金惠京のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
副題の「韓流と日流のあいだで」にひかれて読んだ。が、内容は果たしてそれにふさわしいと言えるのか。意地悪い言い方をすれば、「勝ち組」家庭に生まれ育った才色兼備の野心的な韓国人女性が、その環境を生かしながら、韓日米を渡り歩いて「勝ち組」人生を歩んできた半生記である。もちろんその恵まれた家庭環境を変に隠すのも嫌らしいし、それは書いてもらった著者のことがよりわかるのでよいのだが、それにしても、これだけ自身の才能、外見、家庭の素晴らしさについて何のてらいもなく並べられると、著者にその気は無くても、自慢話はもういい、という気分になる。下々の者のやっかみをかきたてる本であることは間違いない。ただ、もちろんあ