加藤一二三のレビュー一覧

  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    最近バラエティ番組でもおなじみのひふみんこと加藤一二三九段が、歴代の名人を分析した一冊。

    木村14世から羽生・森内・佐藤まで対戦したことのある棋士は彼しかいないということもあり、その分析は正鵠を射てるように感じた。

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    2017年10月29日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    「加藤は沈香も焚かず、屁もひらず」の表現は笑える。将棋の世界は厳しく辛辣でそして個性豊かな集合体。

    苦しい時や指し手が見えない時には相手の選択に「自由にしてください」と身を委ねる、すなわち状況を複雑にし相手の出方(他力)を利用して返し技をしかける…も凡ゆる指し手に自信がないと取れない戦法だ。実生活でもつかえるかな?!「状況を複雑にする」は!!

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    2013年10月29日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    さすがに現在73歳の老棋士の著作だけあって話が古い・・・^^;

    でも物言いがはっきりとしているし、将棋を愛する気持ちがひしひしと伝わって来て読んでいて心地良い。
    度々自画自賛をする描写があるのは誰よりも長く深く将棋の道を追求して来た自負があるからだろう。
    その求道心において、自分に勝るとも劣らない歴々の棋士(升田、大山、中原、谷川、羽生、渡辺ら・・・)に対する敬意も感じられて益々心地良さを感じた。

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    2013年08月18日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    ネタバレ

    羽生は秀才型の天才。
    正統にして王道。相手をよく研究する。
    森内名人に名人戦でいまいちなのは、森内の方が対局数が少なく、
    よく研究できるから。
    谷川への心配。会長就任で勝ち数が減るのではないか。
    羽生とのNHK杯戦。5二銀を挙げる人が多いが、4八玉がすごいと
    加藤は指摘。まさにその通りだと思う。
    羽生は冒険してくる。居合抜きのようにピュッと抜くという感じ。

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    2013年07月15日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    将棋というのは天才業、なのだそうだ。そして羽生善治さんも天才に間違いない。そしてもちろん、羽生さんと対戦し、勝ったことがある著者も。羽生善治という名前を使いながら、将棋の、そして自らの凄さを描く本。というといやらしい感じがするけど、羽生さんの著作を読んでいると、ああなるほどあの辺ね、ということがたくさん出てきて、その副読本としてもよい。やっぱり羽生善治の名前を使いながら、でも俺が! というところが、とても好感がもててよい。という点で、二重に面白い本だった。

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    2013年05月13日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    天才とは何か?という副題で棋士の加藤一二三氏が羽生善治氏を分析する。将棋ファンなら後半の記述とかより楽しめるんだろうか。

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    2013年04月27日
  • 羽生善治論 「天才」とは何か

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    帯の羽生さんのコメント「私が知らない加藤先生がいた」が全てでしょう。でも、面白い語り口でした。
     「天才」という言葉を、「誰もが思いつかない”将棋の手”を指し示す能力」、それを敷衍して「一つの芸術(棋譜=楽譜、棋士=オーケストラ、名局=名曲が加藤九段の持論)を創作する能力」と考えるのであれば、嫌みなく読めると思う。谷川会長に関するコメント以外は(笑)

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    2013年04月16日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    テレビだとかなりの変人にみえるヒフミンも本だと案外普通というか常識人だった。知っているエピソードもけっこうあったけど、読みやすかった。

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    2012年12月29日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    神武以来の天才と謳われる加藤一二三九段渾身の書き下ろし。
    中学生プロ棋士はこれまで4人しかいない。
    著者加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生さん、渡辺明竜王である。
    その筆頭格の加藤九段が棋界のスーパースターを語るのだから
    興味深いのである。

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    2012年10月27日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    将棋の名人位は、徳川家康が大橋宗桂に俸禄を与えたのが始まりで、名人が誕生して400年になるのだそうです。世襲制であった名人制度が、実力制にかわったのが昭和10年のこと。以来、実力制名人の座についた棋士は12名いらっしゃるそうです。著者自身、第6代名人であったわけですが、すべての名人と対戦経験をもつのは、おそらく著者ただひとりだそうです。本書はそんな著者の回想と、当時見聞きした将棋界の出来事を綴ったものです。タイトルに〝奇人・変人・超人〟とありますが、勝負師として生きる人たちの執念や気概が、そうでない一般世間の人々の目には、奇妙に映るのでしょうネ。自分は将棋を指しませんが、勝負師としての棋士の生

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    2012年08月15日
  • 将棋名人血風録 奇人・変人・超人

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    加藤一二三元名人が歴代名人を語る。盤面解説が一切ない珍しい将棋本。有名な名人の解説のみで将棋初心者向け。

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    2012年06月07日