宮子あずさのレビュー一覧
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短い章仕立てなんですが
どの話もとても濃い内容です
体も心も どちらかだけが病むのではなく
どちらも影響しあっている
それこそ オーダーメイドの「病」
その「病」を治すには
やはりオーダーメイドのやり方でないといけないのですねPosted by ブクログ -
誤解を招く表現だと十分わかっていますが、この本を読んで、病を得るということは「軽い死」。
本当に死んでしまったら、もちろん動かなくなるし、何の反応もできなくなる。その手前まで生きたまま行く、ということではないか。
だから自分の醜さも隠せない。家族や周囲が自分をどう考えているかもあらわになる。
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4062632209 239p 2006・1・27 20刷
◎不老不死で無い限り必ず訪れる「死」。著者の視点は鋭く、「死」を取り巻く出来事に共感?ためらい、憤り、儚さ・・・いろんな感情を起こしてしまう。Posted by ブクログ -
9784062762298 230p 2008・12・12 1刷
〇現場で働く看護士の経験から書かれたいろんな人間の「病む」。
医療側、患者側、家族側のどの視点から読んでも非常に深く考えてしまう。漫画の「ブラックジャック」や「ブラックジャックによろしく」を読んだ後も似たような感じがする。Posted by ブクログ -
ベテランの看護師が人間の真の姿を見つめたエッセイ集。『看護婦が見つめた人間が死ぬということ』の続編です。病を持った人間が自分と向き合うこと、そして看護師の仕事はいかに過酷なのかという事がわかりました。
まだ僕は幸いにして、自分の人生の中で大病を患って、病院にて彼ら彼女らのお世話になったことはまだな...続きを読むPosted by ブクログ -
人は必ず死ぬのだと改めて考える機会となった。
どのように亡くなるかは、誰にもわからないし、伝えたい気持ちはその都度伝えておくべきと感じた。(実際難しいのだけど)
どんなつらい状況においても、ふっとした瞬間に笑顔がみられたりすると、接する側も嬉しくなるものだ。~家族を安らぎへ導いた母の死~は心にスすー...続きを読むPosted by ブクログ -
内科病棟で働く看護師であった著者が経験した様々な死。。避けられないとわかっていながら語ることを避けがちな話題。「死というのは誰もが行くところへ先に行くこと」この言葉が年を追うごとに身近にかんじる。Posted by ブクログ
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死についての哲学本と思いながら読んでました。悲しい気持ちになりますが、死を考えさせてくれる本でした。患者に関わる仕事は大変だなと改めて思いました。Posted by ブクログ
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精神科、看護士の大変さの一部を知れる本。
実体験のエピソードを基に作者が感じたことが記載されており、その考え方が深く、なるほどなぁと思えるところが多かった。
短編になってるので読みやすい。Posted by ブクログ -
【本の内容】
死を考えることは、生きることを学ぶこと。
ひとつとして同じではない人の死。
それを看取ることで学べた生きることの意味、愛することの尊さ──。
それは死にゆく人々から、生きる人たちへの贈りもの。
内科病棟で働く看護婦が出会った様々な死。
その死を通して、私たちに生きることの意味...続きを読むPosted by ブクログ -
現場の看護師目線から、精神疾患をはじめとする病を抱える患者を見つめるシリーズ。
患者たちから自らを見つめる姿勢には心を打たれる。自分の力ではどうにもできないことに対して、ぼくらはどう対応すれば良いのだろう。今後のことに関して、大いに考えさせられる一冊になりました。Posted by ブクログ -
現役の看護師がその臨床体験から見た「人間が死ぬ」というのは一体どういうことであるかを実に生々しく記されております。病院というところは人間の四苦―生・老・病、そして死が交錯するところなんだと思いました。
僕の妹が今年の春からとある病院で看護師として働いてるんでそれが縁なのかどうかはわかりませんが、偶...続きを読むPosted by ブクログ -
看護学校で、ターミナルについて考えてみる授業で手に取った本です。
人間がなくなるって、なんて重いことなんだろう
なんて悲しいことなんだろう
なんで生きてるものはみんななくなってしまうの?
なんて、当たり前のことを何度も何度も反芻してしまいました。
死はだれにでも平等に訪れるもの
ならば生きてい...続きを読むPosted by ブクログ