宮本延春のレビュー一覧
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ネタバレ小学生でも読みやすい本でした。
先輩教員の学級通信で紹介されていた生徒に向けたおすすめ書籍を盗み見て、一読。
著者、宮本先生が大きく人生を変えられた要点として、
①早くして亡くなったご両親の家庭教育
②幼い頃から親しんできた少林寺拳法の道場での教え
③本に親しんでいた
ことだと思いました。
両親から受けた教育については事細かには記載はないものの本に親しんでいたことや端端に両親から授かっている言葉を見る限り愛情のある教育を受けていたかと想像できます。
また、少林寺拳法という自分が認められていた居場所があることが宮本先生が書かれている通り頑張れば報われる経験を培っているのだとわかります。
厳 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『諦めなければ、この世に不可能な夢などない。』
中学校3年生の時の私はこの本を手にし、初めてこの本を書いた人に会ってみたいと強く思った作品でした。
私がこの本を読み感じた事は、諦めなければいつか夢は叶うという事、どんな夢であっても周りがその人が叶うと真剣に信じてあげるという事、そして、どんな人生にでもその人にしか教えられない事があるという事です。宮本さんの場合は、同級生に学力が低いからといじめに遭い、また勉強が出来ないからと先生にも見捨てられ、その結果宮本さんは自分自身を捨ててしまい引きこもりになってしまいましたが宮本さんは、「しかし、この体験が、私の貴重な糧となるはずです。(p178)」 -
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ネタバレまさかこの手の本で、こんなにボロボロ泣くとは思わなかった。
周りの先生方、大人たちの暖かい支援の手に泣いた。
学ぶことの楽しさ、ワクワクする気持ちをただ追求する姿勢に泣いた。
ぜひ小〜高校生に読んでもらいたい。同時に、お子さんを持つ親御さん、教員の皆様にも読んでもらいたい。
私も同じように(小学生の頃だが)アインシュタイン・ロマンに心を打たれ、同じように物理学を志し、研究者へと進んだ。自分が子供の頃に感じた感動、一瞬にして世界の見え方が変わっていく感覚を、このように言葉にしてくれたことに感謝したい。多くの人にこの世界が変わっていく瞬間の感動が伝わって欲しい。あまり共感されることがないのだけど -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学の成績がオール1だった著者が教師になるまで、そして教師になってからの取り組み等、その反省が赤裸々につづられている。
あまり裕福な生活環境ではなかったこと、転勤が多く、内気な性格もありいじめにあっていたこと、勉強する意味が見出せず、勉強が出来なかったことなど、どん底の人生から、一転、アインシュタインに感銘を受け、物理を勉強したいと思い立ち、難関の名古屋大学に進学した。
さらっと書いてしまえばこんな半生だが、その過程では本当に努力とその努力・姿勢を支えてきた周囲のサポートがあったからこそ、なしえた人生だと思った。
今の教師は優秀な大学を出て、まじめな人が多い。その点、自分はいじめも経験し -
Posted by ブクログ
ネタバレ対象年齢は中学校~高校くらいか。
要するに「諦めないで勉強すれば未来は拓ける」、そんなところだろうか。
私は著者ほど必死に勉強したことがあんまりないなぁ……。
もちろん試験や入試の前は頑張ったけど、
ゼロ以下のところから睡眠時間を削って、あらゆるものを犠牲にして、
そこまで必死になって勉強したことはない。
努力を続けるモチベーションとなるものさえあれば、誰もが頑張れるのかもしれないが、
その「モチベーション」に出会うのが難しい。はっきり言って運である。
だから、一心不乱に何かを出来る、というのはそれこそが才能の一つなのではないだろうか。
著者は開花するのが遅かったとはいえ、その才能を持ち、かつ