森田安一のレビュー一覧

  • 物語 スイスの歴史 知恵ある孤高の小国

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     ヨーロッパ史の本を読んでいると、大国の動きを掣肘・牽制する存在としてしばしばスイスの動向が語られます。どうして、そんなにスイスが重要だったのか?が気になって、この本を読んでみました。

     通史をしっかり語ってくれるので、スイスの成り立ち、どうして現在の中立を勝ちえ、半直接民主制を敷いているのかよく分かりました。自分の疑問についても、自分なりの答えを得ることが出来ました。

     他のヨーロッパ史の本を読む時に対照していけば、更に得るところがありそうだと思いました。
     

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    2013年09月23日
  • 物語 スイスの歴史 知恵ある孤高の小国

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    ヨーロッパの中央に位置するスイスはユニークな国である。
    風光明媚な観光地として知られる一方、国民皆兵の永世中立国でもある。
    多言語・多文化の連邦国家で、各カントン(州)の自治権が強い。
    中央集権化に対する国民の反発は根深く、国連やEUにも加盟していない。
    こうした強烈な個性はどのように形作られたのか。
    内部分裂の危機と侵略の脅威にさらされつづけた歴史をひもとき、この国に息づく独立心の源をさぐる。

    [ 目次 ]
    第1章 カエサルからカール大帝へ―ケルト、ローマ、ゲルマン
    第2章 神聖ローマ帝国―諸侯割拠の時代
    第3章 スイス盟約者団の成立―原初三邦同盟から八邦同盟へ
    第4章 対外

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    2011年03月29日
  • 物語 スイスの歴史 知恵ある孤高の小国

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    結構不純な動機で読み始めましたが、世界史の授業とリンクして面白かったです。
    スイスは強い国ですね。結構田舎もんぽいですが 笑

    永世中立国とか資源が少ないとか割と日本に通ずるものも多くて考えさせられます。

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    2009年10月04日
  • 物語 スイスの歴史 知恵ある孤高の小国

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    予習ではないけど結果として予習。
    連邦というか同盟の様相がよく分かる。文字通り色んな文化の集合体なんですな、スイスは。
    歴史を良く知らない国だっただけに内容が頭にすっと入ってきた訳ではないけれども、スイスという国のイメージが印象的に描写されているかと。

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    2016年07月24日
  • 物語 スイスの歴史 知恵ある孤高の小国

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    スイス旅行の共に持っていきました。

    他国との関係、自国内の緒地域の関係性が複雑で、すぐに頭に入って来ませんでした。一般の読者であれば個別の事象に拘るよりは、より一般化して理解する方が読みやすいと思います。

    他国からの干渉を常に受けながらも、それぞれの地域の独立性を利害の一致する集団で守り続けたスイス連邦。

    独特の閉鎖性、半直接民主主義、自治権を強く残しながら連邦性を取る国家がどのように形成されていったか、流れを掴むことができました。

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    2015年10月13日
  • 物語 スイスの歴史 知恵ある孤高の小国

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    聞きなれない現地の制度名などがカタカナのまま頻繁に語られるので、スイスについて初学であった私には、少々とっつきにくく感じた。

    が、紀元前から2000年ごろまでのスイス連邦成立の歴史が網羅されていて、なぜこの国が今のような姿になっていったのかが一通りわかるようになっている。

    現在この国が、国民皆兵で永世中立国であり、各州の自治権が強く、一定の署名を集めれば国民から憲法改正や法案提出ができる上、それを国民投票に諮ることができるというほぼ直接民主制といって良い様な制度にたどり着いた背景や経緯がわかり興味深かった。

    労働者が低賃金・長時間労働にあえぎ、雇用側が儲けすぎている状況に対しての抗議抵抗

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    2013年01月19日