山口誠のレビュー一覧

  • 客室乗務員の誕生  「おもてなし」化する日本社会

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    航空史の変遷がわかって勉強になった。中盤読むの辛くなったけど、なぜ自分が客室乗務員に憧れたのか、なぜ数ある業界業種の中でも異色な存在感があるのか少しだけわかった気がした。特に最後の章の最後の節の深みが凄くて何度も読み返したけど理解しきれてない。また読みたい

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    2020年07月15日
  • 客室乗務員の誕生  「おもてなし」化する日本社会

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    客室乗務員。昔々はスチュワーデスと呼ばれ、
    今はキャビンアテンダント=CAです。

    就職先ランキングでは常に上位にある職業で
    あるのはなぜか。「憧れ」か「良いイメージ」
    でしょうか。

    この本では客室乗務員という職業の歴史を追
    うと共に、人々、特に女性が抱く客室乗務員
    への世間のイメージと、実際に客室乗務員に
    なったことによる自身の人生との重ね合わせ
    た視点が興味深いです。

    そこには今も昔も、どんな人にも多少なりと
    も抱く「自分探し」に繋がっていく過程が非
    常に興味深い一冊です。

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    2021年08月18日
  • 客室乗務員の誕生  「おもてなし」化する日本社会

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     本書は、「おもてなし」に代表される日本型ホスピタリティーの源流を辿ることを目的とするために、日系航空会社の客室乗務員に対するイメージの変遷を事例とした社会学的アプローチの本である。したがって、本書の主題である『客室乗務員の誕生』はおそらく著者の主張の一部であり、本当の狙いはむしろ副題の『「おもてなし」化する日本社会』にあると言える。
     本書の貢献は、こうした企画を岩波新書から出版できた点にあるだろう。これまでも、日本の航空史に関する概説書は存在したが、それらはどちらかといえば、交通関係のジャンルに組み込まれていた。岩波新書として出版するためには、そうした実学的分野が他の学術的分野と結びつく点

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    2020年03月21日
  • 客室乗務員の誕生  「おもてなし」化する日本社会

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    ネタバレ

    客室乗務員の誕生
    ~「おもてなし」化する日本社会

    著者:山口誠(獨協大教授)
    発行:2020年2月20日
    岩波新書

    キャビン・アテンダントというのは、和製英語の一種らしい。英語では、Flight AttendantやCabin Crewだそうだ。日本では長らく、女性の客室乗務員をスチュワーデス、男性をパーサーと呼んでいたが、ANAが1988年にキャビン・アテンダント(CA)に、JALが1996年フライト・アテンダントに変更したが、現在、日本全体ではCAと呼ぶのが一般的らしい。

    日本初の客室乗務員が飛んだのは、1931年の春。「エアガール」と呼ばれていた。10か月先行したアメリカでは「スチ

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    2021年03月30日
  • 客室乗務員の誕生  「おもてなし」化する日本社会

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    客室乗務員の歴史本として面白かった。
    その観点からいっても日本エアシステムの取り扱いがごくわずかなのは???

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    2020年07月28日
  • 客室乗務員の誕生  「おもてなし」化する日本社会

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    日本の客室乗務員に焦点を当てた社会史。『スチュワーデス物語』ブームの社会的背景やスチュワーデスからCAに改名した意外な理由など、興味深かった。

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    2020年02月29日