友岡賛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
近年、ビジネス教養のひとつとして脚光を浴びている会計学だが、これを勉強しようと思うと、その退屈さに音をあげたくなる。
けれども、その「歴史」を追ってみると、ひょっとしておもしろく会計を学べるかもしれない。
「複式簿記」「期間計算」「発生主義」など会計学の重要概念誕生の経緯から、「会計士」がどんな仕事をこなし、どんな社会的地位を占めてきたのかまでを辿り、会計だけでなく、株式会社や資本主義社会の問題を考え直すにも格好のテキスト。
会計の勉強がイヤになった人もどうぞ。
[ 目次 ]
第1章 会計とはなにか、会計の歴史をどうみるか
第2章 複式簿記
第3章 期間計算
第4章 近代会計の成立環境
第5章 発生主義
第6章 会計プロフェッションの生々
第7章 近代会計制度の成立
補遺 会計はつまらない-会計史の意義(?)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
商学部でありながら会計系の本は一冊も読んだことがなかったので、いったい会計とはどんなものかという多少の興味をさることながら、少しでも触れておく必要があるだろうという義務感のようなものから読み始めた。
まえがき→補遺と読んでいき、一度読むのをやめようかという衝動に駆られたが(補遺の文章があまりに独特すぎて読む気が削がれた)、本文は案外普通に読めた。
会計の歴史を徴することで、近代会計制度をその機能面と構造面から見ていくというのが本書の一貫したスタイルで、本全体としてはうまくまとめられていて読みやすい。専門的な用語も、読後思い浮かぶだけでも、「売掛金」や「減価償却」くらいで、これくらいの水準なら会計に疎くてもスムーズに読むことができる。
しかし、だからこそ、何か物足りなさも残った。
読む前から漠然と抱いていた会計に対するイメージの改変を迫るほどのインパクトはなかった。
もちろんこのようなポップな新書で会計全体を判断するわけにはいかないとは思うけど、やはり会計ってこういうものかもしれない、という思いを強くしてしまったのもまた事実だ。
補遺の題は「会計はつまらない」であるが、もし筆者の本当の意図を読み違えていないとしたら、やっぱり「会計はつまらない」で間違っていないのかもしれない。
(2006年12月19日)