加藤一二三のレビュー一覧

  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    さすがに現在73歳の老棋士の著作だけあって話が古い・・・^^;

    でも物言いがはっきりとしているし、将棋を愛する気持ちがひしひしと伝わって来て読んでいて心地良い。
    度々自画自賛をする描写があるのは誰よりも長く深く将棋の道を追求して来た自負があるからだろう。
    その求道心において、自分に勝るとも劣...続きを読む
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    羽生は秀才型の天才。
    正統にして王道。相手をよく研究する。
    森内名人に名人戦でいまいちなのは、森内の方が対局数が少なく、
    よく研究できるから。
    谷川への心配。会長就任で勝ち数が減るのではないか。
    羽生とのNHK杯戦。5二銀を挙げる人が多いが、4八玉がすごいと
    加藤は指摘。まさにその通りだと思う。
    ...続きを読む
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    将棋というのは天才業、なのだそうだ。そして羽生善治さんも天才に間違いない。そしてもちろん、羽生さんと対戦し、勝ったことがある著者も。羽生善治という名前を使いながら、将棋の、そして自らの凄さを描く本。というといやらしい感じがするけど、羽生さんの著作を読んでいると、ああなるほどあの辺ね、ということがたく...続きを読む
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    天才とは何か?という副題で棋士の加藤一二三氏が羽生善治氏を分析する。将棋ファンなら後半の記述とかより楽しめるんだろうか。
  • 羽生善治論 「天才」とは何か
    帯の羽生さんのコメント「私が知らない加藤先生がいた」が全てでしょう。でも、面白い語り口でした。
     「天才」という言葉を、「誰もが思いつかない”将棋の手”を指し示す能力」、それを敷衍して「一つの芸術(棋譜=楽譜、棋士=オーケストラ、名局=名曲が加藤九段の持論)を創作する能力」と考えるのであれば、嫌みな...続きを読む
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    テレビだとかなりの変人にみえるヒフミンも本だと案外普通というか常識人だった。知っているエピソードもけっこうあったけど、読みやすかった。
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    神武以来の天才と謳われる加藤一二三九段渾身の書き下ろし。
    中学生プロ棋士はこれまで4人しかいない。
    著者加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生さん、渡辺明竜王である。
    その筆頭格の加藤九段が棋界のスーパースターを語るのだから
    興味深いのである。
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    将棋の名人位は、徳川家康が大橋宗桂に俸禄を与えたのが始まりで、名人が誕生して400年になるのだそうです。世襲制であった名人制度が、実力制にかわったのが昭和10年のこと。以来、実力制名人の座についた棋士は12名いらっしゃるそうです。著者自身、第6代名人であったわけですが、すべての名人と対戦経験をもつの...続きを読む
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    加藤九段が見た、歴代名人の姿。本人を除く11人の名人すべてと対戦経験があるとは、加藤九段こそ将棋界の生き字引ではないか。
    それにしても、11人のうちでの升田幸三の存在感が圧倒的だ。さすが、名人に香車を引いた男。93ページの写真も大迫力。
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人
    加藤一二三元名人が歴代名人を語る。盤面解説が一切ない珍しい将棋本。有名な名人の解説のみで将棋初心者向け。