團伊玖磨のレビュー一覧

  • パイプのけむり選集 食

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    團さんの食べ物エッセイ、他のアンソロジーで度々見かけて好きだなぁ……と思っていたので、まとめられていたこちらを読みました。
    文章にリズムがあって素敵です。そして、世界中の美味しいものがたくさんでした。面白かったです。
    「何も努力しない人物に美味しいものは微笑み掛けない」「(中略)要するに食は文化を舌で知る事以外の何物でも無く、……」は至言。
    「スパゲッティというものはマカロニの芯」や、「蕎麦はきちんと四角の断面をしているので嚥下するときに食道や胃を切るから殆ど食べない」と思っている(た)のかなりかわいいですし、朝目覚めた途端に「ステュード・ビーフが食べたい」と思ったのでその慾望が満足するまでス

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    2020年07月02日
  • パイプのけむり選集 話

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    エッセイ集。ずいぶん昔に読んだ覚えがあるのだが、その頃はクラシックなんて聴かない頃だったので、著者がオペラ「夕鶴」などで有名な作曲家だということにも気を留めなかった。 これは選集の三冊目らしく、本屋でみかけて懐かしく手に取り、そのまま購入。 音楽家ならではの観点もさることながら、物事を観察する視点の独特なところ、対象への優しさ、そして時々堰を切ったような激しさに魅力を感じる。

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    2011年06月29日
  • パイプのけむり選集 食

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    ダンディで軽妙洒脱な食紀行文…かと思いきや、食欲のダイナミズムに、読んでた電車内で吹き出す羽目に。実にチャーミングな本です。

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    2009年10月04日
  • 舌の上の散歩道

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    『パイプのけむり』の團伊玖磨氏の食エッセイとは。
    昭和の時代ならではのあれこれや、こだわりが楽しい。
    併読していた『芙蓉の干城』に祖父・団琢磨氏暗殺の話が出てきたりして、歴史を感じるなあ。
    巻末の平松洋子さまの解説がさすが!

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    2022年05月18日
  • パイプのけむり選集 旅

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    今よりもずっと制約の多かった時代から、世界中どこにでも出かけていた團さんの行動力と、その博識なことに今更ながら驚きを覚えつつ、幸せな読書を堪能。解説の千住真理子は、なんと團邸で直接ご本人から旅先でのあれこれを聞かせてもらっていたという。心底うらやましい。

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    2011年08月06日
  • パイプのけむり選集 食

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    ふぐについての女との会話と、ステュードビーフを求めるくだりが特に面白く読めた。
    ユーモアにあふれているからこそ、素敵な作品を作ってこられたのだろう。

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    2009年11月05日