったことが、一年経った今も忘れられず、いわゆるペットロスのような喪失感に苛まれていたが、彼女に関しては、それだけではなく、幼少期から声が出ない、精神的な苦しみも抱えていたことから、その辛さは尚のことであり、学校ではひとりぼっちでいることが多い上に、その話すことができないことを、度々馬鹿にされるような姿には、はっきりと、こういう病気ですといったものが不明であるからなのか、見ていて不憫でならなかった。

     そんな彼女にとって、数少ない心を許せる友達がレオンだったのであり、そこには言葉が無くとも通い合わすことのできる、犬が人間にもたらす、素晴らしき恩恵を見た思いであったが、その大切なレオンがこの世からいなくなってしまった、今現在に於いて、彼女はこれからどう生きていけば良いのか?

     と思った矢先に、幸か不幸か、レオンにそっくりな犬を花屋さんで見かけた美咲は、勇気を出して、その飼い主に止められない思いを伝えようとするが・・・。


     生き物には寿命があるため、いつかは別れなければならない時が必ず来るし、それに関して特別な思いを抱くのは、美咲だけとは限らず、寧ろ、犬が好きな人であれば、他の人がそのような体験をしたときに、それがきっと自分事のように思えるはずなのだと感じた時、「ああ、こういうことなのか」と彼女も初めて実感することによって、自分の内の思いだけに拘らず、少しずつ、外の思いにも目を向けるようになっていく、そんな様子に、まずは彼女自身の成長を感じられた。

     また、そうした成長を促してくれたのは、数は少なくとも、心温かい周りの人と犬であり、特に人間に対する真っ直ぐな犬の優しさを表した、『犬は、自分のことをよく見せたいとか、こうするとなにか見返りがあるからという理由でやさしいんじゃない』には、とても心を動かされるものがあり、それはレオンの素晴らしさだけでなく、それぞれに別の個を持った犬の素晴らしさでもあり、美咲自身の喜びでもあった。

     そして、何よりも美咲自身、素敵な未来を実感できたこととして、誰かにやってもらうことよりも、彼女自らがそうしたいという思いに達したことがあり、それは、相手の中に自分自身を感じることができた、とても素敵なことであり、そんな共感できる思いが、生きたいという気持ちを更に高めさせてくれたり、大きな励みとなってくれることには、『犬には、たいへんなことがあっても、困難を乗り越えて、それでも前に進んでいこうとするパワーがそなわっている』という、犬自身の持つ生命力からも感じられた、そんな前向きなメッセージがタイトルには込められており、これまでの長く辛い夜を押し退けて、ようやく連れてきてくれた夜明けは、彼女の為だけではない、犬の為のそれでもあったのです。

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    2024年05月15日
  • 夜明けをつれてくる犬

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    うちにもキャバリアがいるので完全にジャケ買いです。
    児童書ですが、とても良かった。あたたかな気持ちになれる一冊。
    作家さんはキャバ主さんなのかな
    キャバリアの柔らかい感じが伝わってきました

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    2023年11月17日
  • 夜明けをつれてくる犬

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    ネタバレ

    いつの頃からかの猫ブームに押されて脇道に追いやられている犬本。犬派かつスパニエル推しの私にはどストライクな表紙に惹かれて読み始めました。

    自分の思いをうまく言葉にできない小5の女の子、美咲。
    日常生活はもちろん、卒業式での6年生を送る言葉の自分のパートでも声が出ない。これも物語の中で美咲の成長を表すための、わかりやすい縦軸バロメーターですよね。

    そして美咲が生まれたときから寄り添って生きてきたキャバリアのレオンの死。

    冒頭からレオンは骨壷に入った存在。でも美咲にとっては、たとえその状態でも、大きすぎて受け止められない喪失感を癒す存在なんですよね。

    4・5年生くらいから読めるやさしい文章なんですが、喪失の苦しみや生きづらさにあえぐ、子どもなりの心情がなんだかリアルで。
    愛犬を失ったことのある人はこの気持ちと行動すごくよくわかるんじゃないでしょうか。
    火葬前に少し切った毛をしばらく指で撫でたり嗅いだりしては泣いていた人間には響きましたよ。生きてたら絶対涙を舐めてくれるのに。とか思って底なしに落ちていくんです。

    レオンに生写しのキャバリア犬ビリー(同じ犬種なんだから似てるのは当たり前だろ、なんていうやつがいたら、そいつは犬と暮らしたことがないのだ)と、ビリーが看板犬を勤める花屋の店主である女性との出会いで、喪失感と周囲に感じる温度差でガッチガチの美咲の心が少しずつ解されていき、もうひとつの重要な出会いに辿り着くという流れ。

    ひたすら「ビー玉」を引っ張ってきた分、山場での描写は一定のカタルシスを覚えるものの、やってやった感を感じなくもないひねくれ読者。
    いや、児童書なんだからこれくらいわかりやすく気持ちのいい流れと表現は控えめに言って最高でしょう。

    しかし、夜明けを迎えてからのあまりにスムーズかつ達者な喋りに、どういう症状だったのかと掘ってみたくなる。
    陽気な弟が一計をめぐらせてしまうくらい、家でも喋れていなかったことを考えると場面緘黙ともまた違うのかなとか、そういうパターンもあるのかなとか。

    しかしこれ、表紙はレオンなのか?ビリー?いや、やっぱりレオンでしょうね。
    というかサンであるべきなのでは?
    うーん。物語の山場で物理的に夜明けを連れてきたのはサンだけども、美咲だけを覆っていた夜の世界に夜明けをもたらしたのはレオン…いや葉子さんじゃない?
    「夜明けをつれてくる三十路女性」
    それはそれで手が伸びていただろうとも思う。

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    2022年04月12日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    音楽に人生を捧げた主人公佳和の話は、戦後から現代まで音楽で食べていけるのは、ひと握りの人といわれています。最後は未来の音楽家の指導とふれあいになり、いつも心の支えとなってくれていた人は、その真実がわかります。主よ、人の望みの喜びよの曲で締めくくられ音楽とともに過ごすひとときとなります。

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    2026年10月11日
  • 夜明けをつれてくる犬

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    主人公が緘黙症の5年生の女の子。家でも言葉が出せず、心の中では様々に感じていて、細かくその感じを考えたりしているのだが、声が出ない。生まれる前からいて、唯一自分を理解し寄り添い、言葉がなくても分かり合えた犬の死のショックが大きく、遺骨を触って癒されていた。
    ・卒業式で全員が言わなければならない言葉。
    ・飼い犬だった子にそっくりの犬と、その飼い主である花屋の女性との出会い。
    ・愛犬に対する家族の気持ちとのズレ。
    などを1人問答のようにモヤモヤと考えながら過ごす中で、変化が起きてくる。
    同級生の冷たさや、先生の対応、家族の接し方に違和感があったが、終わりに近づくにつれて家族の思いも主人公が感じていた表面的なものとは違う部分が見えてくる。
    緘黙症と言っても人それぞれと思うので、単純に薦められるとは思わないが、そういった悩みを持つ人もいて、結局一歩を踏み出せるにはどういうことが必要なのかを考えるきっかけにはなりそう。

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    2026年08月20日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    P80
    思わぬ来客がひょっこり訪ねてきた。


    という表現に違和感を持ちました
    「来客」と「訪ねてきた」 で意味が重複すると思いました

    来客があった
    もしくは
    思わぬ客がにした方が・・

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    2026年08月19日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    藝術の世界の厳しさ、関係性の大切さを感じました。才能だけではどうにもならない歯がゆい思いや、差別など厳しい中で力を発揮できる人はすごいですね!
    聞く側の我々も指揮者の伝えたいことが感じ取れるような聴衆になりたいと思いました。

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    2026年08月18日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    ⭐︎3.8
    世界で活躍する指揮者になるというのは、特殊で劇的な人生? いいえ、主人公の佳和は流れに身を任せるような意思決定が多く、性格は穏やか。
    そして華美な描き方はひとつもない。
    ドロドロやヒリヒリとは無縁の順調に見える人生は、ある意味リアリティがあるのでは。
    語り口も常に俯瞰しているような冷静さがあって、この一冊をかけて長い人生を描くことに成功していて感嘆しました。
    終わりが近づくと、壮大な人生を見せてもらったことに感動が押し寄せ、胸が熱くなりました。
    今すぐにクラシックが聴きたくなります!

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    2026年08月08日
  • 夜明けをつれてくる犬

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    小さい頃から、自分の思いをうまく言葉にして発することができない小5の美咲。
    愛犬の死をきっかけに、より言葉が出なくなってしまう。
    言葉が喉に詰まってしまうもどかしい思いと、愛犬の死を受け入れられない思いが、切々と語られる。

    自分だけが辛い気持ちを抱えている、と思っていた美咲だが、徐々に周囲の人々が抱える辛い気持ちに気付き始め、発語と愛犬の死という二つの困難に向き合い、前を向いて乗り越えようとしていく。

    主人公の美咲の言葉が出ない様子を、
    言葉はいっぱい自分の中にあふれているのに、喉にビー玉が詰まってしまったようで、出てこない、
    というような表現で書かれている。
    症状についての詳しい説明はないが、もしかして場面緘黙症なのだろうか、と思った。
    家族もそれぞれ心配しながら、どうにか美咲が自分で言葉を発せられるようにと、色々と考えている様子が伝わってくる。

    吉田桃子さんは、「ラブリィ」以来。
    素直で前向きな中学生男子の話だったが、今回は少女の辛い心情が中心の物語で、全く違う味わいだった。
    naffyさんの挿画はとても素敵なのだが、何となくこの物語の家族像と一致しない気がするのが残念。
    2022.1.17

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    2022年01月30日