宮子あずさのレビュー一覧

  • 看護婦が見つめた人間が病むということ

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    短い章仕立てなんですが
    どの話もとても濃い内容です
    体も心も どちらかだけが病むのではなく
    どちらも影響しあっている
    それこそ オーダーメイドの「病」
    その「病」を治すには
    やはりオーダーメイドのやり方でないといけないのですね

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    2018年10月06日
  • 看護婦が見つめた人間が病むということ

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    誤解を招く表現だと十分わかっていますが、この本を読んで、病を得るということは「軽い死」。

    本当に死んでしまったら、もちろん動かなくなるし、何の反応もできなくなる。その手前まで生きたまま行く、ということではないか。

    だから自分の醜さも隠せない。家族や周囲が自分をどう考えているかもあらわになる。

    この本で取り上げられている事例はそれぞれ考えさせられるものばかり。

    病を得た時、自分はどんな受け入れ方ができるか。

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    2018年07月14日
  • 両親の送り方

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    すごくすごくいい本

    第3章やるだけのことはやった満足感
    p136
    p137 親の死は親の死へのおびえからの解放。

    p137 もう親に頼れないという事実とともに、ここからが本当の自分の人生なのだ。そんな気持ちがわいてきたのです。

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    2017年02月23日
  • 看護婦が見つめた人間が死ぬということ

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    4062632209 239p 2006・1・27 20刷
    ◎不老不死で無い限り必ず訪れる「死」。著者の視点は鋭く、「死」を取り巻く出来事に共感?ためらい、憤り、儚さ・・・いろんな感情を起こしてしまう。

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    2012年08月11日
  • 看護婦が見つめた人間が病むということ

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    9784062762298  230p 2008・12・12 1刷
    〇現場で働く看護士の経験から書かれたいろんな人間の「病む」。
    医療側、患者側、家族側のどの視点から読んでも非常に深く考えてしまう。漫画の「ブラックジャック」や「ブラックジャックによろしく」を読んだ後も似たような感じがする。

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    2011年11月14日
  • 看護婦が見つめた人間が病むということ

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    ベテランの看護師が人間の真の姿を見つめたエッセイ集。『看護婦が見つめた人間が死ぬということ』の続編です。病を持った人間が自分と向き合うこと、そして看護師の仕事はいかに過酷なのかという事がわかりました。

    まだ僕は幸いにして、自分の人生の中で大病を患って、病院にて彼ら彼女らのお世話になったことはまだないんですが、まぁ、いつかその日が来るのだろうなとそんなとりとめのないことを考えながらこの本を読んでいました。この中には病気になった人間が向き合う苦悩や、それを支える、もしくはまったく患者と向き合うことを放棄してしまった家族のことや、人間がもともと持っていた暴力性などが噴出する様子が。非常に生々しかっ

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    2011年07月22日
  • 看護師という生き方

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    看護師を目指している高校生です。
    宮子さんが実際に経験したことをいくつかの事例としてまとめてあり、看護師として働くことはどういう事なのかが分かりやすく書かれています。
    実際はもっと大変な仕事だとは思いますが、「絶対看護師になってやる。」という思いを強めてくれました。

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    2023年08月01日
  • 看護婦が見つめた人間が死ぬということ

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    内科病棟で働く看護師であった著者が経験した様々な死。。避けられないとわかっていながら語ることを避けがちな話題。「死というのは誰もが行くところへ先に行くこと」この言葉が年を追うごとに身近にかんじる。

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    2019年08月21日
  • 看護婦が見つめた人間が死ぬということ

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    死についての哲学本と思いながら読んでました。悲しい気持ちになりますが、死を考えさせてくれる本でした。患者に関わる仕事は大変だなと改めて思いました。

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    2019年07月12日
  • 看護婦が見つめた人間が病むということ

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    精神科、看護士の大変さの一部を知れる本。
    実体験のエピソードを基に作者が感じたことが記載されており、その考え方が深く、なるほどなぁと思えるところが多かった。
    短編になってるので読みやすい。

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    2018年08月19日
  • 看護婦が見つめた人間が死ぬということ

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    【本の内容】
    死を考えることは、生きることを学ぶこと。

    ひとつとして同じではない人の死。

    それを看取ることで学べた生きることの意味、愛することの尊さ──。

    それは死にゆく人々から、生きる人たちへの贈りもの。

    内科病棟で働く看護婦が出会った様々な死。

    その死を通して、私たちに生きることの意味を問いかける問題作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    人は誰だって死ぬ。

    そうとわかってはいても、いざ自分が死ぬとなるとどうか。

    ちゃんと向き合えるだろうか?

    刊行当時30歳、内科病棟で働く経験7年目の看護婦だった著者は、何人もの患者の死を見つめてきた。

    親のみとりのために家族の関係がこ

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    2014年09月21日
  • 看護師という生き方

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    転職するにあたって、初心を思い出したいと思って手にした。
    結果、初心を思い出すこともできた。さらに、看護師としてやっていく中で感じたことを同じように感じている人がいたということがわかり、安心もした。
    患者さんや家族に対して、いろんな感情をもっている看護師。だけど、やはりなんとかしたいと思って働いている。それでいいんだな、と思った。
    私もいつか、宮子さんのように看護師っていいよ!と言えるようになってみたいなぁ。そんなことを思いつつ、看護師として頑張っていこうと思う。

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    2014年08月28日
  • 看護師という生き方

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    2014.2
    看護師としての永年のキャリアの中での具体的な事例が多く書かれてあり、非常に読み易かった。作者も新人の頃は仕事が遅くて悩んだり、ミスをしたりしたという事を知り、みんな苦労して今があるということを知った。

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    2014年03月10日
  • 看護婦が見つめた人間が病むということ

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    現場の看護師目線から、精神疾患をはじめとする病を抱える患者を見つめるシリーズ。
    患者たちから自らを見つめる姿勢には心を打たれる。自分の力ではどうにもできないことに対して、ぼくらはどう対応すれば良いのだろう。今後のことに関して、大いに考えさせられる一冊になりました。

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    2014年03月01日
  • 看護師という生き方

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    看護師歴26年の著者が、これから看護師をめざす人におくる1冊。
    やっぱり、特別な職業なのだと思う。「看護師っぽい人生を必ず身につける」ことになるのだそうだ。

    医療現場にも経済原則の導入が叫ばれるが、看護の場面ではそうはならない。医療費によって、治療方法や使用する薬は変わるけれど、看護は変わらない。
    勘違いしているのは患者の方で、隣のベッドに蘇生の必要がある患者がいても、自分の足を揉むことを優先するよう主張する。この傾向は個室を利用する人に多いらしい。個室料金で看護の優先権もあると思うのですね。
    飛行機ならビジネスクラスから搭乗案内があるけど、病院では違うということに思いが及ばないわけだ。

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    2013年12月20日
  • 看護師という生き方

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    私は看護師とは程遠い職業ですが、共感できる点がいくつかありました。全ての職業に通じます。

    ・看護師がつらいのは夜勤や下の世話ではなく、人間の聞きたくない本音を聞いてしまうこと
    ・看護師自身にも心に闇はある。
    ・あゝ顔が覚えていられるようなお世話がしたかったなあ
    ・失敗も話すと笑い話になる。
    ・現代は損をさせられることに極めて敏感
    ・陰謀論が好まれるのは知的負荷が低いから
    ・病気は罰ゲームじゃない
    ・死に方という一点で、その人の人生まで評価しないであげて
    ・あくまで自分は分かられる人、あなたはわかろうとするひと、はおかしい

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    2013年12月13日
  • 看護婦が見つめた人間が死ぬということ

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    現役の看護師がその臨床体験から見た「人間が死ぬ」というのは一体どういうことであるかを実に生々しく記されております。病院というところは人間の四苦―生・老・病、そして死が交錯するところなんだと思いました。

    僕の妹が今年の春からとある病院で看護師として働いてるんでそれが縁なのかどうかはわかりませんが、偶然書棚にあったこの本を手にとって読んでいました。『生きる』・『病む』・『老いる』そして、『死ぬ』これは仏教における人間の『四苦』に当たるのですが、僕が以前とある友人に
    「病院って言うのは仏教で言う『四苦』がモロに出てくるところだねぇ」
    というと、彼もまた
    「そうだねぇ」
    と妙に納得していたことをこの

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    2011年07月17日
  • ナースコール

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    現役看護師さんのエッセイ。この人の本はほかにも読んでます。看護師さんのお仕事とともに、彼ら、彼女らの抱える問題なども見えてきて、非常に興味深いです。
    ただこの本自体は1997年に出た単行本の文庫化なので、ご本人の現在の状況は、当時お考えになっていたものとはかなり変わっているご様子。その後の10年でどういうふうに変わられたのか、引き続き読みたいです。

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    2010年12月30日
  • 看護婦が見つめた人間が死ぬということ

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    看護学校で、ターミナルについて考えてみる授業で手に取った本です。

    人間がなくなるって、なんて重いことなんだろう
    なんて悲しいことなんだろう
    なんで生きてるものはみんななくなってしまうの?

    なんて、当たり前のことを何度も何度も反芻してしまいました。

    死はだれにでも平等に訪れるもの
    ならば生きている時間を精一杯過ごそう
    なんてことはわかっているんだけど
    そう簡単にいかないのも

    すべてが一筋縄にいかないのが
    きっと、生きるってことなのかなあ

    私はどうやって生を終えたいのかな
    なんてことも考えるきっかけになりました。


    これから、ずっとずっと考え続けて生きていくんだと思います。

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    2010年10月14日
  • 看護婦が見つめた人間が死ぬということ

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    今まで有名著名人の死の瞬間や生き様の本を多く読んできましたが、やはりこの本がいちばんインパクトがありました。
    それは多分最後の最期を看取って体感した看護婦(いまは、看護士か・・・)の方が書かれた本だからだと思います。

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    2009年10月04日