菊池理夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
平成18年に出版された本を偶然読む機会を得たのでして、久々に「リバタリアニズム」「ネオリベラリズム」なる文字に出くわしました(笑)。
著者が推奨する「コミュニタリアリズム」なるものの解説・入門書です。
内容は
第1章 批判や誤解に答える
第2章 コミュニタリアリズムとは何か?
第3章 共通善の政治学
第4章 現代の政治理論との関係と影響力
第5章 家族と教育
第6章 地域社会
第7章 経済政策と社会保障
第8章 国家と国際社会
です。
思うに、人も、社会(コミュニティ)も国家も行動原理を保有しながら日々の活動を行うのですが、主義主張が異なっていても、お互いその行動原理が理解できていれば、 -
Posted by ブクログ
タイトルの通り、コミュニタリアニズムについて、これ以上は優しく書けないぞと言うほどに、かみ砕かれた内容で示された新書。
日本人は横文字をまったく整理せずに、ごっちゃに、ときには誤って理解しがちではあるが、このコミュニタリアニズムについても、往々誤解が生じていることを説明し、その誤解を解くことから始められている。
個人主義から共同体への再びの回帰とは、なんとなく懐かしい時代に戻れと言うか、今更なんだいって聞こえなくもない。
ただ、喪失感と個の分子化の拡散傾向が進めば、当然解決法として登場する考えではある。
ただ、情緒的な関係は結構面倒なので、すべてのコミュニティでやられた日には、結構迷惑 -
Posted by ブクログ
マイケル・サンデル、コミュニタリアリズムを理解しようと思って読んだけど、ムツカシイ。。
コミュニタリアリズム・・・「共通善」の実現を目指す。
「共通善」社会にいる人々が「これが必要だよね」「これが大事だよね」ということ、地域社会の未来のありようと、その方法に対して、合意形成して、実現していく。これってNPOがやっていることだなと思った。権力者が決める、それに従う、批判するという構図じゃなくて、社会の課題に対しての方法を共に形にして、且つそれに対してのお金の流れもつくる。
今のお仕事でまさにやっていること。
地域固有のものを仕事にして、お金の流れをつくる。
それを地域の人々でやっていく。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「共同体主義」と訳される「コミュニタリアニズム」という考え方を解説した本。これを一言で表現するなら「共通善の政治学」である。
もっと詳しく言うと、共通の言語、歴史、伝統、コミュニティ、倫理を前提とし、自己と他者との関係性や共通性を意識して自分の属するコミュニティを形成して「共通善」の実現を目指してコミュニティに対して責任を負うという考え方。ここでいうコミュニティは家族や、町内会や自治会のような近隣の組織である。マッキーヴァーのいう「地縁に基づく共同体」ということである。
この本を読む限り、コミュニタリアニズムという考え方は興味深いし、これからの社会で役に立つものだと思う。だが、こ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
格差社会、教育問題、愛国心論争、地域の荒廃、解決策はここにある。
現実の政治に有効な実践的議論。
[ 目次 ]
第1章 批判や誤解に答える
第2章 コミュニタリアニズムとは何か?
第3章 共通善の政治学
第4章 現代の政治理論との関係と影響力
第5章 家族と教育
第6章 地域社会
第7章 経済政策と社会保障
第8章 国家と国際社会
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☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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