宮本喜一のレビュー一覧

  • ロマンとソロバン―マツダの技術と経営、その快走の秘密

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    ネタバレ

    2015年の52冊目です。

    内燃機関で燃費向上を目指したマツダは”持たざる者の遠吠え”と揶揄された。
    マツダが進めてきた戦略を分かりやすく解説した部分が興味を引いた。私は、
    内燃機関のエンジニアリングに関する知識が無いので、圧縮比や機会損失をどうするといった技術的記載部分はちょっと駆け足で読んだのですが、そういった技術の方向性への揺らぎがなかったことが、今のマツダの成功を導いていると思います。恐らくマツダでも自分の担当領域を分業してやっている社員がほとんどだと思うので、会社の戦略的な取組やマネージメントの動きなどは知る由もなかったと思います。そういった意味でもこの本は、マツダ社員自身にしっか

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    2015年12月10日
  • アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?―――イノベーションが次々に生まれる秘密

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    イスラエルがなぜイノベーションが盛んなのか。国家の成り立ち、軍隊の役割など多面的な視点から分析。国のイノベーション政策に関わる人にとっては必読書。

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    2015年07月31日
  • ビジョナリー・ピープル

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    この本はスゴ本。仕事やプロジェクトで苦労しているひとは、ぜひ読むと成功とは何かがわかると思う。オススメ。

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    2014年02月11日
  • ビジョナリー・ピープル

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    あなたは辞書に書かれた「成功」の定義に縛られていませんか?

    目先の欲望に目がくらみ、人は身近な幸せを忘れ、不幸になっていく。遠くにはもっと大きくもっと偉大な「成功」が見えているのにも気づかずに。

    自分の人生における生きる意味を見つめなおし、大義を掲げ、生涯、情熱をこめて打ち込めるものに没頭できるようになった瞬間、人はだれしも平等に「成功」し「幸福」になることが約束されているのではないか?

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    2012年12月15日
  • 勇気ある人々

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    この本にこの年(40)まで出逢えなかったことをうらめしく思います。同時に、この本に人生の中で出逢えたことに心から感謝します。

    本書は1955年に当時米国上院議員の職にあったジョン・フィッツジェラルド・ケネディ自身が、8人の先輩上院議員(米国南北戦争前後の議員)が身をもって示した勇気について記したものであると同時に、後に著者自身が米国第35代大統領として全世界に向けて身をもって示した数々の「重圧のもとでの気高さ」の根源に触れることができる貴重な一冊です。

    本書のタイトルを見た時、「口に正義を唱え始めた瞬間から、その人の不幸が始まる。」というある人の言葉を思い出しました。私的にはこの言葉は一定

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    2012年11月11日
  • アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?―――イノベーションが次々に生まれる秘密

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    イスラエルについて、宗教的、歴史的位置づけくらいしか知らなかったが、その特殊性故に、ITをはじめとするベンチャーが多数輩出されることにつながったことがよく理解できた。

    また、わずか半世紀あまりの間に世界各地から移民してきたユダヤ系の人々からなる社会、今も世界中に分散するユダヤ系の人々とつながっている民族の連携、周辺各国から頻繁に軍事的攻撃を受けている人口わずか700万人の国家というものを、内部から現実として描いていて、とても興味深かった。

    2年間の徴兵制があり、その後も予備役として毎年一定期間兵役に戻るシステムのために、業界・社会階層を超えた人脈や連帯感が生まれている。
    国土も人口も少なく

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    2012年09月16日
  • ビジョナリー・ピープル

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    ■マインド

    1.成功とはいつまでも続く人間関係を築き、相手に奉仕することだ。

    2.完璧さが最後の最後になってい手に入るのは、何も付け加えるものがなくなったときではなく、何も取り去るものがなくなったとき。

    3.誰も相手に向かってその人がどんなリスクをとるべきか言えるはずがない。ここで強調したいのは、自分が大好きな道をその結果の良し悪しにかかわらず選択するべき、ということだ。

    4.毎週少しだけ時間をやりくりし、仕事中あるいは仕事のあと、なんらかの方法で自分がもっている他の情熱を試してみることだ。

    5.人に与えられた時間は限られている。だから、誰か他の人の人生を生きて、その時間を無駄にして

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    2012年07月29日
  • アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?―――イノベーションが次々に生まれる秘密

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     イスラエルにおける豊富なベンチャー起業の背景を解説した本。国民徴兵制の中で生まれる濃い人間関係、エリート部隊の存在。上下関係なく議論を行い、失敗を厭わない国民性。国が中心となったヨズマ基金によるベンチャーキャピタル。帰ってくるユダヤ人達。その中に占める技術者の比率の高さなど。また、異なるテクノロジーをマッシュアップする活発な動きなど、いわゆるオープンイノベーションを実現している点は感銘を受けた。
     特に徴兵制を採用しているイスラエル、シンガポール、韓国の3国を比較しているくだりは成る程と思わせる。また、イスラエルの今後についても地政学的リスク、頭脳流出の可能性など、冷徹に整理している。
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    2012年06月26日
  • 勇気ある人々

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    1年以上前に購入し本棚に放置プレイしていたけど
    なんとなく読み始めたら。。
    名著! さすがピューリッツア賞とるだけある。。

    政治家は読んだ方がいいし今度、立候補する人たちも当然
    読んだ方がいい。

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    2011年08月28日
  • ビジョナリー・ピープル

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    この書を通して、継続して成功をおさめる人の像がおぼろげながら
    見えてきました。

    自分のビジョン形成に一番役立った書です。

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    2011年07月08日
  • ビジョナリー・ピープル

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    数あるビジネス書の中で不朽の名著と言われる「ビジョナリーカンパニー」。その共著者の一人ジェリー・ポラスが成功し続けている人々にスポットをあて、書いたのがこの「ビジョナリー・ピープル」です。

    正確に言うと「~ピープル」は「~カンパニー」とは独立した書籍で出版社も異なります。装丁や構成は「~カンパニー」と似てますが、筆者・訳者も違うせいか、微妙に文体が違います。どちらかというと「~カンパニー」の方が読みやすいです。でも、精緻な調査と分析に基づく深い考察は「~カンパニー」を受け継いでます。

    様々な分野で活躍する200人以上の 人々のインタビューがベースとなっているのですが、多くの伝記と違うの

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    2011年01月04日
  • ビジョナリー・ピープル

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    名著ビジョナリーカンパニーの自己啓発版。ビジョナリーシリーズの亜流かもしれないが、ビジョナリーカンパニーより身近に思えて、必読の一冊。

    英治出版HPより目次
    序章 「ビジョナリー・カンパニー」から「ビジョナリー・ピープル」へ
    第1章 改めて成功を定義する
    第2章 情熱と意義を追求する
    第3章 情熱はひとつだけではない
    第4章 誠実な姿勢をつらぬく
    第5章 静かな叫びに耳を傾ける
    第6章 カリスマは大義に宿る
    第7章 失敗を糧にする
    第8章 弱点を受け入れる
    第9章 思いがけない幸運に備える
    第10章 論争を盛り上げる
    第11章 すべてを結集させる

     著書の成功の定義が興味深い。ただ単に富や

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    2010年09月19日
  • ビジョナリー・ピープル

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    ORの呪縛からのがれること、自分の中に原理原則をもつことなど今の自分に足りない考え方がまとめられていて多くのことを気づかされました。ビジョナリーな人間になるためにはどう考えどう行動すべきかを考えるきっかけとなりました。

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    2010年08月24日
  • ビジョナリー・ピープル

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    ただ運がよくて頭がよくて才能があって成功しているひとなんていない。
    彼らは皆ビジョナリーな人たち。
    財産よりも、夢を大事にする。
    だからこそ、たくさんの壁のぶつかって、人一倍苦労している。

    「彼らが共通に持っている価値観があるとすれば、それは自分の生きがいに対する誠実さだ。」

    空想ではなく、実際に試し、行動に移すことが全てということを教えてくれる。

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    2010年06月20日
  • 勇気ある人々

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    J.F.K.ことジョン・フィッツジェラルド・ケネディは、93年まえの1917年5月29日に生まれたアメリカの第35代大統領。

    二十世紀最高のリーダー? 何故か日本でも、クリーンなイメージが定着しているようですが、ご多分にもれず私も小学生の頃は正義の味方みたいに思っていたのですが、あにはからんや、実はとんでもない食わせ者かも知れません。

    たしかに、第三次世界大戦にもなりかねないキューバ危機の回避とか、黒人問題への取り組みなど、その成し得た功績は大きいように喧伝されていますが、キング牧師の釈放など黒人差別撤回運動への理解などは、どうもかなり政治的に利用した面(黒人票の獲得)がみえますし、最大の

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    2011年09月15日
  • ビジョナリー・ピープル

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    永続的に成功を収め、世の中に大きな影響を与え続けている人々の特徴や性質をまとめ上げ、分析を加えた本。著書は、彼らビジョナリー・ピープルが成功を収めている秘訣を「自分なりに定義した意義」「創造力のある思考スタイル」「効果的な行動スタイル」の三つに分け、それぞれを詳しく説明している。

    結論としてのメッセージは、自分自身にとって生きがいのある人生を送ることが永続的な成功の鍵であるとのことだ。しかし、変化の激しい現代において、そのような生き方をしていくのはそう容易いことではない。したがって、自分自身にとって生きがいのある人生を送るための工夫や注意点についても、本書では詳しく述べられている。本書の記述

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    2010年05月04日
  • ビジョナリー・ピープル

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    永続的な成功を与えてくれるものは、三つの輪、意義、思考スタイル、行動スタイルの輪を、自分の生活や仕事と整合性がとれるように動かす日々の作業と努力だと言う。この中で特に刺さったのは思考スタイルの失敗を糧にする、弱点を受け入れる、だろうか。
    敗者はそれを失敗だと言い、勝者はそれを学習だと言う。つまりは死ななければ全ては学習、いつからそんな風に思えるようになったんだろう。
    弱点を受け入れるのはある意味は悟りだろう。完璧になる事に拘らず、良さを追求していく。気にしない事も重要だとは考えてもみなかった。

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    2021年08月20日
  • 井深大がめざしたソニーの社会貢献

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    ソニーの創業者である井深大氏が目指し、実践してきた企業の社会貢献とは。ソニーの社会貢献という観点で、井深氏の功績を辿った一冊。

    井深氏は、ソニーの前身である東通工を設立するときから、社会の役に立つことを考えていた。そのことは設立趣意書からも読み取れる。そして、会社として経営が軌道に乗るとそれを実践し始めた。それは、企業の社会貢献、社会的責任が問われるようになるずっと以前のことである。

    そうして生まれた「ソニー小学校理科教育振興資金」は「ソニー教育財団」として、「特機科ソニー」は「ソニー・太陽」として、「すぎな会」は「希望の家」として、大きく発展して今日に至る。

    井深氏の志と人間性、行動力

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    2019年01月03日
  • アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?―――イノベーションが次々に生まれる秘密

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    今どきのビジ本っぽいタイトルになっているけれど、その内容は『イスラエルの作り方』とも言えるもの。
    なぜあのような小国がこれほどのプレゼンスを持っているのかを、具体例を挙げながら(やや冗長気味に)解き明かしている。ポイントはいくつもあるけれど、中でも重要なのは軍の存在。そこで共に時間を過ごした横のつながりが大きくものを言っている。さらに、軍を持っている他の国と大きく違うのは、上下関係の厳しさに縁がないということ。規律を守りつつ、自己主張はする。小国ならではの国家戦略は、こんなところにも垣間見える。
    では、軍を持たない日本は見習うべき点はないのかというと、決してそんなことはない。一人が何役もこなす

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    2018年11月18日
  • ビジョナリー・ピープル

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    この本では、ある生き方を強く持ち、それにより長年、成果を出し続けている人をビジョナリーな人と呼んでいる。このビジョナリーな人々からのインタビューを通して、「どのように生きれば、満足な人生が送れるか」を考察していく。ビジョナリー・カンパニーの著者だけあって、非常に深遠な分析から、実にシンプルなプラクティスを導き出す。来年、私は不惑の年を迎える。人生も折り返し地点を越え、そろそろ、この先の生き方を確定させるべきだと思っている。私と同じような年代の方、考え方の人へお勧めする。

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    2018年10月23日