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Posted by ブクログ
ベテランの看護師が人間の真の姿を見つめたエッセイ集。『看護婦が見つめた人間が死ぬということ』の続編です。病を持った人間が自分と向き合うこと、そして看護師の仕事はいかに過酷なのかという事がわかりました。
まだ僕は幸いにして、自分の人生の中で大病を患って、病院にて彼ら彼女らのお世話になったことはまだないんですが、まぁ、いつかその日が来るのだろうなとそんなとりとめのないことを考えながらこの本を読んでいました。この中には病気になった人間が向き合う苦悩や、それを支える、もしくはまったく患者と向き合うことを放棄してしまった家族のことや、人間がもともと持っていた暴力性などが噴出する様子が。非常に生々しかったです。
今はわかりませんが、この本に書かれていた彼女の勤務部署は精神科だったので、病と向き合ったり、自ら死を選んでしまった患者のことが書かれていて、ページをめくる手が何度かそこで止まってしまいました。確かこれは精神科のでのことではありませんが、特に印象に覚えているのは、「男の沽券」を守るために看護師たちを怒鳴り、殴りながら、排泄が自分では思うように出来なくて、糞尿まみれになっている男の話でした。
彼は立って小便するといって看護師たちの言うことを聞かず。最後まであがき続けてはてに他の病院に移っていきましたが。読んでいてなんともいえないものを感じました。日々現場で働いている看護師の皆さんはこういうことと日々向き合っているんですよね。本当に頭が下がります。
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