佐藤充のレビュー一覧

  • 誰も語りたがらない 鉄道の裏面史

    Posted by ブクログ

    ちょっと甘めの評価かもしれないけど、鉄道好きと、鉄道好きに伍す知識を得たい人は必読。
    タイトルどおり、内容は過去から直近までの日本の鉄道事故(上尾事件から福知山、JR北海道の列車火災まで)、国鉄、西武、新幹線利権、村上ファンドの阪神買収と、幅広い時代を網羅しつつ、なかなかの深さで切り込んでいます。意外に現代寄りで、三河島事故や桜木町事故はさらりと触れる程度だったけど、深く書けるものを厳選したのかな。

    鉄道事故を集めた第1章はドキュメンタリー仕立てで、読んでて臨場感があって引き込まれます。上尾事件のような遥か昔の話も、ここまで鮮やかに書けるのが凄い。リアルタイムで接していた地下鉄サリン事件や福

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    2017年01月29日
  • 誰も語りたがらない 鉄道の裏面史

    Posted by ブクログ

    事故のエピソードは組織人として身につまされる内容だった。筆者の主観的な記述が多いのが気になったけど、それはそれで鉄道史の素人には面白かったし、あとがきに書かれていた執筆の動機を知って納得。読んで良かった。
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    私を含めた多くの人は、これから列車の運転をすることはないだろう。しかし、鉄道事故でなくても、多くの人を巻き込むような、取り返しのつかない失敗を起こすかもしれない。(中略)このことを、私だけでなく、多くの人に問いかけたい。
    (p.219 あとがきより)

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    2021年09月26日
  • 誰も語りたがらない 鉄道の裏面史

    Posted by ブクログ

    ○鉄道の発展に、黒そうな歴史あり!
    タイトルに「誰も語りたがらない」とあるが、鉄道は事故の歴史により発展してきたと言っても過言ではないと思うので、大いに語るべきではあると思う。
    よくYouTubeで検索すると、昔の鉄道事故の報道映像がアップされていたりするが、その報道映像で見ていたのが活字になったような感じである。

    「事件と事故の裏面史」「国鉄とJRの裏面史」「金が動かした鉄道史」の3章からなり、
    1章「事件と事故の裏面史」では信楽高原鉄道、福知山線、サリン事件などが取り上げられる。
    特にサリン事件は、現場での混乱とそこで起こったことがありありと記されていて、テレビで事件のことを見ていたわた

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    2016年05月16日
  • 社名は絶対明かせない 鉄道業界のウラ話

    Posted by ブクログ

    ● 鉄道警察隊は、現在は警視庁、各都道府県警察本部の所属だが、その前身は鉄道公安職員といって、驚いたことに国鉄職員だった。

    ● ちなみに運輸区とは、運転士と車掌を両方抱える区所である。

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    2010年06月08日