宮子あずさのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
全20章.
さまざまな臨終、臨終へいたる症例が示されている.職業人として「死」を見つめる.
臨終に立ち会う職業.
その職業柄、残された家族にむきあう姿勢、対応が暴騰に述べられている.「さぞ事務的に仕事をしているように見えていることであろうかとおもいつつも、それ以上のことはできないのです」(2p).
多くの症例をみつめていると.
職業柄、「のぞましい死に方」、「かかりたくはない病気」ということがあるらしい.前者は「ピンピンコロチ」で、後者は「肺がんと膵臓がん」とのこと.
多くの症例から見えてきたこと.
うまく死ぬことは心がけていても<ダメ>で、激しい疼痛は人格をも変えてしま -
Posted by ブクログ
2013年9月10日発刊。
看護師歴26年の著者が、これから看護師になりたいと思う人のために書いた書。
冒頭から中盤にかけて、看護師におけるアルアルが滑稽に描かれている。
臨床を笑いで表現するのもいいけども、すこし不謹慎に感じる部分もあった。
けども、終盤を読むと、その著者の様々な経験が人生論にまで落とし込んであり、納得いく内容となっている。
ご自身の失敗談や看護師として生きてきたことから見える世界や感性が、素直に語られている。
決して上から目線ではなく、達観した態度ではなく、一人の人間としての思いに、深くうなづける部分もあった。
看護師を目指す人のみならず、看護師を目指さない一般の方や