阿部稔哉のレビュー一覧

  • 週末台湾でちょっと一息

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    かなり楽しく読んだ。台湾現地のこと、歴史のことをいいバランスで書いてあり、台湾をまた少し知れた気がした。
    この人の旅の仕方が好き。憧れるけど私にはできなさそうだからこそ、他の本もまた読みたい。

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    2024年03月10日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    日本がバブル経済最盛期の1990年に出版された同著者による「12万円で世界を歩く」で実施した旅を30年もの年月を経て再現した一冊です。格安旅行とか貧乏旅行とかで括られるバックパックスタイルの旅行(バックパッカー旅)では格安バス(できれば夜行)を乗り継いで予算内で目的地に向かうのをイメージしますが、LCCの普及で旅の地図が見事に書き換えられたと本書を読んで痛感しました。とくにアメリカ編ではグレイハウンドのアメリパスがなくなった旅の難しさを感じました。60歳を越えても変わらぬスタイルも旅を続ける著者の姿勢には感銘せざるを得ません。

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    2020年07月26日
  • 週末沖縄でちょっとゆるり

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    バックパッカースタイルの旅作家である下川裕治さんによる週末沖縄旅の魅力を伝える一冊です。タイ通のイメージがある下川氏が沖縄もアジアだ、と以前から言っているのは知っていましたが、私自身が沖縄は結局日本だし高いし、という先入観でこの本は敢えて読んでいませんでした。読んでびっくり、沖縄には本州にはない空気感があり、また東南アジアの魅力に負けない南国的な楽しみがあるのではと思いました。今はただ沖縄に行きたいです。

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    2020年01月19日
  • 週末ちょっとディープなタイ旅

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    プミポン国王ご逝去の話題にも触れていて最近のタイ関連トピックがいろいろとあり興味深い一冊です。タイ料理とタイ中華料理。。。次タイに行った時にはそのことを意識しながら食堂に行ってみたいと思いました。

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    2017年11月04日
  • 週末ちょっとディープなタイ旅

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    プミポン国王逝去後の情報や写真が記載されていて、その情報の速さに驚いた。
    タイが最も専門や筆者の目からも、軍事政権以降のタイはかなり変わったという。自分も感じてみたくなるような内容だった。

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    2017年02月12日
  • 週末バンコクでちょっと脱力

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    バンコクに対して並々ならぬ愛に満ち溢れた著者が久しぶりにバンコクをテーマに書き上げた一冊です。
    空港からのタクシー、ホテル、マラソンのトピックは読んでいてバンコクの情景が浮かんできて楽しかったです。
    アジアンティークに対する著者の考察は下川氏らしくて私は共感しました。
    巻末のバンコク在住者によるバンコク案内も意外な場所があります。読者のバンコク歴にもよりますが、バンコクでのひと味違った過ごし方の提案としては面白いです。

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    2016年10月04日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    週末シリーズの4作目。ベトナムは仕事でかなり行ったのだが、書かれている通り北と南では全然違う。
    歴史的な背景を知らないと、朝鮮やドイツのように元々ひとつの国だったかのように思いこんでしまうが、実際はそうではないのだ。そのあたりは外国人の我々としてはとても分かりずらい。
    前作の台湾と同様に、歴史的な部分にかなり踏み込んだ内容になっていて、とても興味深い。なるほどと思える部分が多いのだ。

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    2014年03月23日
  • 週末台湾でちょっと一息

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    この人はタイと沖縄が専門かと思っていたのだけれど、その間にある台湾もちゃんとフォローしていた。
    私が下川氏が好きなのは、感覚が似ていること。バンコクに空港に降り立つと、なんとなく緊張感を感じるのだが、台北ではそれがない、という感覚。すごく共感を覚える。
    いわゆるガイドブックの類とは違うけど、経験に基づく内容はリアリティたっぷりだと思う。

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    2013年10月04日
  • 週末ちょっとディープなタイ旅

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    ネタバレ

    軍事政権化のタイの人々が過ごす日常を知ることができ、国王の逝去をリアルタイムな体験が興味深い。
    タイの交通といえばトゥクトゥクを思い浮かべるが、バイクタクシーやロットゥーという交通情報が面白い。
    タイの隣国、ラオスの中国資本に頼った末路は未来の日本ではなかろうか。街の看板が中国語で溢れる中国化はなんか怖ろしくもある。

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    2025年08月29日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ タイ・北極圏・長江・サハリン編

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    ネタバレ

    明記はないけれど、ほぼ後編。
    四編いずれも面白い中、北極圏と中国の旅が特によい。
    前者は地域自体の異郷感がにじみ出ていて、後者は時代の変遷がわかりやすい。

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    2025年08月27日
  • 週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分

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    ディープなシンガポールとマレーシア。私、マレーシア駐在3年目ですが、駐在員と旅行者の視点の違いが興味深かったです

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    2023年10月29日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    ハノイやホーチミン、地方によって物価がかなり違うのが不思議に思いました。
    ベトナム人はとても逞しく、エネルギッシュな民族でこれからますますベトナムの若い人たちによって大きく発展していくんだろうなと思いました。

    本の中でベトナムコーヒーの話が出てきて、何度もコーヒーを飲みたくなりました。個人的にはコーヒーの花の話が印象的で、どんな匂いがするのか気になりました。いつかコーヒー畑を見てみたいと思いました。

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    2023年03月06日
  • 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック

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    一般的なガイドブックではないけど、読んでいると街の空気が漂ってくる そんな感じ。紀行文っていうのかな。これに限らず、下川さんが記された旅行記はどれも面白くとても興味深い内容が多い。私は大好き。

    香港もマカオも以前のように気軽に行ける日は戻ってくるのだろうか。特に香港。もうここに書かれた日常は2度と見ることができないのかな。

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    2020年06月29日
  • 12万円で世界を歩くリターンズ 赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編

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    30年前に行った12万円の外国旅行を再現するという企画だが、プロローグに週刊朝日のデキゴトロジーというコラムのことが書かれていて驚いた。実は結構好きだった。そうなると、当時、「12万円で世界を歩く」もリアルタイムで読んでいたのかもしれない。覚えていないが。
    30年の間のインフレにも関わらず、LCCの登場で、当時よりも安く早く旅ができてしまうというのは驚きだ。他方、当時と同じコースをたどろうとすると、定期バス路線の衰退などでかえって難しいというのもまた驚きだ。
    本書では、赤道編、ヒマラヤ編、アメリカ編の後に、バングラデシュに住んでみるというちょっと毛色の変わった企画が載っているが、これが一番面白

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    2020年01月13日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    タイトルから旅行記と想像していたが、ベトナムの政治、歴史にも触れられていて、読みごたえがあった。
    単なる旅行記とは違った。

    あとがきに「日本は豊かで、アジアは貧しいという発想は、いまのアジアでは通用しない。東南アジアの国々の多くは、日本より高い経済成長の軌道に乗っている。若い人たちの人口が多いベトナムのポテンシャルエネルギーは、これからの経済成長を支えていくといわれる」とあるように、
    ベトナムのエネルギーを感じられる内容だった。

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    2019年09月08日
  • 週末ベトナムでちょっと一服

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    ネタバレ

    下川も書いているようにベトナムとは一筋縄では対応できない。矛盾する面を持っている。親切かと思ったらぼったくるのも日常的。社会主義の厳格さを示しているその側から商人の顔を持っている。特に第4章の「フランシーヌの場合」世代の迷走。には考えさえられた。彼と同年代なので彼が何を言いたいのかが理解できる。ぼくもベトナム戦争については未だに総括ができていない。
    この本は別の意味で忘れられない本でもある。ベトナムのラオカイから中国の河口に日帰り旅行した。その帰りベトナム側で入国を拒否された。今だにその本当の理由は解らないのだが、要は出国したら再入国するときはビザが必要だと言うのだ。英語もベトナム語も中国語も

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    2016年09月18日
  • 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック

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    題名から、香港マカオのちょっとだけディープな過ごし方を紹介するガイドブック的な内容を想像していたが、この地域の成り立ちから最近の政治状況まで、それぞれ独特の歴史を知ることができた。期待とは異なったが、これはこれで良い。巻末の地図がもう少し分かりやすかったら、なお良かった。

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    2016年02月13日
  • 週末沖縄でちょっとゆるり

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    このまえ読んだアジアの日本人街の本かいた人だって気付かずに読む。
    どっちも千代田の返却されてすぐコーナーにあったから、同じ人がかりたものなのかも。
    沖縄いきたい。ソーキそば、本物のやつ、食べる麺のやつ、食べてみたいなぁ。
    どこが週末沖縄なのかは、正直よくわからなかった

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    2015年09月13日
  • 週末沖縄でちょっとゆるり

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    日本なのだけれどなんだかゆるい沖縄。そんな沖縄の戦後の変遷を20年以上沖縄に通い続ける下川氏が語る興味深い一冊。沖縄そば、カチャーシー、LCC、市場、コザ等々彼の視点は普通の「沖縄病患者」を超えていた。

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    2015年09月08日
  • 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック

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    香港、マカオをこよなく愛する筆者のルポ。題名からはホットスポットの紹介的な様相ながら、香港、マカオの歴史から説き起こす力作である。

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    2015年03月01日