玖倉しいちのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
完結巻なので基本構造は割愛。
打ち切り感満載で終わってしまった。
謎はほぼほぼ解決されない上に、新たなる問題も上積みして、これから面白くなる!って雰囲気で・・・完。
・・・続きはWebで・・・とかやるつもりだったのかな。
紙の本にこだわりがあるので、仮にあっても読みにいかないけど。
ゾンビの逃走譚を群像劇で語るのは面白いと思ったんだけどな。
あまりに個性のないありきたりな話なのは、それを活かすためだと思ってた。
・・・だから多分、1巻がヘンテコなのがまずかったのかも・・・。
1巻に何故か同じ事件を共有した本編と直接絡まない話があったのよね。
だから、1巻で構造がわか -
Posted by ブクログ
群像劇スタイルで、ゾンビ災害から逃れる旅を描く3巻。
今巻も視点となる主人公の視点を変えながら、過去と現在を語りテーマを紡いでゆく。
ゾンビを自然災害としたら、災害で壊滅した都市で安全を求めて彷徨う作品とも読み替えられるか。
阪神大震災の後、都市機能が麻痺するレベルの災害をテーマにする作品がいくつか見られるが、そんな文法でも読めるのかなと言う印象。
サバイバル下にあって、何の取り柄もない凡夫を一応の軸に、それを足手まとい役に置かずに牽引するスタイルもある意味新しい。
一芸に秀でたメンバーが道を切り開く中、凡人のリーダーシップが日常に寄せる効果があるのかな。
極限状況の中、 -
Posted by ブクログ
突然ゾンビであふれた世界でサバイバルする、ある夏の東京の物語2巻。
群像劇スタイルなのね。
ゾンビ騒動を主人公を変え様々な視点で描くことで全体を伝える手法は面白い。
1巻でいきなり変化球を混ぜてきたので全体がブレたように感じたけれど、このスタイルとわかれば面白くなりそう。
前巻で別行動となったヒロイン視点、合流した別ヒロインの視点・・・。
今巻わかりにくかった展開も、別の人の視点で描かれることもあるのだろう。
典型的展開を多めに投入してはいるが、見せ方が工夫されているならばこの辺りは変に主張しない方が面白いからコレでいいと思う。
いろんな視点で、疑問を解消させながらいい -
Posted by ブクログ
わたしの六月はゾンビ月間・・・ということで、手に取ったシリーズ。
なので闇雲にゾンビっぽいものを買い込んだため、タイトル以外の情報なしで読み始める。
突然ゾンビがあふれた世界。
ある夏の東京での物語。
そんな状況下でのサバイバルな物語をオムニバスな雰囲気で綴られたような印象。
特定の主人公を描き、生存と謎解きに奔走するでもなく、群像劇スタイルで様々な視点で物語が交差するでもない。
ドラクエ4みたいに最後に主人公たちが共闘する展開はあるかもしれないが・・・。
あとがきにヒロイン再登場らしき事が書いてあったので群像劇っぽくなるのかしら。
あまりに定番なことしか描かれておら