沖守弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ無名だった頃からマザー・テレサの活動に密着取材を行って
いた日本人カメラマンによる著作である。
路上に捨てられた子供の施設、誰にも看取られずに死を迎えようと
する人には死を迎える為の家を、そしてらい病患者とその家族には
自立しての生活が出来る村を作り、インドの最も貧しい人たちの
救済活動に一生を捧げたマザー。
「愛の反対は憎しみではなく、無関心」。
誰にも必要とされていないと感じている人々に、底なしの愛情で
接するマザーとシスターたちの活動が文章と写真でつぶさに綴られ
ている。
ノーベル平和賞の授賞式には普段のサリーとサンダル姿で出席し、
晩さん会の費用は貧しい人々の為に使って欲しいと要望する。
法王から送られた高級車・ロールスロイスもマザーにかかっては
施設運営の資金の元だ。
この車を商品とした宝くじを売り出し、売り上げで新たな施設を
運営する。反面、報告書の作成に時間を撮られるのがもったいないと、
インド政府からの資金援助は一切受け取らなかった。
マザーを中心にその活動に従事するシスターたちには、本当の「無償の愛」
が溢れている。
生きながら「聖女」と呼ばれたマザー・テレサ。1997年9月5日永眠。
死後、異例の速さで列福される。
彼女が与え続けた愛は、無限で無償だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ家人に勧められ手にとることになった。
たいへんシンプルなドキュメンタリーであり、マザー・テレサのものすごくシンプルな生き方が描かれている。
マザー・テレサは1910年に旧ユーゴスラビアに生まれ、1979年ノーベル平和賞受賞、1997年に逝去、本著者は2018年に逝去されている。
「Poor is Beautiful」、抗いようのない貧困、苦痛と死、その状況の中でわずかでも光明を得るための、また、そのような状況に対峙するための心のコーピングを見出し、そして行動でも実践してみせた不屈の精神がすごい。
ノーベル賞など他人によって評価され。聖人に祭り上げられることで、尊い想いが色褪せてしまわないように。 -
Posted by ブクログ
愛の反対語は憎しみではなく無関心である。マザーテレサを取材した日本人カメラマンが書いた本。
マザーテレサがアイデアマンであったり、お茶目であったり、慈善事業家ではないっと自分で言ったり、人間の汚さを知ってたり、誰かに必要とされたいって心を知ってたり、そんな姿が予想外だった。
そんな彼女の言葉。
「人間にとってもっとも悲しむべきことは、病気でも貧乏でもない、自分はこの世の中に不必要な人間なのだと思い込むことだ。そして最大の悪は、そういう人たちにたいする愛が足りないことだ。」
そしてメモ。
Hungry is beautiful.Hungry gives you a dream.
Hungry lets you know love.
So,Stay hungry, stay foolish.