加藤一二三のレビュー一覧

  • 老いと勝負と信仰と
    まさか、ドンボスコが出てくるとは思いもしなかった。
    でも、どんな哲学よりも小さい頃から馴染みのあるキリスト教はすっと入って来やすいんだよなぁ。

    このまえ某先生に「刷り込まれたPhilosophyは君にあるの?」
    ときかれたけど、キリスト教、完全に刷り込まれてました。その気付きとなった書でした。
  • 感情の整理術123 62年現役を貫けた秘訣
    いろいろ悩んでモヤモヤするときに読むと元気になる。負けても引きずらない、ここからがスタート。長年勝負の世界で生きてきたので、感情のコントロールが上手いんだろう。
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    羽生さんはさておき、失礼ながら著者も若かりし頃、そんなに著名な棋士だったとは、初めて知った。谷川さんに、羽生さんあたりは絶対チャンプだと思ってたけど、今は藤井聡太が。
    もう少しこの世界を知ってみたい。羽生さんが子どもの頃、ご家族で指していた将棋がほのぼのしてていい逸話。
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    「神武以来の天才」と呼ばれたヒフミンこと加藤一二三氏の書いた名人戦にまつわるエピソード。世襲制から実力制へと提唱したのは13世名人だった関根金次郎、そして初代実力制名人が木村義雄。それ以降、通算5期の資格獲得が必要な永世名人には、大山康晴、中原誠、谷川浩司、森内俊之、羽生善治と5名を数えるのみ。
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  • 直感精読 加藤一二三の詰将棋
     「ひふみん」の愛称で知られる加藤一二三九段が『家の光』誌に連載していた詰将棋作品を集録。7手詰め80問、9手詰め80問、11手詰め20問、13手詰め以上23問の計203問。
     手順は素直というか、かなり易しく、少し物足りなかった。初形を見て第一感の手順が正解ということが多かった気がする。もちろん、...続きを読む
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    加藤一二三は大天才である-と言う前提のもとに以下、論を進めていくことにする。

    羽生にらみ

    天才は大長考もできる

    今後の羽生さんにあえて注文をつけるとすれば、
    「ぜひともこれまで以上に質と量を高いレベルで両立させていってほしい」

    ★正当にして王道

    ★羽生さんが「直感の7割は正しい」と言ってい...続きを読む
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?
    生まれ変わっても棋士になりたいか。
    尊敬する棋士二人の生き方、ポリシー、人柄に触れることができた一冊。
    棋士に共通点はあるのか、算命学で調べてみたくてたまらない。やろう。
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?

    2022/02/16
    加藤一二三はまるで、哲学者のように
    考えが達観しておりました。

    以下は自分に刺さった点
    ・本番という考え方は存在しない
    →棋士は、いつでも真剣勝負
     戦国時代の武士と同じ感性を感じました。
     負ける=死 
     そんな世界で勝ち続けていく精神

    ・研究した分だけ「結果」として
    ...続きを読む
  • 感情の整理術123 62年現役を貫けた秘訣
    ひふみん先生の棋士生活やキリスト教信仰により得た考え方がシンプルな言葉で書かれているが、ひふみん先生の棋士としての並々ならぬプライドや矜持がダダ漏れている。書かれていることはある意味目新しいことでもないかもしれないけど、日々の喜怒哀楽の中で忘れてしまいがちな事も多いのかなと。どれだけ年齢や経験を重ね...続きを読む
  • 感情の整理術123 62年現役を貫けた秘訣
    ①まずは「正面突破」を目指す ②根拠のある自己主張は貫く ③身に余ることを求めない ④無心だからこそつかみとれるもの ⑤感動した経験が人を支える。 2017年6月20日、62年現役を貫き、将棋の世界を引退した日、奥様から「ネクタイ」のプレゼントが(^-^) 加藤一二三 著「感情の整理学123(ひふみ...続きを読む
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?
    藤井聡太はあまり出てこない。渡辺明と加藤一二三の考え方と対談。将棋は今は研究が重要であり、AIと練った知らない戦法をぶつけられると厳しいが、加藤の時代は事前研究がさほど重要ではなく、その場の勢い(?)も重要だった。
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?
    両天才が相まみえたが
    謙遜もあり、遠慮もあり
    ずばずばと書くジャーナリストにインタビューや調査をしてもらったほうが面白くなると思う
  • 天才の考え方 藤井聡太とは何者か?
    棋士が将棋というものをどう考えるかがなんとなく分かる本

    AIがいくら強くなっても将棋は人と人の戦いなのかなと思う

    テニスをロボットがやっていくら強くなっても面白くないように人と人がやるから見ていて面白いと思う
  • 老いと勝負と信仰と
    カトリック信徒である元名人の著者が、主に自身の信仰や人生観についてを語るという感じの本だった。将棋の話題も当然あるものの、そういう話題は他の著作と比べるとやや控え目になっている。軽く読める感じながらも、祈りや信仰は努力の放棄や理性の敗北ではないということをしっかり教えてくれる。また語り口に押し付けが...続きを読む
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    本書は「将棋名人」が誕生して400年目を迎えた2013年に発行され
    た作品だ。でも、私は将棋が好きって訳じゃないんだな。本書の著者
    が将棋界のレジェンド「ひふみん」なので購入した。

    まるっきり将棋の知識はないけれど、「名人」となった棋士の名前な
    ら何人か知っている。それでも、江戸時代に生ま...続きを読む
  • 求道心 誰も語れない将棋天才列伝
    なんだかおかしなおじいちゃんのようだけど、
    それこそ天才の域に触れている棋士。
    なんだか、とても素直なんだろうなーと思う語り口。
    ちょいちょい入ってくる「誰々さんはこんなに素晴らしい。しかし私だってこんなに素晴らしい」のような自慢も、
    愛せる味わい。
    だって本当にすごいから。

    元気で長生きして棋士...続きを読む
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    羽生さんの天才ぶりをひふみんの語りで読めて楽しかった!
    ひふみんの自分がたりも好きだよ!!単純に羽生善治論を求めてる方にはいまいちかもですが、神武以来の天才の話も聞いといて損はない、はず。
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    加藤一二三が羽生さんについて語るんだけど、まぁ自分の自慢話もちょこちょこ。棋士が棋士について語る本とかそんなに読んだことないから面白かった。天才にもいろんなタイプがあるんだな。
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    最近バラエティ番組でもおなじみのひふみんこと加藤一二三九段が、歴代の名人を分析した一冊。

    木村14世から羽生・森内・佐藤まで対戦したことのある棋士は彼しかいないということもあり、その分析は正鵠を射てるように感じた。
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    「加藤は沈香も焚かず、屁もひらず」の表現は笑える。将棋の世界は厳しく辛辣でそして個性豊かな集合体。

    苦しい時や指し手が見えない時には相手の選択に「自由にしてください」と身を委ねる、すなわち状況を複雑にし相手の出方(他力)を利用して返し技をしかける…も凡ゆる指し手に自信がないと取れない戦法だ。実生活...続きを読む