渡辺政隆のレビュー一覧

  • 種の起源(下)
    言わずと知れているが、未だ必ずしも正しく理解されていないところがある、ダーウィンの主著。

    本書は、ダーウィン自身が述べるように、その全体が大きな1つの論証となっている。
    すなわち、生物の起源を説明する理論として、自然淘汰説がいかに正しく、他方で創造説がいかに誤っているかを、膨大な論拠をもって論じて...続きを読む
  • 種の起源(上)
    上下巻、あわせて1ヶ月以上、毎日読み続けて遂に読み終えた。内容・分量ともにお手軽な本ではない。でも面白く読める。

    実験で証明できる訳ではない生物の起源。それを論証に論証を重ねて示していくという生物学のスタイルは、とても新鮮に思えた。今の世はちょっと実証主義に偏りすぎているように感じていたこともある...続きを読む
  • 種の起源(下)
    チャールズ・ダーウィン『種の起源』と
    川端康成の『山の音』を平行して読み上げました。
    『種の起源』は言わずと知れた近代生物学の礎となった大著、
    方や。あの山本健吉をして「戦後日本文学の最高峰」と言わしめた名品です。

    実を申し上げますと、『種の起源』は学生時代から何度か挑戦し、
    いつもその難解さに断...続きを読む
  • 種の起源(上)
    ようやく読み終わった。3週間もかかってしまった。

    種の起源は、以前から読みたいな~とは思いつつ、素通りしていた本。ようやく手に取り、時間はかかったけど、読破して、若干気持ちがいい。

    ダーウィンについては、「進化論を唱えた人」ぐらいのイメージしかなかった。そして、批判されまくっている(キリスト教だ...続きを読む
  • 種の起源(上)
    言わずと知れた古典の代表、ダーウィンの「種の起源」です。

    全ての生物は今の形、性質を与えられたという創造論を科学的に否定した最初の人がダーウィンです。

    生物は自然淘汰と呼ばれるメカニズムによって、今の「種」に分化、進化してきました。


    進化論は今や当たり前となっていますが、知っているだけで理解...続きを読む
  • 種の起源(上)
    言わずと知れた名著だが、一般読者向けとあって非常に読みやすい。

    生物学の小難しい話もあるが、実験に基づいた例証が魅力的で、まるでグローバルヒストリーの本を読んでいるようにワクワクした。
  • 種の起源(下)
    下巻では地理的条件などさらに議論の範囲が広がっている。
    あくまでエビデンスを身上とし、そのため不確定なところでは断定を避けている。
    そのためか、ページ数のわりに主張に精彩を欠くように感じてしまう。
    それは現代からみるとそうだ、というだけなのかもしれないが。
    なんにせよ冗長ではありつつ読みやすいので、...続きを読む
  • 種の起源(上)
    訳者の力によるところも大きいと思うが、その重厚な佇まいに反して読みやすく理解しやすい。
    現代では当然のものとして受容されている「進化論」。形質の獲得が自然淘汰・性淘汰に依るものだという主張は、これほどまでに丁寧になされていたのかと驚く。それほどまでにセンセーショナルな主張だったのだろう。
  • 種の起源(上)
    19世紀に書かれたとは思えないほど、動植物についてよく調査・研究され、論理的にまとめられている。正確な論述は、ダーウィンがいかに厳格な人間であったかを伺わせる。生物学の基礎をなす極めて重要な古典だと思う。
    「どの生物種でも、生き残れる以上の数の子供が生まれてくる。しかもその結果として、生存闘争が繰...続きを読む
  • 種の起源(下)
    上巻に続き、とても深い研究書である。150年前に書かれたとは思えないほど、進化論について緻密な研究に基づく詳細な記述がある。驚きの一冊。
    「自然は、個々の生物自身の利益になりそうなことならば、膨大な時間をかけてゆっくりとたゆむことなく生物の体のつくり全体に働きかける。そして、どれか一つの種に由来す...続きを読む
  • 種の起源(上)
    読むのに苦労した。言葉のレベルはそれほど難しくなく、一般書としては楽しめる。だが、しっかりと言葉の咀嚼をしないと理解できない。古典に触れられて良かった。
  • 種の起源(上)
    いつかは読まねばと思いつつ先延ばしにしていた本.科学者としてのダーウィンにあらためて敬服できる.ダーウィンの最後の著「ミミズと土」を以前読んだが,種の起源においても,「仮説・思考」「実際の動植物の観察」「他者の文献調査」が入り乱れた後,最終的な結論が筋道だってしめされている.

    一般向けの書として,...続きを読む
  • 種の起源(上)
    読み終わるまでに結構な時間が掛かってしまったけれど、買ってみて良かったと思える。ダーウィンがいかに偉大であるかが理解できる。

    メンデルによる遺伝の法則の発表より前の著作。自然淘汰説は10年以上温め続けていた持論…遺伝の法則よりもずっと前からこの説を胸の内に秘めていたということ。
    進化論の礎を築き、...続きを読む
  • 種の起源(下)
    下巻もやっとこさ読み終わった。上巻に引き続きダーウィンの偉大さに感嘆する内容だった。くどいと感じるほどに自説や対立仮説に疑問を投げかけ検証しているため、若干の読みづらさはあるけれども。

    実際に読んでみるまでは、種の起源は自然淘汰説により人の起源が猿人類であることを唱える本であると思い込んでいた。
    ...続きを読む
  • 種の起源(下)
    「成長」して「繁殖」すること、繁殖とさして違わない意味での「遺伝」、生物を取り巻く条件の間接的および直接的な作用と用不用による「変異性」、「生存闘争」を引き起こし、その結果として「自然淘汰」を作用させ、「形質の分岐」と改良面で劣る種類の「絶滅」を強いる高い「増加率」。自然の闘争から、飢餓と死から、わ...続きを読む
  • 種の起源(下)
    個々の種は一つの地域だけで生み出され、その後そこから過去と現在の条件のもとでその移動能力と生存能力の及ぶ限り遠くまで移動した。

    かつては連続的だった多くの種の分布が地理的な変化や気候の変化によって分断されるという出来事が地質時代に間違いなく起こっている。

    創造の中心は一つか複数か

    決して交雑を...続きを読む
  • 種の起源(下)
    上巻、下巻を通じて、ダーウィンの観察眼の鋭さと、用意周到な論理にただただ感心させられた。とにかく事実をしっかりととらえて、緻密に自説を論じていく。これが、数百年たった現代でも、生物学の必読書として読み続けられている理由なのだろう。また、分からないことは分からないという潔さのに、ダーウィンの偉大さをよ...続きを読む
  • 種の起源(上)
    正直、読みにくかった。
    ただ、これが進化学の先駆けであり、150年も前に書かれたものなのかと考えたとき、なんとも感慨深い気分にさせられた。
    理解できたかどうかは別として―。
  • 種の起源(上)
    渡辺政隆氏の訳、構成がよいのか、あれ、種の起源ってこんなに読み易かったっけ?
    と思うほど、他社より読み易い。
    おかげで初めて通読できました。
    これが150年も前に書かれたものなんだから驚愕。
  • 種の起源(上)
    自分の守備範囲とあまりに違いすぎて理解できない、というより頭に入ってこないというのが正直なとこでした。

    ああ、そうだ、俺は「生物」嫌いで「化学」選んだんだったよ。。。

    そもそもなんで読もうと思ったのかというと、最近読んだビジネス書に立て続けに名前が出てきたからです。

    ダーウィンの功績は、それま...続きを読む