康芳夫のレビュー一覧

  • 虚人魁人康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝

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    すごい元気が出た。表紙の康さんにめちゃくちゃインパクトあるんだけど、中身はもっとすごい。スケールの大きすぎるイベントや奇天烈な企画を命懸けで取り組む、リスクをヘッジしない昭和のきつい匂いがプンプンする良書です。企画の凄さよりも、実現に至るまでの手段の選ばなさが面白い。ハーバード・康は笑った。

    中盤のモハメドアリを日本に呼ぶまでの話が一番面白いよね。
    モハメド・アリについては、『かけがえのない日々』っていうキンシャサの奇跡を追いかけたドキュメンタリーを見たことがあって、これがもうアリが滅法カッコいいのだ。リアルタイムでアリの伝説を追えた人は本当に幸せだと思うし、アリの周囲に面白い人たちが集まる

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    2013年11月15日
  • 虚人のすすめ――無秩序(カオス)を生き抜け

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    合理性や効率ばかり考えていては、人生はおもしろくならないという指摘には納得。それにしても文章がうまいので驚いた。まるで文章のプロが書いたみたいに表現が豊かでなおかつ正確。

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    2012年02月28日
  • 虚人のすすめ――無秩序(カオス)を生き抜け

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    [ 内容 ]
    世界的な不況、どうにも是正しようのない格差社会。
    老舗が傾き、名門企業が沈んで行く。
    あたりまえと思っていた世界が根底から揺らいでいる今、常識、肩書など何の役にも立たないのだ。
    「実」と思っていた世界がことごとく「虚」に転じる中、興行というノールールの世界で、大物を口説き、あまたの問題イベントを仕掛けてきた著者の人生から学ぶものは多い。
    本書には現代の“無秩序”を軽やかに生き抜くための虚人の哲学がある。

    [ 目次 ]
    第1章 「虚人主義」のすすめ
    第2章 本能を覚ませ!
    第3章 千の修羅場をくぐる
    第4章 悪魔をも受け入れる虚人精神
    第5章 現実をマジックにかける
    第6章 蕩尽

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    2014年10月26日
  • 虚人のすすめ――無秩序(カオス)を生き抜け

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    前著「虚人魁人康芳夫」と仕掛けたイベントについての内容はかぶるが、著者の哲学がより前面に出ているのがこの本である。イベントの詳細については前著の方が断然詳しいので、本書、前著、および「箆棒な人々」の3冊は康芳夫理解セットとして必読。

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    2015年04月17日
  • 虚人魁人康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝

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    数々の有名イベントを仕掛けた著者の自伝。一定年齢以上の人には懐かしい有名イベント(アリ対猪木、ネッシー探索、オリバー君来日等々)の経緯やエピソードが、本人の手で詳細に記されている。著者についてはこの他、竹熊健太郎によるインタビュー「箆棒な人々」、および康芳夫の別著「虚人のすすめ」も併せて読むとより理解が深まる。康芳夫には、ぜひまた怪しいイベントを仕掛けてもらいたい。

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    2015年04月17日
  • 虚人魁人康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝

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    全編にわたって「大物たちと対等に渡り合う俺ってすごい」って感じに充ち溢れててでちょっと苦笑いしてしまうけど、手がけた仕事は実際すごい。表紙もおもしろい。

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    2011年02月19日
  • 虚人のすすめ――無秩序(カオス)を生き抜け

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    ネタバレ

    肩書が「国際暗黒プロデューサー」ですから、
    初めて彼を知った僕なんかにすれば、
    彼はとても色モノ感の強いひとに思えます。
    で、本書を読んでいると、
    「業界のなかに安住するな」みたいな語句が飛んできます。
    つまりは、あえて色モノ的に見えさえするポジションに
    好んで立つひとなのか(たぶん、そうです)。

    本書は、彼のこれまでの興行師としての成果、内容、
    そこにたどり着くまでの話を聞くようなところが多いです。
    それは、日常のルールや常識といったものを
    重要視して生活しているひとにしてみると、
    まるで、日常の奇譚、日常の冒険譚とでもとらえちゃうような、
    破天荒で眩しく、虚実がいりまじっているのではない

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    2017年07月04日