湯本豪一のレビュー一覧

  • 日本幻獣図説
    河童、人魚、予言獣など大まかな分類に分け、さらにその分類の中の個々の妖怪について詳しく記した本。
    コロナ禍で一躍人気者となったアマビエからアマビコ、大神社姫などメジャーな幻獣も詳しく説明されていた。
    とても興味深い内容だった。
  • 帝都妖怪新聞
    明治の世になり、文明開花とはいえ、庶民の感覚としては魑魅魍魎の跋扈する世界線は江戸から連続して続いている。新聞という全国的なマスメディアの登場は、地方に燻っていた怪綺談が全国に広まっていく媒介となったのでは。
  • 帝都妖怪新聞
    明治時代の新聞に載っていた怪異や怪物の記事。

    普通の事件記事に紛れて、予言する幻獣アマビコだの海坊主だの狐狸の記事も掲載されていた。

    「眉に唾して読んで欲しい」とか
    「何だか新聞屋には分かりかねる話です」など
    疑いを持った眼差しで書かれている。

    河童の皿と言われるものを売ろうとしたら、欲しがる...続きを読む
  • 帝都妖怪新聞
    文明開化の世だからと怪奇現象を否定しながら、狐や狸が人を化かすのは信じるという、現代から見ると矛盾している記述が見られるのが面白いです。
  • 帝都妖怪新聞
    妖怪の時代は明治時代で終わったと思っていたけど、実はそうではなく。
    新聞に怪奇現象が掲載される→それに誘発されて、全国の怪奇現象の記事が集まる という一連の行動があるのは驚かされた。