高階@聖人のレビュー一覧
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ネタバレメディアワークス文庫「妄想ジョナさん。」から遡って作者買い。
大当たりでした。
連作短編でどの章もじんわりと温かくて切なくて、凄く好き。
「九四三階の戦争」と「一〇五六階の幻想」、表題の「二四〇九階の彼女」が特に良かった。ほぼ全部だけども。
全編に漂う不完全さ、理不尽さと、主人公サドリの人間を根底的に肯定する温かさのギャップが、世界の危うさを際立たせているように思う。
読み進めるにつれて時系列を遡っていく構成が秀逸。ラストで明かされるかなーと期待していた「鍵と門」」については抽象的な表現に留めてあり、ちょっと取ってつけた感が気にはなった。
でも正統派に泣ける。絵に描いたようなセカイ系だし -
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Posted by ブクログ
ネタバレはい,二人で始める世界征服の最終巻ですよ.
5巻で終わりました.
いやー,これくらいで終わるとダラダラしてなくて良いね.
新キャラ新キャラで集団掛け合いばっかりになったり
初期メンバーの出番が減りすぎることもなく終了.
今回は文化祭話ですよ.
カレーとケーキを出すことになってなんだかんだ.
ネタバレを避けながら感想を書くって難しいね.
面白かったよ.
結局最後は赤尾の一人勝ちですた.
赤尾ハーレムですね.
まぁ,メンバーも増えて今後もなんだかんだ続いていきそうなんだけども
最後に10年後とかそういうアレで締めて終わり.
なんていうか,回収し切れてないフラグとかある -
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はい,そんなわけで二人で始める世界征服の3巻ですよ.
今回は猫耳話ですね….
町内会長になったラプンツェルが町内制圧完了といって
町内の便利係をやってたら変な相談が入って
「娘が変な集会に参加しているらしい」とかなんとか.
で,その娘というのがクラスメイトだったんで
誘いに乗って猫好きの集まりに参加すると,そういうわけです.
以下ネタバレ含む.
ほわほわお嬢様とスポーツ少女とロリッ娘とドラゴンフェチのお嬢様に囲まれた
赤尾竜太が今回も大活躍.
今度は人類猫化計画を実行している組織が敵ですよ.
摂取すると猫耳が生えてきて本能に忠実になるという,なんて恐ろしい薬….
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Posted by ブクログ
はい,そんなわけでお人好し達が平和的に世界征服を目指す話の第2巻です.
今回は別の秘密結社が出てきますよ.
奴らの目的はリンドヴルムを手に入れること.
どうやらボスがドラゴンフェチらしい….
それと同時期に学校には大金持ちのお嬢様な転校生が.
どう見てもボスですありがとうございます.
このお嬢様の世間知らずっぷりとか残念な感じが良いなぁ.
竜太君はタイプではないらしいけども変身後のリンドヴルムはタイプなんだとか.
正体を知ってしまったらもう,どうなることやら.
それはそれで面白いんだけども.
それはそれとして
この秘密結社の世界征服が近所の公園から範囲を広げて河川敷にま -
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はい,読みましたよ.
本の虫の高校生,赤尾竜太が入学式当日にクラスメイトの千紗
本人は殆ど忘れてる幼稚園時代になにやらあったとかで声を変えられて
なんだかんだで一緒に図書委員しながらいちゃいちゃしてたらば
GWくらいに千紗の両親が死亡して
両親の遺志を継ぎたいから手伝ってくれないかとか言われた竜太.
力になるよ,と言っちゃったらば・・・・.
で,二人で世界征服を目指す話.
世界征服を目指すとか
悪の秘密結社を名乗ってるけども
基本「良い人属性」の千紗に悪事なんか実行できるわけもなく
川で流される子供を助けたり銀行強盗を捕まえたりで
世間の人気が赤マル急上昇.
果 -
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Posted by ブクログ
高校の入学式で声をかけてきたのは
幼稚園で出会った子。
お嬢様育ちの、わりとおっとりとしたヒロインです。
そして人がいい主人公です。
いやでも突如世界征服、とか言われても
冗談か、そんな感じのもの、と勘違いします。
きちんと…説明は受けましょう?
そして付きものな、幼馴染の女の子。
主人公相手の時のみ、暴力的で分かりやすいです。
が、主人公の立場で考えれば、彼女を選ぶのは
ドMか脅されているか小さい時から好きでもないと
確実にない、と思われます。
背後を考えてもなぁ…というぐらい、ない。
悪行を! というわりに、平和に生活している二人。
普通に悪行を重ねている、妙な集団。
そしてTVでの -
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ネタバレ二四〇九階の彼女シリーズの完結巻です。
構成は前巻と同じ短編的になっています。
この巻では闇の世界、パズルの世界、カエルと合流する前に訪れた競争の世界、列車の世界からエピローグという構成です。
基本的に切ない話が基本で、一編だけニヤリとするネタが有るのも前巻と同様です。
今回のコメディネタはパズルの世界。
世界のすべてがパズル好きという世界です。
鍵と門についても、ある程度予測は可能ですが、オチが酷いというか酷いというか。
闇の世界は切なすぎる終わりです。
競争の世界では、カエルがどのようにして合流したかという話なんですが、やっぱり切ないですね。
列車の世界は、世界に対する革命を行ったので、希 -