加藤一二三のレビュー一覧

  • 求道心 誰も語れない将棋天才列伝

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    ひふみんこと加藤一二三が、将棋界の歴史とその時代のトップランナーを綴った一冊。

    本人もかつての第一人者であるのに加え、19世紀生まれから21世紀生まれまで公式戦で戦ったことのある著者だからこそ知りえる含蓄のある情報が知れて面白かった。

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    2017年10月29日
  • 求道心 誰も語れない将棋天才列伝

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    将棋の歴史から歴代の棋士たち(著者含む)の特徴や将棋に取り組む姿勢など、著者とのエピソードを交えて解説している。ひふみん、こと加藤九段の柔和な話ぶりそのままに記されていて、とても読みやすかったです。継続は力なり、とはよく言うけれど、情熱をもって、有力なライバル達と高め合うことが大切な要素なのだろうなぁ。

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    2017年04月25日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    最近は 将棋の本にはまっている。
    頭脳を駆使して、闘うということ。
    将棋盤の上で 両者が 全くオープンで、
    同じコマ数で闘うと言う ゲームのスタイル。
    定跡だけでなく、創造性が要求される。

    天才と言われた加藤一二三が 天才羽生善治を
    語ろうとするが、そこには 人間くささが実に漂う。
    『羽生善治とはいったい何者なのか』
    1940年生まれなので、
    大山名人、升田幸三、中原誠、谷川浩司の歴代の天才たちと
    対戦しながら、その感想と 羽生善治の違いを語ろうとする。
    天才とは 無から有を生み出すことのできる人 と言う。

    最善と思われる指し手は瞬時に浮かぶ。
    時間を使うのは、念のために考えなおし、
    読み

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    2017年02月15日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    将棋における名人誕生400年を記念し、実力名人制になってから名人位を射止めた人たちについて、全員と対局した加藤一二三が書き綴った本。
    一人ひとりについて、とても丁寧に、尊敬の意を込めて書かれていて、とても面白かった。

    基本的には真摯に書かれているけど、時々見え隠れする加藤一二三の変な主張もまた面白いw

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    2016年08月24日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    この本の1年後に出た「羽生善治論」ではいかに自分が天才かを訴え続けたひふみんこと加藤一二三氏だがこの本は普通に面白い。ひふみんも世間で自分が変わり者だと言われていることは知っている。しかし某新聞社の社長が昔ひふみんにインタビューをして「加藤先生ほど常識的な人はいません」といったそうなのでひふみんが「変わり者」だとしたらここに登場する歴代名人は一体どれほどのものなのか。

    1935年に実力制名人制がはじまってから名人位についたものはこれまでわずか12人。木村義雄、塚田正夫、大山康晴、升田幸三、中原誠、加藤一二三、谷川浩司、米長邦夫、羽生善治、佐藤康光、丸山忠久、森内俊之。この内木村、大山、中原、

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    2014年11月26日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    文字通り、加藤一二三が語る羽生善治論。

    天才が天才を語るだけあって、その内容は含蓄があるように感じた。
    また、彼自身の天才ならではのエピソードもあり、興味深かった。

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    2017年10月29日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    タイトルは、羽生だけども、
    内容は、ほぼ、ひふみんのお話。

    読みながら、にやにやしていましたw

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    2014年07月21日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    ネタバレ

    天才が天才を語る。これほど贅沢なノンフィクションもなかなかない。神武以来の天才・加藤一二三九段が、羽生善治を論じるのである。ついでに自分の天才っぷりももちろん語る。羽生ファン、加藤一二三ファンならずとも、楽しめる作品である。
    個人的には、名人戦の仕掛け人としていろいろ仕事してきた舞台が再三現れるのも嬉しかった。第66期名人戦第二局、森内名人の大悪手の際は、対局室のすぐ近くにあった検討室で加藤先生があげた「うっひゃー!」という叫びが、対局室に聞こえてしまうのではないかと気を揉んだものだった。
    また、私の最後の仕事となった第70期名人戦第1局の名人勢揃い写真も掲載されていた。これも企画者としては感

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    2013年09月18日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    羽生善治論5割、加藤一二三論5割という感じだった。
    羽生さんの事を語っているように見せかけて、ちょこちょこ自分の話に絡めるところに笑ってしまった。

    羽生さんは森内さんとの相性が悪いなど、羽生さんを取り巻く棋士の話も面白かった。

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    2013年08月25日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    20130815 名人同士しかわからない事。素人が聞くと自慢に取られるところをそうさせないところが作者の人格なのだろう。

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    2013年08月15日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    将棋界を描いた本は、どれも面白く読める。
    登場人物も、書いている人も、それぞれ「普通」の人達ではないからだと思う。
    中でも加藤一二三さんは相当有名な「変わった人」で、実際テレビで拝見するのが物凄く楽しみなのだが、意外と言っては失礼だが、本は「普通」だった。
    しかし、実力制名人の全てと指したことがあるって言うのは、やっぱりそれだけで凄いよ。

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    2013年07月24日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    「羽生さんは天才だけど、僕は大天才なんだよね!」みたいな流れには些か辟易するものの、加藤一二三という人を理解するのにはいいのかもしれない。

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    2013年07月24日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    ネタバレ

    チェック項目18箇所。羽生善治を改めて考えてみたい……一つめは、その圧倒的な強さの秘密はどこにあるのかを探ってみたかったことである、二つめは羽生善治とは何者なのか、ということを考えてみたかったことである、そして最後の理由は、羽生さんがいったい、どこに向かおうとしているのかということに、強い興味を覚えたことだ。本書は「羽生善治論」というタイトルであるが、あえて最高峰が誰であるかを書くことは差し控えた、大作曲家であるバッハ、ベートーヴェン、モーツァルトを比べるようなもので、見解は分かれるところである。羽生善治という棋士を通して、将棋への興味と理解を深めてもらえれば、とてもうれしく思う。将棋400年

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    2013年07月07日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    天才が天才を語る。

    羽生さんは天才だ
    ということは誰もが共感することだが、
    どこが?、と尋ねられたら
    多くの人は細かに答えることはできない。
    漠然とした「天才」の像が作り上げられているのだ。
    かくいう私もその一人。

    しかしメディアが語る「天才」像ではなく、
    同じ盤を挟んで対局している同志である
    加藤先生が、
    天才と呼ばれた加藤先生の目から見た「天才」が
    語られることで、
    雲の上の、神様のような「天才」が
    とても身近で親しみやすい「天才」に思える。


    長らく盤からは遠ざかってしまっているけれど、
    盤上で学んだこと、
    盤を通して考えたこと、は
    今の私の大部分を形成してくれている。
    将棋は将棋

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    2013年06月23日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    加藤一二三元名人が、羽生善治について書いた本のはずだが、加藤先生が良い意味でタイトルとは関係なく、自分の書きたい内容を好きなように書いている本のように思える。

    書くきっかけが、羽生の圧倒的な強さの秘密がどこにあるのか、羽生善治が何者なのか、羽生先生が一体どこへ向かおうとしているのかの3点であるとのこと。
    その割には、大山先生と升田先生の話や、順位戦の米長先生との上座の争いなどが印象に残った。

    羽生先生に関連する話は、森内先生との名人戦での対局数の差による調整不足の影響や、渡辺先生との竜王戦の▲6二金についての話が興味を持って読むことができた。

    もう少し図面があると、楽しく読むことができた

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    2013年05月04日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    「かつて私は神武以来の天才と呼ばれた」加藤一二三著による羽生善治論。天才とはなにか。全面に加藤先生の自分好きな感じが伝わってきて読んでいて微笑ましい。嫌味っぽい発言も多いが全く悪気は無いんだろうな。羽生にらみの挿絵が急に出てきて吹いた。三浦八段や森内名人は認めてないんだろう。流石に二手指しを指摘してくれないのに文句言うのは...ひふみんが語ってる姿が想像できた。

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    2013年10月12日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    破天荒な行動、言行で知られる棋士・加藤一二三氏の著書。

    さぞかし破天荒な内容の…と思いましたら非常にオーソドックスな作りの棋界回顧録という感じの本になっています。

    羽生名人が自分の著作で「直感で指す一手は良手が多いが悩んだ末に指す一手は悪手が多い」と書いていますがこの本にも同じような表現が出てきます。

    密室で一体一で行われる将棋。

    考えるための体力、過去の棋譜研究などに加え勝負を左右するのは自分の心。メンタル。

    羽生名人が7冠を達成した後、森内名人など同世代の棋士が伸び悩んだのは、

    「羽生を意識しすぎ、自分の棋風を見失ったから」。

    また、名人20年周期説も、「名人?強いかどうかよ

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    2013年04月14日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    将棋に関しては無知もいいところだったが、かなり面白かった。副タイトルに「奇人・変人・超人」とあるだけあって棋士の人柄に焦点が当てられており、著者の推察の鋭さも相まってノンストップで読んだ。著者加藤一二三の変人っぷりも面白く、読んでいて突っ込みたくなるところもたくさん。

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    2012年12月19日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    将棋の名人戦について加藤先生がエピソードを交えて語ってくれる一冊。実力制名人戦が始まってからの名人経験者全員と実際に対局したことがあるってのがすごいとしか言いようがないし、加藤先生の記憶力のよさというかエピソードの詳細さがたまらない。

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    2012年09月21日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    将棋を知らない人でも知ってる、「変人」加藤一二三。非常に大好きな棋士である。
    独特の語り口で、大山康晴から羽生善治はもちろん渡辺明まで語る本。エピソードが経験した人間にしか書けないもので、貴重。特に渡辺明が、著者の三十年前の妙手を記憶していて質問してくるシーンは、非常にいい。それに対する答えも著者らしくていい。
    とにかく五十年以上将棋に情熱をもやし続けて、引退に追い込まれもしていない強さを維持しているのは異常。
    升田、大山康晴、中原誠、谷川の本も読んでみたい。

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    2012年08月06日