加藤一二三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニコニコ動画のオンライン将棋を使った指導大局に加藤一二三さんが出ておられました。
そのなかで紹介されていた本です。
動画の中では、加藤一二三(名前)九段(段位)の勝負感とキリスト教信仰を大局のエピソードを交えながら紹介する本だとの解説でした。
信仰の話と将棋のエピソードを5:5ぐらいで織り交ぜてるとのことでしたが、実際は7:3でキリスト教のお話です。
ただ、全然押しつけがましいことはなく、普遍的な話題に噛み砕いて書いてあるので楽しく読めました。
71歳で現役棋士でありながら騎士。
この元気を見習いたいものです。
著者を知る人なら、読みながら加藤九段の声が再生されること受け合い。
電車でにやにやしてしまいます(^^; -
Posted by ブクログ
天才的天才名棋士の加藤一二三さんと脳科学者の茂木健一郎さんの対談。2024年。
加藤さんは今年1月にお亡くなりになられていますが、1940年のお生まれで、18歳の時にA急に昇給した最年少記録と、77歳まで現役を続けたという最年長記録があるそうです。
これまでに経てきた2505回の95%は思い出せるとのことです。
どういうところが天才的な天才なのか、
前向きなところ、おおらかそうなところ、強気なところ、それはどこから来ているのか、
掘り下げていくと信仰心に辿り着くようです。
加藤さんはキリスト教信者であり、人生の拠り所にキリスト教があることがうかがえます。
そういった信仰心が果たす役割についても少し考えさせられます。
それは宗教にとどまらず、何かしら自分の中にぶれない芯を持っているということ... -
Posted by ブクログ
2022/02/16
加藤一二三はまるで、哲学者のように
考えが達観しておりました。
以下は自分に刺さった点
・本番という考え方は存在しない
→棋士は、いつでも真剣勝負
戦国時代の武士と同じ感性を感じました。
負ける=死
そんな世界で勝ち続けていく精神
・研究した分だけ「結果」として
返ってくるとは限らない
→準備するのは当たり前
自分が可能な準備して負けたら、それは仕方ない
・「熱意」は才能
→才能×熱意 でプロの道を初めて目指せる
島田紳助の努力×才能の話を思い出しました。
才能があり人は熱意があってより深い道へいける
・自分の性格をどれくらい長所として発揮できるか
→自分の持ってるものを"活かす"こと
それが勝負において勝ちに近づく
・「信念」を持って戦え
→ただ戦うな、マナー無くして戦うな
人と接する者として、「信念」を持て
・相手側の気持ちを考える
→勝負事では、相手からの場面・心理を考えることで、自分の攻めどきを見つけられる。
焦らず、あきらめず、勝ち筋を探す
直感は大切ですが、加藤一二三は7時間の長考の末逆転の一手を見つけました。勝負事において、勝ち筋を諦めずに探すこと、これを念頭におきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
本書は「将棋名人」が誕生して400年目を迎えた2013年に発行され
た作品だ。でも、私は将棋が好きって訳じゃないんだな。本書の著者
が将棋界のレジェンド「ひふみん」なので購入した。
まるっきり将棋の知識はないけれど、「名人」となった棋士の名前な
ら何人か知っている。それでも、江戸時代に生まれた「将棋名人」
が世襲制だったなんてまるっきり知らなかったよ。
本書では世襲制名人から実力名人制になってからの、12人の名人
について、その棋風や人物を「ひふみん」が解説している。
それぞれの棋士との対戦の回想や、指し手に対しての分析もある
けれど、木村義雄から森内俊之まで、自分を除く11人の名人と
対戦している「ひふみん」は本当にレジェンドなんだわ。
将棋が分からないので勿論、本書の中に出て来る指し手もまったく
分からない。それでも「名人20年周期説」なんて面白かったな。
名人位を奪う新世代との年齢差が、大体20歳くらいなのだそうだ。
そうやって将棋界の時代が移り変わっているとか。
しかしな、このサブタイトルは内容に登場する名人たちよりも書いた
ご本人に一番ふさわしいのじゃないかな。いや、ご本人は非常に
真面目だし、心底将棋が好きなのだ。それでも、やっぱり「ひふみん」
伝説は語りたい。将棋を知らぬ私だって知っているのだもの。
本書でご本人も書いているが、対局中の昼食はうな重と決めている
「ひふみん」だが、まれに違った食事を注文すると将棋会館に衝撃
が走る。
師匠を逆破門したのも「ひふみん」。タイトル戦で旅館の滝の音が
うるさいからと止めさせたり、1分将棋でトイレ休憩を取ったり、
敬虔なクリスチャンで対局中に讃美歌を口ずさんだり。
う~ん…本の感想っていうより「ひふみん」伝説になってしまった。
「神武以来の天才」と言われた「ひふみん」。ヴァチカンから「騎士
勲章」を授与されて、以下の言葉。
「私は棋士ですが、このたびは騎士にもなりました。ヴァチカンに事件
でも起きれば白馬にまたがってはせ参じなければいけません。」
ああ、白馬に跨った「ひふみん」、見てみたいような。