平智之のレビュー一覧

  • なぜ少数派に政治が動かされるのか? 多数決民主主義の幻想

    Posted by ブクログ

    全く知らない人だが、非常に参考になった。
    政策立案力は最優秀な方のようだ。
    ただ元衆議院議員で前回落選したようだ。
    当選するにはまた別の能力が求められるのか。
    是非次の選挙で当選してほしい。

    0
    2014年09月28日
  • なぜ少数派に政治が動かされるのか? 多数決民主主義の幻想

    Posted by ブクログ

    そういえば、この本が出版された7年前にはまだ民主主義の可能性が信じられていた。その時の気持ちを思い出した。

    導入が原発問題の議論が長かったので、この本のタイトルに期待した内容とは少し外れるかも、と心配したが、いろんな各論の議論にも触れていて説得力があった。

    自分はマクロ経済学には明るくないので、著者の主張する政策を取った場合に、著者が主張する効果があるのかを見極めることはできなかったし、各論で必ずしも賛成できない提案もあったが、とても説得的な議論に感じられた。

    日本でもアメリカでも随分と民主主義が毀損されてしまったので、またこんな夢を語れるようになれればいいなぁ、と思う。

    0
    2020年11月08日
  • なぜ少数派に政治が動かされるのか? 多数決民主主義の幻想

    Posted by ブクログ

     いい加減こうした論調の体制批判論はお腹いっぱいの感があるが、これだけ多くのまとまりのある主張が出ているのであるから、そろそろなんらかのカタチで実体化してしかるべきではないかと思う。この種の提案は抽象的な理念で終わってしまうことも多いが、本書は具体的な方法や数字を示すことによって実現性を期待させてくれる。ただ、具体化することはそれだけ反論の材料を相手側に与えるということでもある。実際にフォーラムの場所で提案を行えば「この場合はどうなの?」的なツッコミを受けることになる。しかしなによりも大事なことは、その提案の実現可能性というよりも「現状の代替案を議論にのせること」ではないか。最近の傾向として「

    0
    2014年09月26日
  • なぜ少数派に政治が動かされるのか? 多数決民主主義の幻想

    Posted by ブクログ

    ゴルフ場問題を傍聴しながら読破したのですが、まさに誰が望んでいるのかわからないもののために市民の血税が投入されるという市政とパラレルな内容だけに、つくづく納得。
    正義が通る政治に変えるために、やるべきことは山ほどあるのを痛感します。

    0
    2014年06月17日
  • なぜ少数派に政治が動かされるのか? 多数決民主主義の幻想

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    禁原発を謳う平氏の考えには電力安定供給の選択肢を狭める点、資源獲得の際の交渉カードを一枚失う点でも日本にとって大きな損害だと思う。何かと官僚による国民詐欺だとか利権団体による搾取だとかの論で議論が進められるのは残念な点である。しかしそれら問題がないわけではなく国民目線の政治を行える優秀な方だと思うので賛同できる点は評価したい

    0
    2015年01月04日
  • なぜ少数派に政治が動かされるのか? 多数決民主主義の幻想

    Posted by ブクログ

    メディア論の本かと思って手にしたが、政策決定過程における官僚たちの果たす役割(ネガティブな意味で)を、政治家の視点から描いた本だった。

    論の展開は「小さな政府」志向で筋道が通っており読んでいてスカッとする。気持ちいい。が、政府機能の受け皿となる地域共同体をどう構築するのかという点や、社会的弱者の包摂の問題をどう捉えるのかという視点などがメチャ薄く、氏の意見の多くには賛同をしかねる、と思った。
    また、「民主党の人は頭がいいんだな」「でも粘り腰がないから、結局、問題解決ができなかったんだよね」という、しょうもない感想も持った。。。

    0
    2014年02月05日