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Posted by ブクログ
【本の内容】
死を考えることは、生きることを学ぶこと。
ひとつとして同じではない人の死。
それを看取ることで学べた生きることの意味、愛することの尊さ──。
それは死にゆく人々から、生きる人たちへの贈りもの。
内科病棟で働く看護婦が出会った様々な死。
その死を通して、私たちに生きることの意味を問いかける問題作。
[ 目次 ]
[ POP ]
人は誰だって死ぬ。
そうとわかってはいても、いざ自分が死ぬとなるとどうか。
ちゃんと向き合えるだろうか?
刊行当時30歳、内科病棟で働く経験7年目の看護婦だった著者は、何人もの患者の死を見つめてきた。
親のみとりのために家族の関係がこじれてしまったり、苦しい闘病のさなかにも日常のささやかな喜びを見いだしたり――。
一つとして同じものはない人の最期を、20の章につづる。
それは生きることについて考えることでもある。
いい生き方をしておけば、いい死に方ができるのか。
著者はそうではないという。病の苦痛は、時に人格さえも変えてしまう。
明るかった患者が看護婦に心を開かなくなるのを目の当たりにして、著者は無力感にさいなまれもする。
〈死に方を見てその人の生き方までを判断することは、死というものを甘く見ている気さえします〉
まっすぐに、謙虚に死を見つめるそのまなざしは、冷静だがやさしい。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
現役の看護師がその臨床体験から見た「人間が死ぬ」というのは一体どういうことであるかを実に生々しく記されております。病院というところは人間の四苦―生・老・病、そして死が交錯するところなんだと思いました。
僕の妹が今年の春からとある病院で看護師として働いてるんでそれが縁なのかどうかはわかりませんが、偶然書棚にあったこの本を手にとって読んでいました。『生きる』・『病む』・『老いる』そして、『死ぬ』これは仏教における人間の『四苦』に当たるのですが、僕が以前とある友人に
「病院って言うのは仏教で言う『四苦』がモロに出てくるところだねぇ」
というと、彼もまた
「そうだねぇ」
と妙に納得していたことをこの記事を書いていて思い出しました。
ここに記されているコトはすさまじく、『死』が差し迫った人間とはここまで人間の持つ「本性」がむき出しになるのだと、読んでいて空恐ろしささえ覚えました。特に、マンションや貸しビルなども持っている資産家の息子と娘が、その遺産をめぐって血みどろの争いを繰り広げるところが印象に残っています。僕は今のところ、病院へ長期入院という形ではお世話になっていないのですが、
いつかお世話になるときが来るだけに、その心構えとして読んでおいてよかった、と思えます。
Posted by ブクログ
看護学校で、ターミナルについて考えてみる授業で手に取った本です。
人間がなくなるって、なんて重いことなんだろう
なんて悲しいことなんだろう
なんで生きてるものはみんななくなってしまうの?
なんて、当たり前のことを何度も何度も反芻してしまいました。
死はだれにでも平等に訪れるもの
ならば生きている時間を精一杯過ごそう
なんてことはわかっているんだけど
そう簡単にいかないのも
すべてが一筋縄にいかないのが
きっと、生きるってことなのかなあ
私はどうやって生を終えたいのかな
なんてことも考えるきっかけになりました。
これから、ずっとずっと考え続けて生きていくんだと思います。
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