五十嵐邁のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 アゲハ蝶の白地図 知られざる怪蝶の謎を追う

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    蝶にはみじんも関心が無いが(というか嫌い)、これは面白かった。蝶の研究のために筆者が外国に行った時の体験談なのだが、60年代から70年にかけてイラクやイランに出かけて蝶を採取する話。実は大成建設の社員として行っているのだが、なんとかして暇を見つけて蝶探し。69年にイラク赴任した時は、前任者が病気になったりノイローゼになったりしているのに、赴任を打診されて「珍しい蝶がいるかも」と、二つ返事でOK.
    蝶の研究で京都大学で博士号取得、(のかたわら)大成建設では取締役になっているというスーパーな人。
    当然独り者かと思ったら、結婚していたのにはびっくり。
    お勧め度高し。

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    2026年05月04日
  • 美保関のかなたへ 日本海軍特秘遭難事件

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    主人公・進が最終章で述べている。「歴史に真の審判者はいない…略…幾百万の将兵の血を吸って得られた栄光も屈辱も、その評価は常に紙のように薄い」なるほど、その時代の価値観やら力関係で生じた事象を、歴史の断片に過ぎない現在の価値観に照らして評価することは空しいのかもしれない。

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    2014年07月01日
  • 美保関のかなたへ 日本海軍特秘遭難事件

    Posted by ブクログ

     美保関事件で、巡洋艦神通と駆逐艦蕨が衝突し、蕨が沈んだ。
     この本は、その蕨の艦長であった五十嵐氏の息子が書いたものである。様々な登場人物が、各々の視点で書かれており、苦悩し悔恨し懺悔しているその姿は、人間味溢れるものだった。
     全体的に分かりやすく、読みやすいので、その悲惨さがヒシヒシと伝わってくる。

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    2011年03月20日