加藤一二三のレビュー一覧

  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    若干14才にして将棋プロになり「神武以来の天才」と言われ、名人位を一期獲得している加藤一二三九段。御歳72にして未だに現役棋士として活躍しているが、そのせっかちな話しぶりと対照的に序盤から長考を繰り返す対局姿勢、将棋会館での対局時の食事メニューは昼食・夕食ともにうな重(最近は握り寿司)一本やりと、と話題に事欠かない棋士でファンも多い。

    最近ではニコニコ生動画で将棋名人戦の対局開始から終局までの生放送をやっているが、今季の森内対羽生の名人戦の放送で加藤九段が登場した際には「ヒフミン」と視聴者に呼ばれ悦に入っている姿がなんとも好ましいものだった。(参考までにニコナマは名人戦の視聴率が極めて高く平

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    2012年05月27日
  • 老いと勝負と信仰と

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    加藤一二三さんといえばもはや動画の方が有名な感じもするが。天才とは新年の人、情熱の人という感じ。そして、この人の場合は、そこに子供っ気というものが加わる。カトリック精神を鍛え直すには信心を心から保つ人に言葉も聞かねばならぬという感じが改めてする。しかし加藤九段には是非100まで指して欲しい。

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    2011年08月26日
  • 老いと勝負と信仰と

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    ニコニコ動画のオンライン将棋を使った指導大局に加藤一二三さんが出ておられました。
    そのなかで紹介されていた本です。
    動画の中では、加藤一二三(名前)九段(段位)の勝負感とキリスト教信仰を大局のエピソードを交えながら紹介する本だとの解説でした。
    信仰の話と将棋のエピソードを5:5ぐらいで織り交ぜてるとのことでしたが、実際は7:3でキリスト教のお話です。
    ただ、全然押しつけがましいことはなく、普遍的な話題に噛み砕いて書いてあるので楽しく読めました。
    71歳で現役棋士でありながら騎士。
    この元気を見習いたいものです。

    著者を知る人なら、読みながら加藤九段の声が再生されること受け合い。
    電車でにやに

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    2011年07月16日
  • 老いと勝負と信仰と

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    まさか、ドンボスコが出てくるとは思いもしなかった。
    でも、どんな哲学よりも小さい頃から馴染みのあるキリスト教はすっと入って来やすいんだよなぁ。

    このまえ某先生に「刷り込まれたPhilosophyは君にあるの?」
    ときかれたけど、キリスト教、完全に刷り込まれてました。その気付きとなった書でした。

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    2011年06月08日
  • 感情の整理術123 62年現役を貫けた秘訣

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    いろいろ悩んでモヤモヤするときに読むと元気になる。負けても引きずらない、ここからがスタート。長年勝負の世界で生きてきたので、感情のコントロールが上手いんだろう。

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    2023年10月28日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    羽生さんはさておき、失礼ながら著者も若かりし頃、そんなに著名な棋士だったとは、初めて知った。谷川さんに、羽生さんあたりは絶対チャンプだと思ってたけど、今は藤井聡太が。
    もう少しこの世界を知ってみたい。羽生さんが子どもの頃、ご家族で指していた将棋がほのぼのしてていい逸話。

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    2023年03月08日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    「神武以来の天才」と呼ばれたヒフミンこと加藤一二三氏の書いた名人戦にまつわるエピソード。世襲制から実力制へと提唱したのは13世名人だった関根金次郎、そして初代実力制名人が木村義雄。それ以降、通算5期の資格獲得が必要な永世名人には、大山康晴、中原誠、谷川浩司、森内俊之、羽生善治と5名を数えるのみ。
    初代名人の大橋宗桂が1612年徳川家康公から扶持を与えられてからはや411年。本書は名人生誕400年を記念して書かれた「名人血風録」です。将棋を生業とする奇人、変人、超人のエピソードが楽しめます。

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    2023年01月19日
  • 直感精読 加藤一二三の詰将棋

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     「ひふみん」の愛称で知られる加藤一二三九段が『家の光』誌に連載していた詰将棋作品を集録。7手詰め80問、9手詰め80問、11手詰め20問、13手詰め以上23問の計203問。
     手順は素直というか、かなり易しく、少し物足りなかった。初形を見て第一感の手順が正解ということが多かった気がする。もちろん、元々の発表媒体が家庭雑誌ということで、難しい問題は求められていなかったということなのだろうけど。
     第10章は13手詰めと書いてあるにもかかわらず、しれっと15手詰め、17手詰めが混じっているのには笑った。

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    2022年10月23日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    生まれ変わっても棋士になりたいか。
    尊敬する棋士二人の生き方、ポリシー、人柄に触れることができた一冊。
    棋士に共通点はあるのか、算命学で調べてみたくてたまらない。やろう。

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    2022年03月11日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    2022/02/16
    加藤一二三はまるで、哲学者のように
    考えが達観しておりました。

    以下は自分に刺さった点
    ・本番という考え方は存在しない
    →棋士は、いつでも真剣勝負
     戦国時代の武士と同じ感性を感じました。
     負ける=死 
     そんな世界で勝ち続けていく精神

    ・研究した分だけ「結果」として
     返ってくるとは限らない
    →準備するのは当たり前
     自分が可能な準備して負けたら、それは仕方ない

    ・「熱意」は才能
    →才能×熱意 でプロの道を初めて目指せる
     島田紳助の努力×才能の話を思い出しました。
     才能があり人は熱意があってより深い道へいける

    ・自分の性格をどれくらい長所として発揮できる

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    2022年02月16日
  • 感情の整理術123 62年現役を貫けた秘訣

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    ひふみん先生の棋士生活やキリスト教信仰により得た考え方がシンプルな言葉で書かれているが、ひふみん先生の棋士としての並々ならぬプライドや矜持がダダ漏れている。書かれていることはある意味目新しいことでもないかもしれないけど、日々の喜怒哀楽の中で忘れてしまいがちな事も多いのかなと。どれだけ年齢や経験を重ねても日々精進が大事だと思う。

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    2021年07月30日
  • 感情の整理術123 62年現役を貫けた秘訣

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    ①まずは「正面突破」を目指す ②根拠のある自己主張は貫く ③身に余ることを求めない ④無心だからこそつかみとれるもの ⑤感動した経験が人を支える。 2017年6月20日、62年現役を貫き、将棋の世界を引退した日、奥様から「ネクタイ」のプレゼントが(^-^) 加藤一二三 著「感情の整理学123(ひふみ)」、2019.10発行。⑥劣等感に陥らず、優越感にひたらず: 難しいですね! ⑦睡眠不足は免疫力を落とす: ずっと心したいです。

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    2020年12月05日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    藤井聡太はあまり出てこない。渡辺明と加藤一二三の考え方と対談。将棋は今は研究が重要であり、AIと練った知らない戦法をぶつけられると厳しいが、加藤の時代は事前研究がさほど重要ではなく、その場の勢い(?)も重要だった。

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    2020年10月23日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    両天才が相まみえたが
    謙遜もあり、遠慮もあり
    ずばずばと書くジャーナリストにインタビューや調査をしてもらったほうが面白くなると思う

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    2020年10月17日
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

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    棋士が将棋というものをどう考えるかがなんとなく分かる本

    AIがいくら強くなっても将棋は人と人の戦いなのかなと思う

    テニスをロボットがやっていくら強くなっても面白くないように人と人がやるから見ていて面白いと思う

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    2020年06月07日
  • 老いと勝負と信仰と

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    カトリック信徒である元名人の著者が、主に自身の信仰や人生観についてを語るという感じの本だった。将棋の話題も当然あるものの、そういう話題は他の著作と比べるとやや控え目になっている。軽く読める感じながらも、祈りや信仰は努力の放棄や理性の敗北ではないということをしっかり教えてくれる。また語り口に押し付けがましさがないので、キリスト教徒でない人にも受け入れやすい内容だと思う。

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    2018年02月05日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    本書は「将棋名人」が誕生して400年目を迎えた2013年に発行され
    た作品だ。でも、私は将棋が好きって訳じゃないんだな。本書の著者
    が将棋界のレジェンド「ひふみん」なので購入した。

    まるっきり将棋の知識はないけれど、「名人」となった棋士の名前な
    ら何人か知っている。それでも、江戸時代に生まれた「将棋名人」
    が世襲制だったなんてまるっきり知らなかったよ。

    本書では世襲制名人から実力名人制になってからの、12人の名人
    について、その棋風や人物を「ひふみん」が解説している。

    それぞれの棋士との対戦の回想や、指し手に対しての分析もある
    けれど、木村義雄から森内俊之まで、自分を除

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    2017年08月23日
  • 求道心 誰も語れない将棋天才列伝

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    なんだかおかしなおじいちゃんのようだけど、
    それこそ天才の域に触れている棋士。
    なんだか、とても素直なんだろうなーと思う語り口。
    ちょいちょい入ってくる「誰々さんはこんなに素晴らしい。しかし私だってこんなに素晴らしい」のような自慢も、
    愛せる味わい。
    だって本当にすごいから。

    元気で長生きして棋士人生を過ごしてほしい。

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    2016年11月30日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    羽生さんの天才ぶりをひふみんの語りで読めて楽しかった!
    ひふみんの自分がたりも好きだよ!!単純に羽生善治論を求めてる方にはいまいちかもですが、神武以来の天才の話も聞いといて損はない、はず。

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    2015年12月04日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    加藤一二三が羽生さんについて語るんだけど、まぁ自分の自慢話もちょこちょこ。棋士が棋士について語る本とかそんなに読んだことないから面白かった。天才にもいろんなタイプがあるんだな。

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    2015年07月02日