小川明子のレビュー一覧
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イギリスの病院には「ホスピタルラジオ」という取り組みがある。
入院患者を気分的に慰め、回復を助けるため、1920年代に始まり、2022年6月時点で154のホスピタルラジオ局がある。
患者に双方向型で音楽、クイズやビンゴなどエンターテイメントを提供したり、ボランティアが病棟を訪れコミュニケーションを図ったり、医療情報番組を放送したりしているという。
結果的に患者の不安が軽減され、ナースコールが減ったそうだ。
日本では、2018年8月、NHKがお笑いコンビ、サンドイッチマンによる「病院ラジオ」という番組を放送、話題を呼んだ。
そして、2019年12月、愛知県豊明市にある藤田医科大学病院で「フジタイ -
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本や音楽は複製された商品が多額の印税を作者にもたらすが、家画や彫刻家は作品を1回売ればそれっきり。その後の値上がりの恩恵にあずかることもできず、赤の他人が転売益を得るのを横目で見ながら自らは貧しいまま(かもしれない)。そんな不条理を救うルールが追及権。転売の際の売価の一定パーセンテージ(数パーセント)を作者に遡って払い続けるというルール。ヨーロッパの多くの国で制定されている。アメリカでは州によって違う。日本はなし。さまざまな事例を紹介しつつ、各国のルールや運用の実際を説き、芸術家の保護(ひいては芸術の健全な発展)のために国際的な法整備が必要と訴える本。学術論文を新書に盛りつけ直した本なのでやや