宮子あずさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全20章.
さまざまな臨終、臨終へいたる症例が示されている.職業人として「死」を見つめる.
臨終に立ち会う職業.
その職業柄、残された家族にむきあう姿勢、対応が暴騰に述べられている.「さぞ事務的に仕事をしているように見えていることであろうかとおもいつつも、それ以上のことはできないのです」(2p).
多くの症例をみつめていると.
職業柄、「のぞましい死に方」、「かかりたくはない病気」ということがあるらしい.前者は「ピンピンコロチ」で、後者は「肺がんと膵臓がん」とのこと.
多くの症例から見えてきたこと.
うまく死ぬことは心がけていても<ダメ>で、激しい疼痛は人格をも変えてしまうということらしい.
本書は著者30歳時点での著作.
全20章を通じて、見えてくるものはなにか.それぞれの症例でとりあげられているケースは、人間模様のいかなる局面を示すものなのか.
比較文化.
臨終にのぞむ患者の「個」のほかに、患者をとりまく「家族」の対応が記載されている.かつて、家族に看取られる、子が親を見送る.他人よりも血縁が見送る.
そこに、微妙な変化が生じていること.それが行間ににじみ出ている.
<勘当された兄弟の亡骸を、兄弟がひきとりにこないため、無縁仏であつかわれる>.
無縁仏
以前にもあった.ただ、それは<行旅死亡人>など路上の死者で、診療所の病床から発する者ではなかった、と記憶する・
単独生活
現在、単身居住が増えている.緊急に病院にはこばれたとき、その私財・私物の保護などに看護職はどう向き合っているのか.
そうした点も、気になるところであった. -
Posted by ブクログ
2013年9月10日発刊。
看護師歴26年の著者が、これから看護師になりたいと思う人のために書いた書。
冒頭から中盤にかけて、看護師におけるアルアルが滑稽に描かれている。
臨床を笑いで表現するのもいいけども、すこし不謹慎に感じる部分もあった。
けども、終盤を読むと、その著者の様々な経験が人生論にまで落とし込んであり、納得いく内容となっている。
ご自身の失敗談や看護師として生きてきたことから見える世界や感性が、素直に語られている。
決して上から目線ではなく、達観した態度ではなく、一人の人間としての思いに、深くうなづける部分もあった。
看護師を目指す人のみならず、看護師を目指さない一般の方や、既に医療に携わっている方にも面白く読める本だと思う。
巻末には、付録として「看護師になるまでのケーススタディ」が掲載されている。看護師になるための道順が記されているのだけども、けっこう複雑なのね。いろんな経路があることを初めて知った。
滑稽話に、やや誤解を生みやすいかもしれないと思いつつも、気楽に看護師という世界に触れるにはよい本なのかもしれない。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
不況下でも、安定して勤め続けられる資格職として人気の看護職。その仕事は働く人の人間性に強く働きかけ、特有の人生を歩むことになる。長く勤めるほど味わいが増すこの仕事の奥深い魅力に、看護師歴二六年の現役ナースが迫る。
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【目次】
第1章 看護師っぽい人
・裏紙の魔力
・必死は滑稽
・やさしくあるための闘い
第2章 私が看護師っぽくなるまで
・稼ぐ女になりたい。その一心で看護師を目指しました
・できない分やさしく、と思い詰めた新人時代
・三年目以降は、イケイケとイライラの時期で
・五年目あたりでとらわれた、徒労感と無力感
・精神科で働き、「できること」より「わかること」、そして「考えること」が大事と気づく
第3章 看護師は、生き抜く力が身につく仕事
・寛容さが大事と、身に染みる仕事
・やけにならずに「しょうがない」と思えるようになる仕事
・わかることも、わからないことも大事にしよう!
あとがき
付録:看護師になるまでのケーススタディ
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