大島渚のレビュー一覧

  • タケノコごはん
    戦争。強いことが良いこととされた時代。小学生だったパパの友達のさかいくんは強かったけれど弱い者いじめをすることはなかった。ただ、さかいくんのお父さんが戦争で亡くなってから、さかいくんは弱い者にも手を出すようになった。色の白くてやさしい先生まで戦争に行くことになって、泣かないさかいくんが涙を流した。声...続きを読む
  • タケノコごはん
    教員は教育上配慮で不逮捕の不文律、おそらく赤色の大島の担任教師が出征と決まり家に行って、出たタケノコ御飯を腹一杯食べた話。《平和》を語るのは満腹時には容易だろう。子供まで空腹にせざるを得ない《英米の圧迫》をイジメととらえ反発したのが太平洋戦争であった。国民は選挙で大政翼賛会を支持していた/体験者の言...続きを読む
  • タケノコごはん
    4.0 戦争を語る人がこれからいなくなる。こういった本という語り手がこれからの平和を担っていくんだな。そういう話。
  • タケノコごはん
    故人になられた大島渚監督のお子さんのための作文
    時代背景がリアルに描かれている
    絵もいいんだね
    声高に戦争反対!ではなく子供目線で
    腕白小僧のかなしみが伝わってくる
    ≪ 腹いっぱい タケノコごはん 泣きながら ≫
  • タケノコごはん
    大島渚!?とちょっと驚く。大島渚は終戦の時13歳の多感な時期。その年ごろで価値観の崩壊を目の当たりにしたショックは計り知れない。彼の映画をたくさん見たわけではないけど、基本的に大勢を信じない人だなとは思っていた。
    朝まで生テレビで怒鳴ってた姿からは想像できないが、幼い頃はひ弱な少年だったらしい。力が...続きを読む